Norah Jones

May 06, 2012

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さあ、ノラさんの5th studio albumです。
先月4月25日に発売されました。


非常にくらーい内容です。

前作の"The Fall" (2009)の時には、
別の恋人と別れた後で、その失恋の様子を作品に表したらしいけれど、
今回も、またその後別の恋人と付き合い、
そして別れた後にスタジオに入ったので、
こんな作品になったそうです。



正直言って、ファーストシングルカットの
"Happy Pills" を聴いて気に入っていたので、
こんな感じの、明るい曲が連なっていると勝手に想像していました。



なので、聴いてみてビックリ。

凄まじく、ダークな楽曲たちです。


*****


正直、女性のアーティストで、
失恋の事をグダグダと歌うアーティストは、
男性に比べてそんなに多くないと思っていたけれど、
(Adeleとかは別ですが)
このノラさんは、
非常に、ダークな部分を見せつけてくれますね。

そりゃあ、そんなんなら、
恋愛も上手くいかねえよな、
と、つい言いたくなってしまいそうです。
(おっと失敬。そんなことはないですよね。)


*****

非常にダークな曲ばかりですが、
特に最後の方の、
"Miriam" なんかは、
マジで、怖いです。


「大丈夫よ、
私はそんなに残酷じゃないから、
あなたを殺しまでしないから。

あなたの名前、なんてかわいいんでしょう。
あなたが死ぬまで、呼び続けてあげるわ。
そう、私があなたの息の根を止めるその瞬間まで。」


みたいな歌詞です。

おー、怖え!!
今書きながら、鳥肌が立ちました。


"Miriam"



*****

ノラさんは、これを入れて、
ソロでは5枚のアルバムを出していますが、
どのアルバムも、非常に色が違います。

個人的には、やっぱり一枚目のファーストが大好きですが、
完全に、全てのアルバムの色が変わって来ています。

それも、彼女の人間としての変化のせいなのでしょう。


二作目は、なんだかダルい感じがして、
三作目は、とてもダークな曲が多いです。
(三作目は、初めて彼女が全て作詞作曲を行った。)



そして、四作目も、かなり好きでした。


そして、今回の五作目。

また、ダークな世界へ突入です。



彼女はきっと、
三作目も全て自分で作った事ということから分かる様に、
きっと、凄くダークな内面を持つ人なのでしょう。

(彼女のことを人間として全然知らないけれど、
勝手に想像。)


*****


ということで、
まるで、ホラー映画を買ってしまったかの様な印象です。

このアルバムを好きになる日が来るのかしら。


2012/5/6 20:48


shunsukesekine at 20:48コメント(0)トラックバック(0) 

July 18, 2011

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ノラ・ジョーンズさんの四枚目のアルバムです。

出てから二年近く経っていますが、
このアルバムは、ここ数ヶ月で、やっと聴き込み始めました。


いつもはやっぱり、
ファーストアルバムの、
"Come Away with Me"
を聴いてしまいます。

Norah Jones - come away with me- googlefest


もしも無人等に、
アルバムを一枚だけ持って行って良い、と言われたら、
多分これを選ぶでしょう。



彼女の声は、
スモーキー・ハニーと呼ばれます。

「まさにそうだよね」と彼女と以前話していましたが、
ノラさんの声を、目をつぶって聴くと、
まさにその通りの表現だな、と思います。


、、、、、


こういうアーティストが、
同じ時代にいることは、
幸せですね。

ぜひ、ライブに行ってみたい。

2011/7/19. 0:06am




shunsukesekine at 23:50コメント(0)トラックバック(0) 

December 20, 2008

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やっと見ました、この映画。

一言。最高でした。

まずは、とても豪華な出演女優たち。

まず初めに、僕のとーっても大好きなノラ・ジョーンズ
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そして、これまた昔から凄く大好きな、ナタリー・ポートマン
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そして、大人な感じがとてもセクシーなレイチェル・ワイズ
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もう言うことはないっすね。

まるで、エアロスミスと、レニークラヴィッツと、
ジャックジョンソンが、
3人同時に同じステージでライブをやっているようなもんです。

上の3人の誰か一人でも出ていたら、
絶対にその映画は見たいなと思うぐらいですから、
その3人が同時に出ていて、もう大満足。

映画が進むにつれ、一人ずつ画面に出てきて、
「もうノラジョーンズも、レイチェルワイズも出てきたのに、
 まだナタリーポートマンも出てくる!いつ出てくるんだろう・・」
みたいな感じで、もう凄く楽しめました。


ただのエロオヤジみたいなことしか言ってませんが、
しかし、それ以上に、この映画自体の出来が、
すごく良かったです。


まずは、画面の撮り方。
全てのアングルや構成が計算されていて、
どのシーンを切り取って、一枚の絵として置いても、
すごく目を引く絵となるようなシーンが、本当にたくさんありました。

色使いも綺麗だし、NY、中西部の小さな町、ラスベガスなど、
それぞれ雰囲気は全く違うけれども、
「アメリカ」を象徴する大事な地域である、
それぞれの場所の雰囲気を、
凄くよく出していました。

(NYなら、地下鉄や、街の中に建物が込み入っていて、ちょっと汚い感じがするところ。
 中西部の田舎町は、「いかにも」という感じのダイナーが出てきたり、その町の人々の様子など。
 そしてベガスなら、そこまで行く途中の砂漠の風景や、あの空気の暑さの雰囲気など)


そして、映像の流れるスピードを少し遅くしたり、
ちょっと止めたりすることで、
「ああ、確かに、普段の日常では、
こうやって、時間が止まったり、うねったり、ゆっくりになったりと、
そのときの『瞬間』って、その時々により変わるものだよな」
ということに気づかされました。

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テレビカメラの技術が発達して、今は画像をすごく綺麗に撮れるけれど、
実際に綺麗に撮られた、遅れなどの無い、リアルタイムな映像を見ていても、
どこか逆に、「不自然」だと感じてしまいます。

それよりも、この映画のように、ところどころ時間の流れが遅くなったり、
スローモーションになったり、ピントがぼやけてこそ、
人生の中での、「本物」の瞬間に近いよな、と。

それを、凄く感じたのです。
この映画を見て。



更には、一人ひとりの登場人物のキャラクター設定がしっかりしていて、
それぞれ、深い事情を持ちながら、
何とか踏ん張って生きている。
でも、あることがきっかけで、自分の心の踏ん張りが吹っ切れ、
その人の心の奥底の、「本当」の気持ちが溢れ出てくる。

実際の人間の生活っていうのは、そういうもので、
そういう、絡み合った事情が重なって、
その積み重ねが、その人の人生となる。

そして、そんな、色々な「人生」を、
この世の中の一人ひとりが持ち、日々を生きている。


ただ外から見ただけでは、他人の人生や、心情、
心の中の葛藤、思いは分からないけど、
実際は、一人ひとりが、込み入った「ドラマ」を生きている。

そんなことを気づかせてくれました。


更には、音楽もよかったです。
ノラジョーンズの声が、映画の中で響き渡る時点で、
もう既に最高ですが、
それ以上に、うまいところでいい曲を入れたりと、
すごく雰囲気が出ていました。


あとは、途中で入る、「何日目、NYから何マイル」の文字なども、
すごくアートのセンスがよくて、かっこよかったです。


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まとめると、
―弍藜垪嚢
映画の撮り方、画面の作り方が最高
フィルムの回し方、編集の仕方がうまい
ぐ貎佑劼箸蠅凌祐嵬詫佑髻1時間半という短い時間の中で、
 しかし、深いところまでうまく描いていて、その「映画」としての話がとてもいい
ゲ山擇最高
Ε◆璽氾にセンスがとてもよくて最高

と、全てにおいて、とってもよかったです。


見ている途中でふと思ったのは、
「まるで、この映画一つが、ノラジョーンズのアルバムみたいだな」ということ。

ノラさんのアルバムは、3枚ともとてもいいですが、
特に一枚目の「Come Away with Me」は最高です。
そしてそのアルバムの中には、色々な感情、ドラマが込められています。

この映画は、そんな風に、
一人ひとりの「色々」な話を織り込んで、
全て見終わった後、色々な曲を聴いたような。

しかし、一枚のアルバムとして、
すごくいいまとまりを持っている。

そんなことを感じさせる映画でした。

******

ちなみに、この映画のことを初めて知ったのは、
今年の4月にアメリカにいた時に、
劇場の外に飾ってあったこの映画のポスターを見たときでした。

そのとき、ノラジョーンズがまず映画に出ていることに驚き、
そして、更にナタリーポートマンにレイチェルワイズ!?みたいな、
なんでこんなに豪華なキャストなの!?と驚いたのですが、
大抵こんな風に、キャストが豪華すぎる映画は、要注意なわけです。

そう、ジョン・トラボルタが主演して、スティーブンタイラーまで出ていた「Be Cool」のように。
(あの映画は、本当に最悪だった・・・)

それに、監督も、ウォン・カーウァイって人なんですが、
どうやら世界的には有名みたいだけど、
僕はそんなに詳しくなかったので、
そのとき一緒にいた友達と、

「この映画、キャストも豪華すぎるし、監督も中国系の名前だし、
 絶対アヤしいよね」と、疑って見なかったのです。

そんなわけで、今日まで、恐がってずっと見に来ました。

しかし、そんな心配はご無用でした。


*****

今年見た中でも、かなりお気に入りの映画です。
まだ見ていない人は、どうぞご覧あれ。

2008.12.20



PS.一つ言い忘れたけど、
この映画の撮り方のことで、
カメラを固定させ、そのフレームを動かさずに、
人物だけを撮るとり方がたくさん出てきます。

この撮り方は、日本人の監督などはよくやりますが、
アメリカの映画では、最近はあんまりこういう撮り方をする人はいないなあと。
(沢山いるのかも知れないけど、自分は余り見てないなあと)

アメリカの最近の映画は、
あえてカメラを固定させずに、ブレがある映像を取ることで、
リアルさやスピード感を出したりと、
そんな採り方が10年前くらいから流行りだして、
今はそんな撮り方が主流になってしまった気がしますが、
この映画は、昔ながらの撮り方というか、
そう、「正統派」な「アートとして」の撮り方をしているわけよね。


だから、まるで演劇を見に、シアターに行ったような感覚に陥ります。
目の前で、生の役者が演じているような。

自分がロングビーチにいたときに、
よく、同じ学校で演劇をやっていたサヤカさんの劇を見に行きましたが、
ちょうどそんな感じでした。
目の前の舞台で、役者が直接演じているような。


あとは、画面の中の中央に人物を持ってこず、
あえて、ちょっと右側とか、画面の端の方に人物を持ってくることで、
更にリアルさが出ていました。
カメラと、人物の間に、ピントがずれた別の被写体が入っているところとかね。

ウォン・カーウァイ監督、いいセンスしてます。


映画のオフィシャルサイト
http://www.blueberry-movie.com/main.html



それから、言い忘れましたが、
ジュードロウの演技もとてもよかったです。
いかにもニューヨークの街角にいそうなカフェのオーナーを好演していました。

My_Blueberry_Nights1_inside

shunsukesekine at 17:28コメント(0)トラックバック(0) 
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