July 06, 2013 13:00

@ Newark Airport & Montreal Airport

2013/07/03 9:33am

今はNYのNewark空港。
これからトロントへ向かう。

NYCには、結局最初の一晩+6泊で、合計7泊した。
NYを拠点に、NC(Charlotte)、TN(Chatanooga)、NJのオフィスなどを回った。

昨日は、NYCのPenn Clubという場所で、顧客の一人と会った。
ここは、University of Pennsylvaniaの卒業生が使える場所らしく、Annual feeはかかるものの(そして、卒業したての頃は安いが、毎年年齢を重ねるごとに使用料が上がるとの事)、中にはホテルやレストラン、会議室にDeskもあり、何名もの人間がここを使っていた。
この近くには、Stanfordや他の学校の卒業生用のこういった場所があるらしい。
かっこいいなと思った。

*****

昨日会ったその顧客は、上に書いたようにUniversity of Pennsylvania卒業。

・・・と、上まで書いて、今日は2013/07/06 12:14pm. 今はカナダのモントリオールの空港でワシントンDC行きの飛行機を待っている。

上で書こうと思ったのは、その顧客の男性は、今は35歳、父親は彼の今やっている会社の社長であって、既にリタイア済み。彼は元々JPモルガンでトレーダーを数年やっていたが、今は父親の仕事を引き継いでこの会社の社長をやっているということ。

聞くと、リーマンショックの2008年、一気に土地代が下がり、銀行がアメリカ中の土地や家を一度に売っている時に、ユタの方の山奥の土地と家を、元々の70%OFFの値段で買ったらしい。(そして今は値段が元に戻ったとか)
よって、夏休みは家族とそこでいつも過ごすそうな。No Humid、Coolで、とてもすごしやすいと言っていた。

彼の立ち居振る舞いを見ていて感じたのは、典型的なアメリカのエリート白人だな、ということ。
University Of Pennsylvaniaがどれ位のレベルかは知らないけれど、NYCのど真ん中に卒業生専用の場所を作るくらいだから、優秀な大学なんだろうと思う。
そして、一流証券会社でトレーダーを数年やり、今は社長。

今回、東海岸を主に回っているが、やはり、東と西は全然違うなと思った。
西海岸は、やっぱりカリフォルニアに代表されるように、「遊び」というイメージ、要素が大きい。
俺は、Cal State Long Beach卒業だが、「どこの大学?」と聞かれて「ロングビーチ、カリフォルニア」と答えると、「Oh, that’s a nice place!」とは言われるけれど、「Oh, that’s a good school!」とは言われない。
やっぱり、西にずっといると、東のほうは遠いから、あまりそっちでのスタンダードや人々が西をどう考えるかは分からないけれど、東に来ると、
なんとなくだが、東の方が西よりももっと歴史があるし、More Prestigeだぜ、という感じがする。

俺は落合信彦にかなり学生時代に影響されてアメリカに飛び立ったわけだけれど、彼もPensylvaniaのオルブライト大学で、やはり東の学生。
そのままアメリカに残らず、すぐに日本に帰って就職するなら、アメリカのどこの大学を卒業しているかはあまり影響しないけれど(そして、日本の企業の人事担当者は、アメリカの大学のレベルや知名度をほぼ知らない)、こうしてアメリカに残り、企業で働くなり、そこでキャリアアップをしていくとなると、東の大学(もちろんレベルの高い大学であることが前提)に行っている学生のほうが、よりビジネスマインドを持っているし、キャリア志向が強い気がする。
要するに、俺が落合の本を読んでいて感じていた、「アメリカ社会でビジネスをバリバリやっていくエリートアメリカ人」というのは、こういうところに集まり、そこで学び、社会に出て行くだろうな、というのを感じた。

******

大学は、そこで何を学ぶかよりも、
そこでどんな人間と交流を持ち、ネットワークを作るかであるという人もいる。

自分がいくら勉学に励み、上流に入り込みたいと思っても、
自分の属する世界が、そういうレベルの世界ではない場合には、
その中で自分の希望とする道にフォーカスするのは難しい。

しかし、最初から自分の欲する世界に自分を入れてしまえば、
後は、その流れに乗っていけば、うまく行ける、ということがこの世の中では起きる。

海と一緒で、海に入る前に、
どのスポットに入るかをきちんと見極めないと、
たとえ技術があっても、沖に出る前に波に飲まれまくって、体力を消耗してしまう。

しかし、たとえそんなに技術がなくても、
最初から良いスポットを選べば、簡単に沖に出られて、
良い波をつかまえられるもので。

******

俺は、今までの人生で、
例えばそこに二択の選択肢があった場合、
大きいものよりも小さいもの、
上流のものよりも下流のもの、
大衆が好むものよりも少数の人間が好むもの、

そういったものを、選んできたと思う。

メイジャーを選ぶよりは、
マイナーを選んできたと思う。

しかし、やはり、メイジャー、でかいものを選んだほうが、
そこから選べる選択肢は広がり、
仮に、自分がマイナーに最初に足を踏み入れた後に、
「あ、やっぱりメイジャーの道に行きたい」と思っても、
マイナー→メイジャーは、無理な場合が多い。

しかし、メイジャー→マイナーは、簡単に出来る。

*****

俺は、今まで転職を二回行い、
日本の社会では、決して、評価されない道をたどって来た。

アメリカもそれが強いだろうが、
日本も、社会が評するステータス、学歴、
そういったものを評価する傾向が強いと思う。

それは、どこの国でも同じかもしれない。

そして、その国の評価基準、人々の考え方が、
そこの国で過ごす時間が長ければ長いほど、
自分の中には、浸透していく。

俺は、18歳から24歳を、アメリカで過ごして、
その間は、アメリカの考え方が基準となった。
日本の考え方は「遠いもの」となり、
日本の大学生がやるような就職活動はしなかった。
よって、企業面接を受ける際にも、
日本で言えば誰もが知るような企業の名前を、全く知らなかった。
(先週末、NYCで留学一年目の同期の友達と会ったが、その子は今、NYCにある、日本国内の広告を全て牛耳っているような大企業のNY支店で働いていますが、彼女も、学生時代、そこの会社でインターンをはじめる前に面接を受けにいったとき、その企業が何の会社なのか、全く知らなかったという。俺も、その会社がLAの企業フォーラムに来ていたんだけど、ぜんぜん知らなかった。むしろ、ダサい名前だなあなんて思っていた。)

そうやって、日本に帰ってきて、
大企業よりもベンチャーのほうが良い、というアメリカのマインドで働き出して、
じきに、大企業の持つ特権の大きさに気づいていく。

はっきり言って、大企業で働く方が、
福利厚生も、給与も、全て、条件はずっと良い。
(大企業といっても、きちんとした優良企業で、かつ、その業界が儲かっているところ。)

俺も、若いころ(要するに25歳〜27歳くらい)は、ベンチャーのような低給与でもやっていけたけど、
ある程度年を取り、結婚するようになったり、
数年日本社会で働いて、ある程度、仕事の「やりがい」というものだけでは、やっていけないことに気づいたときに、
はっと、「やっぱり、大企業の方がずっと生活しやすいじゃないか」ということに気づいたわけで。

**********

完全な起業マインドを持つ人は、そういう、ベンチャーだからとか大企業だからとかは関係ないんだろうが、
俺は、別に起業をするタイプではない。
やっぱり、ビジネスにも、そんなに興味があるとは思えないし。
それよりは、自分をどのように成長させて、
どれだけ、自分が望む人生に持っていくか、
そのことにしか興味がないような気がする。
(そして、趣味としてアートに触れられていれば良い。)


*****

長くなってきて何を言いたいのか分からなくなってきたけど、
要するに、

・その自分の属する社会が支持する評価基準に自分の人生を合わせていては、そこの社会を飛び出したときに、「あ、自分って、その道を本当に進みたいと思っていたんじゃなく、その道に行くことによって、みんなからすごいねと賞賛されることを求めていたんだ」ということに気づき、虚しくなるということ。

・周りと比べてばかりいると、(自分の価値基準の中で)自分より下と思える人と比べていれば、優越感は得られるかもしれなけれど、そうやって得られる満足感というものは非常に虚しいし、すぐに消えるし、第一、自分の心が貧しくなり、人間として惨めな人間になる。
逆に、上のレベルの人間と比べると、それは上はいくらでもいるもので、給料で比べると、800万よりも1000万、1000万よりも1500万・・・となるし、
アメリカのNYCでの一流エリートたちの価値観で言えば、どこに家を持っているか、世界に何件家を持っているか、家+ジェット機を持っているか、そのジェット機はどれ位のサイズか・・・・と、いくらでもきりが無い(そのことは、NYCで会ったその友達に聞いた。アメリカも日本に負けずどころか、日本以上にステータスに拘る社会だよと。)

**********

よって、自分の人生を、自分が今属する社会の価値観に合わせていては、
結局、それに振り回される人生を送ることになり、
その社会を出たときに、自分の軸がなかったことに気付く、ということ。

人は、周りの目を気にして生きる動物であり、
周りの目を全く気にせずに生きていくには、相当の精神力が必要とされる。

そして、自分の人生は、一度しかない。
歳は毎年必ずとっていく。
「あとでやればいいや」と思っていては、結局気付いたときには、それをできずに終わってしまう。

そして、「まだ若いからいいや」という考えは、
20代前半から、26歳くらいまでで終わってしまうことに、
27歳を迎えたころに、はっと気付く。


10代の頃は、「若い」といわれることに抵抗を覚え、
はやく年をとりたい、
はやく、一人前の大人として扱われたいと思っていたのに、

25歳を過ぎたあたりから、
急に、21歳くらいの子を見て、
「まだ若くていいなあ」と感じている自分がいることに気付くこと。

******


長い回想でした。

2013/07/06 13:00pm @ Montreal Pierre Elliott Airport




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