August 15, 2013 10:01

「男たちの伝説」落合信彦

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1989/6/20初版発行。

落合信彦の小説で、自分が一番最初に読んだ作品。
中学2年の夏に読み始めた。
それから、何回と読んだ。
高校の頃、
二十歳の夏、ヨーロッパを回ったとき、
二十一歳の夏、初めてロングビーチに移った頃、
二十二歳の夏、アジアを回った時、
などなど。

なので、本の中には、
カンボジアの通貨や、ヨーロッパの旅のときのメモなど、
色んなものがしおりとして挟まっている。
また、高校時代に友達何人かに貸したりしたので、
もうボロボロになり、
何枚かのページは、完全にはがれて、ただ挟んだ状態になっている。

俺が、水泳のコーチにプレゼントされて、
大事にしている本。

*****

今回、インド出張のときにこの本を読んで、
やっぱり、俺はこの本の主人公の仁科に憧れているんだなあ、と確信した。

自分ではそういうつもりは余りなかったが、
自分の潜在意識には、
彼の様に、強く、英語は当たり前の様に使ってアメリカ人を使いこなし、
自分のビジネスで、世界中の主要人物と会い、誰にも引けずにやって行く、
という像があるんだろうな、と。

*****

13歳の夏に初めて読んだ小説の内容は、
29歳の今でも、心に深く残っているんだなあと、しみじみ思った。

2013/8/15 9:49am




追記:
中学生、高校生の頃は、
仁科が10代の後半から20代前半を過ごした
ヴェトナムの戦場での話にしか心が動かされなかったが、
自分が20代前半に読んだ頃は、
第二幕、仁科がNYで佐伯に会い、
武器商人の仕事を始めだす時の辺りが心に残り始めた。

そして、今回何度目かで読んでみて、
初めて、第三幕の面白さに気づいた。
カダフィなど、実際に存在する人物の動向、描写が、
恐らく著者が実際に彼らに会ったりインタビューをしたりして
体験したものを元にリアルに書かれているので、
その当時の歴史がまざまざと見れて、非常にリアル感がある。

また、最後の方で、デキスターたちとやり合うところなどは、
緊張感に溢れ、とても面白かった。

同じ小説でも、読む人間の年齢や状況により、
共感する場所がこれほど変わってくるんだなと気づかされた瞬間。




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