May 17, 2014 23:28

『コクリコ坂から』

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2011年7月16日公開。
先日観ました。

この映画は公開時に、
「舞台が横浜(当時横浜に住んでいた)」
「主人公が自分と同じ名前(漢字一文字分)」
という理由で、観たいなと思っていました。

でも、ビデオ屋でこれを借りるというと、
妻は「私は興味ない」ということでした。
ストーリーが、「好きだった人は実は兄弟だったっていう話でしょ」と。
それを聞いて、「あ、そうなの?」とストーリーを初めて知りました。
(実際は兄弟ではない事が分かることが、映画の秘密なのですが)

*****

監督は宮崎吾朗なので、
やはり父親の作品ほどの質はありません。
絵や人物の動きもまだぎこちないし、
ストーリー展開、話の運びも、
力を入れているシーンとそうでないシーンが容易に分かる傾向があります。
(これはゲド戦記やアリエッティにも言えると思う。)

それから、声優に、主人公の2人は岡田准一と長澤まさみを起用している事で売り出していたらしいですが、
長澤まさみは上手だったものの、岡田君は余り上手くありませんでした。
声がしっかり出ていない。声の感情表現が乏しい。

ジブリは最近、声優に一般の俳優を使う傾向がありますが、
ハウルの動く城のキムタクのように、成功するパターンもありますが(キムタクは本当にうまかった)、
今回のように、やはり大事なシーンでの感情表現が乏しく、
今一心に訴えない場合もあります。

プロの声優が俳優を代わりにやる事はないが、
その逆はある。
しかし、プロの声優は、プロだからこそ、感情表現がうまい。
脇役ならまだしも、主人公にプロでない人を持ってくるのは、どうかと、個人的に思います。

*****

そしてストーリー。

原作の漫画とは多々変えているようですが、
この映画では、高校の文化部部室棟「カルチェラタン」をオリジナル要素で入れています。
1963年当時の日本がこうだったのか、ということを見るための歴史的資料として見るには良いかと思いますが、
子供も観る一つの映画として見ると、やはり作品の出来は今一だと思います。
テンポが悪いので、2回程途中で辞めて、3回に分けて見終わりました。

*****

以上、色々な点で、見終わった後、どうもスッキリしなかった作品。

父親と比べられるのも辛いと思いますが、
でもやはり、宮崎駿の力量は凄いと思う。
こういう映画を観た後は、やはり、
魔女の宅急便、トトロ、もののけ姫、千と千尋の神隠し、
そういった作品が見たくなってしまう。口直しとして。

2014/5/17 23:27





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