November 13, 2013 15:30

JFK→NRT

2013/11/13 14:47-

今は飛行機の中。
NYのJFK空港から、成田へ向かっているところ。
11:15AM出発の便で、
全部で14時間10分かかるそうな。
気流が向かい風、という為らしい。
こんなに長いフライトは初めてです。

*****

ANAのビジネスクラスだが、
サービスの質の高さと、食事の美味しさ、
そして、機体の性能の高さに感動する。

食事は、日本食か洋食を選べるけれど、
フライトアテンダントの方も、両方を説明して下さった後、
「個人的にはアメリカ発の便ですと、洋食のステーキの方をお勧めします」と。(洋食も、ステーキかシーフードを選べる。)
そういう事まで言ってくれるのは、海外のエアラインだと絶対にないので、
そのきめ細かい対応、というか、
「相手のことを考えて動く」という姿勢にとにかく感動する。

(海外、特にアメリカのエアライン(ユナイテッドやUSエアウェイズなど)は、
フライトアテンダントが、
1)基本的にデブ(物凄い太り方をしている。どのアテンダントも、男も女も太っているので、通路をふさぐ以上に、通路を通るときに、彼らのおしりが通路側の人間の腕にぶつかっていくという現実。あれどうにかして欲しいです。)
2)態度が酷い。「カスタマーサービス」という概念を知らない。
3)笑顔がない。愛想笑いさえすらしない。「もしかして昨日肉親のお葬式があったんですか?」と聞きたくなるくらい、みんなむっつりして、むっとして、偉そう。(でも、たまに素晴らしい人がいる。そういう人は、常に笑顔で、逆に日本やEUなど他の国では見られないような、素晴らしい愛情とユーモアにあふれた接客をしてくれる。そういうときに「アメリカという国はやっぱり凄いな」と思う。)

*****

話を日本人に戻すと、
日本人は、言葉に出さない気持ちを、
自ら察して、相手のために動く、ということを義務付けられているし、
それができてこそ一人前、という文化があるけれど、
西洋、特にアメリカではそんなものは存在しない。
(まあ、存在はすると思うけど、ハイクラスのホテルや店でのサービスを受けない限りは、そういうものはExpectできない。)

“西洋”と上に書いたが、今回フランクフルトに5泊、
ロンドンに1泊してみて、
ヨーロッパのサービスを少し受け、
ヨーロッパは、結構、Common Sense(常識)というか、
日本でも通じるそういった「おもてなしの心」があるなあ、と思った。
問題はアメリカですね。
野蛮で、適当で、余り、というか何も気にしていなくて、
自分勝手で、自己中心的。

今回の出張で感じたけれど、
アメリカという国は、歴史が200年ちょっとしかない、
まだ「国」として成り立っていない、ただの「集団」でしか無いと思う。
会社で言ってみればベンチャー企業。
新しいから勢いもあるし、決断も早く、
諦めも早く、行動も早いが、
とにかく、「文化」というものが出来上がっていないので、
「落ち着き」というものが存在しない。
(東海岸の歴史ある地域に行けば、それなりの落ち着きはあるけれど。)

国も、土地自体が広すぎるので、
本当に、50の国が集まったようなものだと思う。
それを、大統領一人でまとめようとしているんだから、
結構大変だと思う。

(大統領の仕事に関して言えば、
この国は広いから、まず自然災害が常に起きるし(ハリケーン、ストーム等)、
次に、銃世界だから、銃撃による一般人の事件が耐えないし(実際、俺が今回の出張でアメリカに3週間弱滞在している際にも、銃撃の事件が大きく2件もあった。1件はロサンゼルスLAXの空港。TSA職員が一人殺害され、他数名が撃たれる。もう一つは、NJプリマスのモールで、発砲事件が夜あったあと、その男と思われる少年が、自殺する)、
戦争に関しては、この国は戦争をしないと生きていけない国だから、常に戦争状態にあるし、
国民保険に関していえば、オバマは史上初の国民皆保険制度オバマケアを作り上げているけれど、今はそのオバマケアのサイトがうまく動かずに、ニュースでは常にオバマが責められているし、
政治に関しても、人種が日本の様に一つの単一国家なら良いけれど、
この国はそれこそ全世界から人種が集まっている上に、
黒人を初めとしたそれぞれの人種に対する人種差別にも対応していなきゃいけないし
(Saturday Night Liveでは、今は黒人の女性コメディアンが数年連続でいないということで、2週間ほど前には、そのことがニュースで槍玉に挙げられていた。
それに対して番組側は、
黒人女性をゲストに迎えた挙句、
最初にオバマ婦人の役をやらせてた後、
彼女に向かって、「すみません、この後オプラが出る予定なんですけれども、その為にはあなたに下がっていただかないと、彼女が出られないんです」と言って、
その女性が一度舞台裏に下がっている間に、
「サタデーナイトライブは、現在黒人女性コメディアンが一人もいないがゆえに、このような対応をしなければいけない事を残念に思っております。
我々はまた今後も黒人女性を迎えるつもりでおります。もちろん、別の白人男性でもっと良い人がいれば、そっちに行く可能性も大ですが。」
というアナウンスメントをショーの中でやって、そのアナウンスメントが終わった頃に、
さっきオバマ婦人をやっていた女性が、オプラとして出てくる、というコントが行なわれた。
(これに対して、CNNは朝からニュースをやって、「今批判されている問題に対して、笑いを交えつつも、うまく対応しましたね」と報道していた。)

ちょとわき道に逸れたが、
そんなわけで、この国は対応すべき問題が山ほどある。
それに対して、毎回大統領が責任を取らされるんだから、
そりゃあ、オバマも老けるし、
みんな老けていきますよ。

でも、個人的にはオバマはよくやっていると思う。
がんばって欲しい。)

*****

何を書こうとしたか忘れたけれど、
そんなわけで、ヨーロッパ、アメリカ、日本と、
色々な国を見ていくと、
それぞれの国の違いを感じ、同時に、
その国の人たちの行動、態度、そういったものの違いにも気づいていく。
そして、そんな中で、
日本人というのは、やはり「相手の心を察して先に動く」という文化、
つまり、「お・も・て・な・し」の文化の国だと思う。

日本にずっといると、それが当たり前になっちゃうんだけどね。
だから、日本のおっさんは、偉そうなんだよ。
(日本の中では、基本的に、アメリカほど目に見える人種差別は存在しない。単一国家に近いから。言語も一つしかないし。
そんな中で、男尊女卑はまだ確実に存在し、その結果、
日本にいると、「日本人で男」であれば、ある程度の待遇は受けられる。
(それが、たとえばアメリカになると、完全に白人が一番だから、
白人はその「目に見えないが存在する差別」の存在を批判するが、
非白人は、それを毎日感じるわけで。
よって、アメリカでは、「白人の男」がピラミッドの一番上に立ち、
その下に、他の人種が連なっていく。
アジア人は、もちろん下になる。)

そんな差別も、日本にいる以上は、
「アジア人だから」
「英語が母国語の人間じゃないから」
という理由で、差別されることなんて、全く無い。

(今回出張中に、別の部署の上司と話していたが(ちなみにその人はアメリカに10年以上住んで仕事をしていた人)、
アメリカ人って、「英語を話せない人を下に見るよね」と。
確かに言われて、そうだなと思った。
英語を母国語として話さない人間をバカにしてみる傾向は結構強いと思う。
もちろん人によるが。)


ということで日本人のおっさんに話を戻すと、
日本で、男で、おっさんで、ある程度の仕事をしている以上、
店でも、どこでも、それなりのサービスを受けられるから、
日本人のおっさんは、無頓着で、周りを省みない人間になっていくわけで。
(くしゃみをするときに手で押さえない、
周りがびっくるする音でくしゃみや咳をする、
タンをかーーっぺっと言ってその辺にはく、など。)

かなりサブジェクトがずれ込んできましたが、
要するに、ANAのサービスは素晴らしいですね、という事が書きたかったのです。

今回から、アイマスクや歯ブラシなどが入ったポーチは、
白を基調にしたロキシタンとコラボのものに変わったようです。
ロキシタンブランドのリップクリームまで入っています。
素晴らしいですね。

2013/11/13 15:18






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