March 15, 2014 23:41

『火の鳥』 手塚治虫

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この作品を初め読んだのは2003年の夏。
留学して一年が終わり、日本に夏帰ってきて、
成田空港でバイトをしている頃に、
合間を見つけて読んでいた。
その頃は、手塚治虫の『ブッダ』にもハマって読んでいた。

『火の鳥』は全部で数編あるが、
全てを読んだわけではない。
その夏には、近所の図書館に置いてあった『異形編』だけを読んだと思う。

ただ、その話の内容が余りにも印象的で、
一度しか読んでいなかったにも関わらず、
ものすごく記憶に残っていた。
そして、時々その話の内容を思い出しては、
もう一度読み返したいなあと思っていた。

*****

先週末、久々に実家に帰り、
図書館へ行った際に、2009年頃に新しく発行された
新バージョンのものが置いてあり(サイズは大きくなり、恐らくオリジナルが雑誌で出版された頃と同じ様なサイズ、かつカラーページはカラーで再現されている)、
その中に『異形編』があったので、借りてきて読んだ。
他にも、『生命編』『乱世編』も読んだ。

*****

『異形編』は、今回読んでもやっぱり魅力的で不思議な話だった。
この作品全部を読んだ訳ではないので分からないが、
手塚治虫というのは、感覚の世界というか、
ちょっと恐い様な、心に残る様な、
はっきり言って、スッキリと楽しめる作品ではないけれど、
ずっと、心の憶測に深く記憶として残る様な、
そんな作品を描く。

『ブラックジャック』なんかでも、
子供の頃に見た恐い夢の様な、
そんな話が沢山ある。
(ブラックジャックは、小学校の頃に仲のよかった近所の友達が持っていたので、良く彼の家で読ませてもらった記憶がある。)

*****

俺は、小さい頃は、ドラえもんやアサリちゃんなどが家にあって読んだいたけれど、
そして、小学校に入ると、今度はドラゴンボールやアラレちゃんなど、
主に藤子不二雄や鳥山明、後は少年ジャンプに連載されていた漫画家のものは良く読んでいたけれど、
手塚治虫の本は家族に馴染みが無かったせいか、読む事が殆どなかった。
でも、大人になって読んでみると、凄く深いテーマを描いていて、
正直、彼の作品は全部若い頃に読んでおきたかった、と思う様な内容が多い。

自分が物心付く前には彼は亡くなっていて、
同時に、彼の作品は余りにも有名なので、逆に読もうという気が子供の頃は起きなかったけれど、機会を見つけて、いつか彼の作品を全部読んでみたいと思う。

そんな、素晴らしい作家だと思います。

2014/3/15 23:40




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