July 20, 2015

"Inside Out"

InsideOut-Poster

観てきました。
邦題『インサイド・ヘッド』。
アメリカ2015年6月19日公開。
日本2015年7月18日公開。

*****

とてもいい映画でした。
本当に面白かった!
映画が始まってから終わるまで、ずっと画面に釘付けでした。


いつも思いますが、PIXARというのは本当に良い映画を作るなあと思います。
彼らは『TOY STORY』を1995年に作った時からそうですが、
CGアニメーションの先駆者で、映像は誰よりもすごいものを作りながら、
実際に映画を見せるのは、「ストーリーである」という芯を、全く変えません、

つまり、映像が凄いのは当たり前。
それよりも、物語、キャラクターの魅力などで魅せるため、
正直言って、映像は逆に気にならないというか、
映像の存在を忘れてしまう。
そんな映画をいつも作るのです。

(逆に、中身がない映画ほど、
映像のすごさで見せようとする傾向がありますが、
PIXARは誰よりも映像技術が進歩しているにも関わらず、
小手先で勝負しようとする、という事は一切ありません。
それが、PIXARが常に一位である理由です。
それだけ、絵コンテの話し合いの部分を何よりも大事にしているのです)

*****

この映画は、
喜び、悲しみ、怒り、ビビリ、ムカムカ、
という5つの感情が、人間の感情を操っている、という設定のもと、
主人公の女の子、ライリーを軸として進んでいくのですが、

途中で訳あって、喜びと悲しみが司令塔から外されてしまいます。

そこから、どんどん物語は進んでいく・・・という流れになっています。

*****

映画を見ながら、色々と考えさせられました。

悲しみというのは、一見、喜びから見たら、
後ろ向きで、意味が無いように思えるものの、
実際には、悲しみを感じ切るからこそ、
その時の気持ちを味わい尽くす事ができ、
次に進む事ができるんだ、ということ。

また、悲しみを周りの人と共有するからこそ、
そこに、ただのハッピーな出来事だけでは感じられない、
深い喜びを感じる事もできる、ということ。


ちなみに俺は、怒り、ムカムカ、そしてたまにビビリを感じるけれども、
そのビビリを隠すために、また怒りでそれをカバーする、
という、3つの感情でほとんど毎日を過ごしていたんだなあ、と自らを省みました。

1808


*****

この映画は、他にも途中で出てくるユーモアのセンスも、PIXARならではです。

途中で、駅までの道のりを近道するために通った場所で、
自分たちが、ピカソみたいな絵になり、次はバラバラになり、
次は2Dになり、、、というシーンも、
とても斬新で、アニメーションならではの特徴を生かして、
うまくコンセプトの世界を描いていました。
流石です。

*****

というわけで、ぜひオススメの映画です。
なぜか字幕版がほとんとやっておらず、
日本語版で観ましたが(日本語版もとても上手でよかった)、
ぜひ、大人の人に観て欲しいです。


それから、最初に同時上映で流れる
『南の島のラブソング』(現代:"LAVA")もとてもよかった。

妻は、この同時上映作品も含め、
ずーっと泣いていました。

2015/7/20 15:18


トレイラー1(エアロスミスの"Sweet Emotion"が使われているので嬉しい)


トレイラー2




追記:
ちなみに、この映画を観ている途中、
前の席に座ったオッさんの頭が異様に長くて、
何度も画面をカバーするので、
一生懸命こっちは背を伸ばしたり、妻がいる右側に体を寄せたりと、
映画の間中ずーっと気になっていました。

僕は、昔から映画には異様なこだわりがあるので、
座る位置、音響、
そういったものに拘ってしまいます。
映画館は画面が大きいからやはりいいですが、
同時に、周りの人が気になってしまうので、
そういう事もあり、映画を見る時は、
なるべく人がこない時間帯に観に行ったりします。

なので、今日も早めに行って後ろの良い席を確保したにも関わらず、
前にこのおじさんが座った時、「あ、やべ。動いた方が良いかも」と思いましたが、
「まあなんとか気にならないでしょ」と思ったのが間違いでした。
結局、映画中は下の二人の感情がこみ上げるのを抑えるばかり。

イカリ「おい、頭長すぎんだよ!そのくせに一々姿勢を正すんじゃねえよ!隣の奥さんと娘さんみたいに、ダラっと座って座高を低くしろよ!」
inside


ムカムカ「全く、映画館での見方ってもんがわかってねえんだから、ホントおっさんはやんなっちゃうわよ」
io_Disgust_standard


映画後にその事をちらっと妻に言ったら、
「やっぱりね。普段なら、席を絶対移ろうって言うのに、
今日は言わないから、いいのかなと思ったけど、
やっぱり、映画が終わった後に言うなと思ったら、
やっぱり言ってきたね」

なんでもお見通しですね。
今度からは、同じことがあったら絶対席を移ろうっと。






shunsukesekine at 15:18コメント(0)トラックバック(0) 
映画 Review 

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