November 09, 2013 22:28

“Jobs”

Jobs_(film)


昨日見ました。
全米公開2013年8月16日。
邦題は『スティーブ・ジョブズ』。

*****

タイトルの通り、Steve Jobsの伝記映画です。
彼の伝記小説は2年前に読んだので、結構彼のことは詳しく知っていますが、
この映画は、そんな彼の半生を描いたものでした。

やはり、2時間の枠に収めるのは難しく、
Jobsの人生のどこにフォーカスを置くかで、
その映画の中身は変わってきます。

この映画の評価は余り高くないようですが、
個人的には、アシュトンカッチャーが良く演じていたと思います。
歩き方やしゃべり方、
全てそっくりで、よく研究したんだな、というのが伝わってきました。

また、映画の最後に、他の登場人物の写真と、
実際の人物の写真が並べられて映りましたが、
どの人もそっくりでした。

そんなわけで、この映画は、
Jobsの人生を、そのまま持ってきた、という感じで、
よく出来ていたと思います。

*****

はっきり言って、Steve Jobsは、
天才でこそあれ、決してノーマルな「いい人」では無かったと思います。
彼の伝記を読んでも、この映画を見ても、
何かこう胸に残る。引っかかりのようなものを感じるのはそのせいでしょう。

ですが、彼が最初の仕事を引き受けるときから、
本当は自分たちのほうが弱い立場にいても、
決してその胸のうちを見せずに、
相手に対して交渉をしかける様を見て、
彼は、本当の「セールスマン」なんだな、と思いました。

本物の完璧主義者だったのだと思います。


そして、1970年代には、人々が想像もしなかったような「パソコン」というものが、
今では、誰もが自分の膝の上に持つようになったのだと思うと、
それは本当に、すごいことだな、と思います。

そのきっかけと土台、そして今世界中の誰もが持つアイフォン(スマートフォン)、
アイパッド(タブレット)、
アイポッド(MP3プレイヤー)、
そしてマック(パソコン)を作り上げた彼は、
本当に凄い人なんだな、と思います。

*****

何か苦いものを食べたような、
そんな後味をくれるSteve Jobsの人生、というか生き方は、
考えさせられるものがあります。

そんな彼がたったの56歳でなくなってしまった事は、
本当に惜しいことである、と思います。

2013/11/09  22:16





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