April 13, 2013 09:39

"The 20/20 Experience" by Justin Timberlake

Justin-Timberlake-The-2020-Experience


さあ、Sir. Justin Timberlakeの最新アルバムです。

このアルバムは、2週間前の3/30に買いました。
日本での発売は、3/20。


日本版ジャケット
jiji



このアルバム。

かなり、良いです。
とても、良いです。

この2週間ほどは、このアルバムを毎日の様に聴いていますが、
全然飽きません。

アッサリとしているようで、
しかし、奥がかなり深い。

最初に聴いた時には、
「あれ?随分あっさりしてるのね」
なんて思いましたが、
聴けば聴く程、スルメの様に、旨味成分が抽出されてきます。

これだけ、さわやかな印象を残しながら、
しかし、中身はものすごく濃いというのは、
中々出来る技じゃありません。

*****

先週号くらいのNewsweekに、
ジャスティンさんのこのアルバムのレビューが出ていました。

アメリカ人記者のその記事によると、
ジャスティンさんの実力というのは、
もう既に、エルヴィス・プレズリーや、マイケル・ジャクソン並だとか。

しかし、実力は凄まじくあるのに、
まだ社会は、彼の実力を、
面と向かって認めようとしていない、と。

ビックさでは、ビヨンセやテイラー・スウィフトに負けるが、
しかし、「男性アーティスト」とうカテゴリーで観ると、
最近のアッシャーは冴えないし、
同じジャスティンでも、ビーバーさんは、
アイドルの粋を超えないでいる、と。


そんな中、ジャスティン・”ティンバーレイク”さんは、
凄まじい存在感を発揮している、と。

*****

今回のアルバムの日本語解説にありました。

彼が、音楽的にもこんなに才能があるにも関わらず、
前回のアルバム「FutureSex/LoveSounds」
から7年もアルバムを出さなかったのは、
音楽に興味を失っていたからじゃなく、
むしろその反対で、
音楽は彼にとっては、余りにも大事なものだからこそ、
適当な状態で音は作れないし、
その「タイミング」が来る瞬間を、待っていた、と。



その間に彼は、
ハリウッド映画に7本以上出て、
主役も何本もはり、
アパレル会社やレストランの経営なども行ったり、
投資家として、マイスペースに資金を投じるなど、
ビジネスマンとしても、業績をしっかりと残しています。

*****

そんな彼の、一番の魅力は、
80〜90年代生まれの、
「ミレニアル世代の生き方」を実践しているところ、だといいます。

プレズリーも、同じ様に黒人音楽を踏襲したものの、
彼の場合は、世間への反抗的立場で行った、と。

しかし今の時代、黒人カルチャーはむしろ、
世界がカッコいいと認め、それを欲しがる時代であり、
そんな時代に、ジャスティンさんは、
それを行い、「白人も安心して聴ける」黒人音楽を伝導している、と。


また、ミレニアル時代の今の若者の世代というのは、
「音楽だけ」などではなく、
何でも多義に渡ってやるのが特徴である。と。
彼は実際に、上に書いた様にも、
俳優や、経営者も行っている。


また、ミレニアル世代のもう一つの特徴として、
「社会に反抗する」のではなく、
「社会の流れにうまく乗り、その中で、自分の居場所を確保する
(既存の社会システムを受け入れ、それを利用する姿勢との)」
ことだと。

まさにジャスティンは、それを実践しており、
彼のスタイルはまさに、時代が求めているのもだと、解説しています。



そして、最後、一番大事なところ。

それは、ジャスティンさんは、上に書いた様に、
今の「ミレニアル世代」をもろに反映、実践しており、
だからこそ、聴いている自分も、その瞬間だけは、
ジャスティン・ティンバーレイクになれることだ、と。


******

まあ、そんな能書きはどうでも良いんですが、
とにかく、「音楽」として、このアルバムを聴くと、
本当によく出来ています。

今回もProducerには前回と同様、ティンバランドのオッサンが関わっています。
このオッサンも、いつもいい仕事してますね。


一曲目の"Pusher Love Girl" から始まって、
十曲目の"Blue Ocean Floor" までは、
本当に流れる様に行きます。

余りにも流れがいいので、
今、調べてみて、
「あれ?"Blue Ocean Floor" って、十曲目なの?
7曲目くらいかと思ってた!」という感じでした。
それくらい、アルバム全体の流れ、構成が素晴らしいのです。

村上さんの文体の様です。
流れに、とげが無い。
でこぼこがない。
全てが、スムース。


*****

個人的には、
4曲目の"Strawberry Bubblegum" から、
5曲目 "Tunnel Vision" 、
そして6曲目の "Spaceship Coupe" までの、
三曲編成が好きです。


最初は、"Tunnel Vision" なんかは、
何だか雰囲気が怖い感じで好きじゃなかったけれど、
ある瞬間を機に、
一気に好きになってしまいました。


また、"Strawberry Bubblegum" もかなり良いです。
雰囲気と歌詞が良い。


"Spaceship Coupe" も、最初は良く分からなかったけれど、
聴いているうちに、かなりハマってしまいました。

一番最初の歌詞、

"Everybody's looking for the fliest thing to say (fliest thing to say)
But I just want to fly (fly away with you, you, you, you)"

が、とても良い。

こんな歌詞と曲をかけるなんて、
自分とは次元が違うな、と本気で思います。


*****

とにかく、本当に良いアルバムです。

前回の"FutureSex/LoveSounds"が余りにもよく、
このアルバム=「Justin Timberlake」という図式を
勝手に持っていたので、
正直、最初のこの最新アルバムを聴いたときには、

「あれ?前回とかなり違うな。
好きになれるかな・・・」

と不安でしたが、
そんな不安はなんのその。

彼は、またさらに一歩、
上の次元に行った様です。


******

かなりオススメ。

ぜひ、聴いて下さい。


2013/4/13 10:14am


18270eb5








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