February 16, 2014 23:00

2014.2.16. 飛行機の中

2014/02/16 21:43-

今日は、2014/02/16。
今は、出張でフランクフルトへ向かう飛行機の中。

飛行機に乗ってからもう10時間近くが経った。
残り2時間ちょっとでフランクフルトへ着く。
そこで一泊したあとは、また翌日の昼過ぎの飛行機に乗り、
今度はアメリカのシカゴへ。
そこから、北米出張が始まる。

*****

飛行機の中にいると、どうも暗くなる。
映画を観るのも、途中で何回もアナウンスでインターラプトされるのもあり、
余り好きではない。

何を書いているかわからない、というか、
書くテーマもないので、
去年の9月に行ったギリシャへの新婚旅行のことを書こうと思います。

2014/02/16 21:45

*********

2014/02/16 22:49〜

さて、ギリシャの1日目の日記を書き終えました。

たった5ヶ月前のこととはいえ、既に細かいところの記憶が薄れてきている。
多分、撮った写真を見たり、あとは、
彼女と何があったっけ、と話しながら思い出せば、色々と蘇ってくるんだろうけど、
細かいところを忘れているというのは、やっぱり年齢のせいでしょうか。やですね。

*****

こうして日記を書いていると、彼女が愛おしく思えてくる。
普段は、毎日俺は仕事に行き、
夜の8時頃に帰ってきて、
それから、彼女の作ってくれたご飯を食べて、
ちょっとテレビを一本見たりして、
で、10時半頃には、疲れて、
シャワーを浴びて、11時過ぎには布団に入って寝る。

で、また朝の6時半に起きて、
シャワーを浴びて、ご飯のシリアルを食べて、
7時20分には家を出て、
電車に乗り、8時半に会社の最寄りの駅に着き、
8時40分に会社に着き、そこから働き出して、
夕方の6時半頃まで働く、という日々が続く。

平日は、基本的にこの繰り返しで、
今は出張前で忙しいから、入ってなかったけれど、
普段は、水・金に、ポルトガル語のレッスンが入る。
これは、夜の6時半から8時半までの2時間、
御茶ノ水の学校に通っている。
この日は、家に着くのが10時頃となる。

******

週末は、土日が完全に二人とも休み、というのはほとんどない。

最近は、俺が日曜から出張だったり、
土曜に帰ってきたり、
または、彼女が土曜日は仕事で夕方4時頃まで働いていたり、という感じ。


*****

俺は、いつの間にか、
彼女がいることに慣れてしまって、
彼女がいることが、「当たり前」になっちゃっているのかなあ、と、
そう思う。

だから、彼女に対して、感謝すべきほど、感謝をしていないと思うし、
夜にご飯を作ってくれたり、朝、洗濯物を干していってくれたりすることを、
当たり前のように思っていると思う。
食器洗いもしてくれたり、ご飯を作ったり、
家の掃除をするのは、彼女も同じように働いているのに、
全部を任せてしまっていて、申し訳ないなと思う。

しかも、それに対して、俺が当たり前、と思ってしまっていることに、
最大の問題点があると思う。

*****

そういうことを、普段は忙しいとかを理由に、
俺自身は、自分を省みずにやっているけれど、
こうして、出張で日本を遠く離れて、
飛行機の中に、何時間も閉じ込められて、
そこで、一人になってみて、初めて、
彼女のありがたさに気づくんだと思う。

でも、それでは、
彼女が本当にいなくなってしまったりしたときに、
俺はものすごく後悔するんだろうな。

だから、こうして、毎回出張に来るたびに、
彼女に対して、申し訳ないな、という気持ちが起きるんだと思う。

*****

俺の今座っている座席の斜め前には、
若い夫婦と、1歳未満の小さな赤ちゃんが乗っている。
その赤ちゃんが、すごく可愛い。
飛行機に乗って、最初の方に、
座席の前にあるテーブルを抑えているストッパーをはずしてしまって、
テーブルが前からスライドしてきて、頭にゴチンとぶつかって、
それで、「わああああん」と泣いていた。
でも、その仕草がすごく可愛くて、同時にかわいそうで、
(赤ちゃんは、自分に対して起こることに、すぐに反応できないし、
何かが起きても、ただなすがままにするしかない。力がないから。
で、それが起きたあと、泣く。かわいそうに。)

普段の俺なら、赤ちゃんが泣いているのを見ると、
うるせえなあ、としかおもわないけれど、
今回は、その若い夫婦、とくにお父さんのほうが、
一生懸命赤ちゃんをあやしていて、
一緒に、虫のシールがたくさん貼ってある絵本を一緒に見ていて、
自分はハリウッド映画を見ているのに、
赤ちゃんが起き出すと、マンガに代えてあげて、
一生懸命ヘッドフォンをかけてあげたりしていて、
その様子を後ろから見ていたら、すごく愛おしいというか、
なんだか非常に、胸がキュンとしてしまった。


彼女も、いつかは、
子供を産んで、二人で、ああやって、
小さな子を、育てて行くのかなあ、と思う。

なんだかそう考えると、すごく愛おしい気分になる。


今朝、彼女は、昨日から具合が悪かったんだけど、
今朝も、具合の悪そうな顔で寝ていた。
彼女のああいう寝顔を見ると、すごく愛おしいとともに、
なんだかかわいそうになってしまう。

そんな風に、毎日頑張っているのに、
俺は、そんな彼女のやってくれていることを当たり前と勝手に思い出し、
なんだか、とても傲慢だったなと、
感謝、という気持ちを、
謙虚な気持ちを忘れていたかなあ、と思う。

*****

いくつになっても、感謝する気持ち、
謙虚になる気持ち、
誠実な気持ち、
そういうものを、忘れてはいけないな、と思う。

思うに、人は、
傲慢になり、
謙虚さをなくし、
勝手な自尊心を持ち、
自分に自信がないために、逆に、相手を蔑むような態度を取ることで、
自分の小さな存在を、大きく見せようと、振舞う時点で、
「おっさん」に成り下がるんだと思う。
加齢臭を放つ、臭いおっさんに。


俺は、今30歳。
まだおっさんから見たら若いかもしれないが、
もう、若者ではない。

はっきり言って、自分のこれからの人生に対して、
不安な要素が一切ないか?と聞かれれば、嘘になる。

今の自分の生き方(仕事など)に対してよりも、
自分が、確実に、毎年、「歳を取っていく」という事実が、
何よりも、怖いんだと思う。


歳を取るということは、
死に近づくということである。

若さがなくなるということは、
若い頃に持っていたみなぎるパワーが、
だんだんと、消滅していく、ということである。


俺が、日々、確実に薄くなっていっているであろう髪の毛を気にするのは、
見た目の問題もあるが、
それ以上に、それが、確実に、
「お前は、歳を取っている」という証拠になるからである。

幸い俺は童顔なので、顔のシワなどもまだほとんどないが、
しかし、髪の毛がなくなるのは怖い。
こんなことを書いていると、読んでいる第三者は、
「あはは」と可笑しいことでしかないと思うが、
ハゲに近づく本人は、やはり、恐ろしいもので。

*****

結局ハゲになるのが怖いんです、ということだけではなく、
話を元に戻すと、
俺は、今年31歳になるわけで、
そうやって、毎年、歳をとっていくと、
そして、毎年の一年が余りにも早いので、
そうしていくと、あっという間に、40代に突入して、
50代になって、
60代になって、、、
となっていくと、人生が終わってしまうようで、怖い。

*****

だから、時は止められないから、
今のこの瞬間を、後で悔いが残らないように、
しっかりと生きるしかない。

それは、自分の大事な人に、感謝をきちんとして、
その人を、しっかりと大事にする、ということも、
大きく含む。

自分の大事な人を、蔑ろに扱って、
あとで、心の底から後悔するのは、自分でしかないから。

*****

俺はもっと、大人になりたい。

本当にまだまだ、ガキでしかない。

2014/02/16 23:15






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