科学・テクノロジー

December 28, 2012

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講談社 (2012/10/11)発行。

タイトルの通り、
山中伸弥先生が、
自分の人生と、これまでの軌跡について、
淡々と語って行きます。

とてもユーモアのある方で、
たまに出る、さりげないジョークや笑いのセンスが冴えます。


自分は今まで、iPS細胞が一体何なのか、
どういう用途があるのか、
全く知りませんでしたが、
この本を読んで、障りだけ分かることが出来ました。

(うちの会社は化学や薬学の専門なので、
周りの人に、「なんの本読んでるの?」と聞かれて見せると、
「ああ、iPS細胞はね・・・」のように始まって、
その辺にいる人たちが語りだします。
ああいう光景はすごいですね。
俺なんか、正直言って、
自分の会社に入るまで、
そういう、サイエンスの世界のことは
ほとんど興味がなかったので、
こういうニュースも、敢えて自分から調べて、
それが何なのかを調べようとはしなかったけれど、
やっぱりその分野の人たちにとっては、
興味があって当たり前のことなので、
みんな普通に詳しいです。

俺が、好きなアーティストや映画のことを、
とことん調べ尽くすのと同じなんだろうね。)

*****

ということで、全然本のレビューになっていませんが、
私のように、
「そもそもiPS細胞ってなんですか」
という人間が読むのにはおすすめの本です。


2012/12/29 0:46






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October 19, 2011

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池上彰さんの本というのと、
タイトル通り、その内容が気になっていたので、
図書館で借りて読みました。

全部で3章ありますが、
タイトルの問いに対しては、
3章目の中、しかも、ほんのちょっとの部分しか触れていません。

つまり、この本は、
「時間」というものに関して、
一川誠さんという人が研究している、
認知科学というものを元に、
池上さんと、簡単な対談をしました、
という程度の内容、ということです。

1章目では、いきなり、
「人間が見ているものと、
実際に見えているものには、違いがある」ということを、
様々な研究データを元に解き明かして行きます。
僕は、基本的に本を読む時には、
目次をさらっと読んで、好きなところから読んで行くタイプなので、
この本に関しては、3章目から読んだので、
それほどストレスは感じませんでしたが、
しかし、1章目から丁寧に読んだ人に関しては、
「で、タイトルの問いにはいつ答えてくれるの?」という感じかもしれません。
(まあ、その代わり、各章の終わりに、
その章で話したことのマトメが丁寧に載せられているので、
それを先に読んでしまえば良いと思いますが。)


*******

肝心なタイトルの問いへの答えは、

子供の頃、時間がゆっくりと流れている様に感じたのは、

・代謝の活動が活発だったため
(代謝が活発な程、実際の時間が1分でも、それを1分よりも長く感じる。代謝が悪い人は、その逆。)
・1年の間に特別なイベントが多かったため
(様々なイベントがあると、それだけ未来を楽しみにしたり、又は刺激が増えるので、それだけ充実感が増える。)
・広い空間ほど、時間はゆっくりと流れるため
(子供の頃は、体が小さいので、大人の頃よりも空間が広く感じる。)


ということらしいです。


*****

他にも、日本人は農耕民族であったので、
日本の「時間」というものには、四季の流れが大きく関与していることとか、
国に寄る自殺率の高さは、なぜ違うか、とか、
地球の自転の速度と、時間の流れの関係性、とか、
色々なテーマが繰り広げられます。

この本が、サイエンティストによるただの科学データのお披露目に終わらず、
読者が一般的に興味を持つ内容を踏まえたり、
または、一つの狭い実験データ等のテーマだけで終わらず、
国のことや、宗教の事など、様々なトピックが練り込められ、
一応読める内容になっているのは、
偏に、池上さんがその様に対談をまとめた、という功績が大きいでしょう。


*******


池上さんの本が好きな人は、
彼が直接書いた本を買いましょう。

2011/10/19 13:04



shunsukesekine at 13:11コメント(0)トラックバック(0) 

May 24, 2010

 
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「脳の中にいる天才」

今読んでいる本。

その第一章に、
アランスナイダーという研究者の
論文(実際はその場で発表したもの)
が載っている。

そこに、「マインドセット」の話があった。

人は、それまでの自分の経験から、
マインドセット(思い込み)を作り、
たとえば、Aというものを見ても、
それを、自分のマインドセットを間に入れて、
Bというものを見る、と。

幼児のみが、ものごとをありのままに見る、と。

この内容は、前回のブログにも書いたけど、
苫米地さんが書いていた、「変性意識」のことと同じだな、
と思った。


ここでは、
マインドセット(人が、経験により持つ知識の塊)
を持つことによって、人は、
その一部を見て、ものごとの全体像を観る、と。

これは、去年の7月にうちに和人が泊まりに来た際に聞いた、
「点から全体像を見る」ことと同じだな、と思った。

(そのときのブログはこちらを参照:
http://blog.livedoor.jp/shunsukesekine/archives/51349707.html)


スナイダーさんは、
人が常に創造的であるためには、
逆に、このマインドセットが、創造性を邪魔する、
と書いてあった。

つまり、人は経験を積めば積むほど、
一つの点から、ものごとの全体像を見る、
つまり、熟練者になって行くけれども、
同時に、そのものの一点を、
見たまんまに、ありのままに
「観る」ことは、経験によりしなくなってくる、と。


自閉症の人は、
逆に、このマインドセットを持たないため、
だからこそ、一つのことに、天才的な成果を
発揮するらしい。

(例えば、映画「レインマン」で、
ダスティンホフマンが、床に落ちたマッチ棒を
一瞬観ただけで、何本落ちているか
分かってしまうことなど。
普通なら、床に落ちたマッチ棒を含め、
その床の景色全体を人は認識するが、
自閉症の人は、そのマッチ棒のみを
ガッと見て、その情報だけを
処理する、ということだと思う。)


例えば、新しい会社に入社して、
初めてオフィスに足を踏み入れた瞬間というのは、
色々なものが初めてだから、新鮮に見えるし、
同時に、変なところに気づくものだけど、
それが段々と日を追うごとに、気づかなくなるのは、
そのオフィスという空間の中で、
点を見ているところから、
段々と、全体像を観る様になるからなのかな、と。

または、仕事において、最初は、その仕事が
全体像で何を示すのかが分からず、
しかしそれは同時に、その一点だけを見るから、
その仕事が果たして正しいものか、
それとも、ただ単にその会社の慣習として
長年やっているだけで、本当はそれを変えたり、
なくしてもいいものなのかもしれなくても、

それが時を追うごとに、
その「習慣」に慣れ、
最初はピンポイントで見ていたその仕事も、
段々と全体像を見る様になり、
全体を意識しての動きはできる様になれども、
逆に、その仕事単体を、本当に意味があるのか、
他に改善できないかどうかを、
客観的に見ることが難しくなってくる、ということにつながるのかな?
と思った。


ま、それはちょっとずれるサブジェクトかもしれないけど、
とにかく、人が常に創造的であるには、
今の慣習に慣れず、常に現在持っている自分の「常識」を
ぶっ壊す力と、突拍子のなさ、
現状になれ、自分を客観視できなくなるのではなく、
常に、自分や自分の周りの物事を、
客観的に、ありのままに見つめられる人なのかな、と。



そんなことを今書きながら思った。


******

でもさ、いつも思うけど、
こうして、全然違うジャンルの本を読んでいても、
つい先日に読んでいたことと同じことを、
別の本では、別の分野の人が、
別の言葉で言っていたり、
そんな繋がりを、よく見つけるよね。


結局は、この世の中のものごとは一つだし、
思考はいわゆるエネルギー、イコール分子だから、
自分がある本を読んで思ったことがあって、
それを考えていると、
その分子=エネルギーが、
他の同じ考えのものを
おびき寄せるんだろうね。


だから、思考は現実化するし、
思ったことの通りが、起きる訳ですよ、この世の中は。


もう寝よう。


2010/5/24 2:36am








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