March 07, 2015

"Fifty Shades of Grey"

Fifty-Gray-poster

邦題『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。
全米及び日本公開2015年2月13日。

*****

ひどい映画でした。
ただの変態ポルノ映画じゃないですか。

「全世界で、女性を中心に大ヒット」とか言ってるけど、
なんでこんなのが「女性を中心に」ヒットするんですか。


最初、妻がこの映画のポスターを劇場でみて、
「ああ(笑)」と笑っていたので、「何あれ?見に行きたいの?」と聞いたら
「絶対に行きたくない」と言っていました。
それで、今回個人的に観てみましたが、
いやあ、ひどかった。
上にも書いたけど、ただのヘンタイ映画じゃないですか。

主人公のグレイは、小さい頃にそういう関係を女性と持って、
数年間は自分がサブミッシブ(従属者)だったらしいけど、
今では、ドミナント(支配者)を演じている。

また、自分の母親はコカイン中毒者だったらしく、
死に別れたという事。

そういうことから、人に愛されたことがなく、
愛情が足りない幼少期を送ったのでしょう。

それによって、今は、自分もこうして、誰かを愛する事が怖く、
感情を起こさないように、
敢えて、こうして「書面上の契約書」にサインをした相手と、
そういうプレイを行う、という形。

いやあ、全く持ってわかりません。
本当に、よく分かりません。

そして、最終的には、アナも、
グレイに対して、「最悪のケースがどうなるか、私に見せてみて」とグレイに伝え、
グレイも「本当にいいのかい?」と確認をして、アナがYESと行ったから
グレイもそれをやったのに、
その「お仕置き」をアナにやったあと、
アナは、「こんなこと私にもう二度としないで。私にもう近づかないで」と言いながら、
最後、もらった車とか色々返したあと、
エレベーターでも、グレイに一瞥をくれて別れる彼女。

ある意味、あれは、グレイが可愛そうだよね。
アナは、グレイがそういう性癖を持っていることを知った上で、
しかも、グレイが「僕はこういう形でしかできないんだ」と、
「This is the way I am」と何度も言っているのを承知で
その関係に足を踏み入れたのに、
最終的には、アナもグレイを好きになってしまって、
でも、この関係では嫌だわと、
彼の闇の奥そこまでも見ようとするわけですが、

これで、アナもグレイに迫り、
最終的には、グレイも、アナという女性を通して、
人に本当に愛されることを知り、
グレイも変わるのならまだしも、
アナは結局、グレイのいう「お仕置き」の最悪バージョンを自らの意思で受け、
その後、「やっぱもうだめだわ。私にはムリだわ」と言って、
グレイに軽蔑の眼差しをくれて去っていくというのは、
余りにもグレイがかわいそうじゃありませんか。

グレイは、自ら「自分はそういう人間なんだ」と客観的に認めているし、
それを承知の上で、アナも彼と関係を持ち始めたんでしょう。

結局は、アナがただのナイーブすぎる田舎の子だった。
そしてグレイは、本当は純粋だけれども、
幼少期の経験から、そういう形でしか人と関われない、と自分ではわかっていて、
だけど、自分が心惹かれる女性に会えたものの、
そういう形でしか対峙できない。
そんな状態に、彼自身も苦悩しており、
しかしだからこそ、それさえも抱え込んでくれる器の大きな女性に会えれば良かったものの、
そうはいかず、結局、自分が心を許しそうだったその女の子にも、
最後には、軽蔑されて終わった。

そんな感じで、
グレイが可愛そうでした。

アナ役もかわいくないし。

*****

そんなわけで、映画のメッセージがよくわかりません。
全世界でヒットしているのは結構ですが、
僕は個人的に、ちっとも良いと思いませんでした。

2015/3/7 8:51am

Rotten tomatoesは24%.


shunsukesekine at 08:51コメント(0)トラックバック(0) 
映画 Review 

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