November 23, 2011 21:51

「自分のことを信じてあげなくちゃ」

さっき、筋トレをしながら、
ふとテレビを付けた。
そこで、NHKの「嵐の明日に架ける旅」という番組で、
嵐の5人が、日本各地で取材をして、
それを纏めた、という内容をやっていた。

俺がたまたま付けたときは、
松本潤が、埼玉県川口市にある、
普段は飛行機の肘掛けのアルミボディを作っている町工場を訪ね、
そこで作られる、周りに穴が空きまくったビジネスケースが、
世界で有名になっている、という話だった。
そのカバンは、イギリスでも有名で、
ある店では、日本製のものは、そのカバン一点しか置いていない、
というくらい、厳選されたものらしかった。


この番組を見て、
非常に感動した。

そのカバンを作る、現在60歳程の、社長兼職人さん。
彼は、42歳か48歳のとき(どちらか忘れてしまった)、
父親から引き継いだ三代目の会社が、
潰れてしまったという。

その後、まるで自分が犯罪でもしたかのような気持ちになり、
死ぬことばかり考えていた、という。

しかし、彼は会社を再建させ、
今では上に書いたように、世界でも知られるカバンを作るまでになった。



松本潤が彼に聞いた。

「それほど辛かった状態で、どうやって今まで、続けてこられたんですか?」

彼は、その質問を聞いてから、
数秒、じーっと考えて、
涙を目にためながら、答えた。

「俺の、親父と、おじいさんが偉かったんだよ。
彼らが、本当に良い仕事をして来たから、
周りの人が、助けてくれたんだ。
『お前の親父には本当に世話になったから、お前もがんばれよ』
『お前のじいちゃんには世話になったから、応援するよ』

それから、社員だよ。
みんな、『社長、大丈夫ですよ。俺たちがついてますから』。
そういって、皆周りの人が助けてくれたからだよ」





その後、彼の奥さんが経営しているらしい、
もんじゃ焼きの店に夜に行き、
松本淳と彼と彼の奥さんの3人で、
もんじゃを食べながら、語った。

松本が聞いた。

「奥さんから見て、旦那さんはどんな方なんですか?」

奥さんは、
「普通、神社に行ったりしたら、おみくじを引くでしょ?
で、そこで凶が出たりしたら、
『ああ、今日はついてないな』とか、
または、『きっと、引くタイミングが悪かったんだな』とか言って、
それで終わるでしょ?

彼はね、そのまま大吉が出るまで、引き続けるのよ。笑」



横に座る彼はそこで言った。

「何事も、失敗したらそこで辞めるからだめなんだ。
失敗しても、やり続けて、成功するまでやればいいんだよ」

最後に、松本が聞いた。

「そうやって、最後までやり続ける力が湧いてくるのは、
どうしてですか?」


彼は答えた。

「自分を信じることだよ。
自分のことをを信じてあげなくちゃ。

周りは、世の中が悪いとか、
時代が悪いとか、
色々と言うし、
色んな意見も言われたりするけれど、
実際、世の中の常識なんて、
合っていないことだって沢山あるんだから。

一生に一回しかない人生なんだから、
自分のことを信じて、
自分がこれだ!と思ったことを信じて、
最後までやり遂げてみろよ。
そしたら、必ず何か残るから。」



その言葉を聞いて、
本当に感動した。



彼は、俗にいう、
根性が座った風貌の方で、
松本が会った瞬間から、
「待ってたよ。」と、
握手をして、
工場の奥へと彼を連れて行った。



俺は、ああいう人が好きだな。
男らしいというか、
本当に、かっこいいと思う。



彼が、なぜそのカバンを作り出したのか、
松本が聞いた。

すると彼は、
「自分の欲しいものを作りたいと思ったからだよ」と。
今から10年前の話らしい。

「自分が死ぬ前に、自分が本当に欲しいものを作ることで、
俺も、もの作りの職人として、
この世に生きていた証が残るのかな、と思ってさ。」



本当に心に残る人だった。


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2011/11/23 21:17





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