October 24, 2012 22:18

「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」by 小暮太一

20120424G209


講談社より(2012/4/26)出版の本。

著者の結論は以下の3点。

・「自己内利益」を考える
・自分の「労働力の価値」を積み上げていく(資産という土台を作る)
・精神的な苦痛が小さい仕事を選ぶ



個人的には、読んでいて最初の方は
「おお、面白い」と思ったが、
途中から段々と説明がダラダラと長くなり、
最後の著者の提案策は、具体性が欠けていたため、
読み終わった後、
「で、それだけ?」
という感じがしてしまった。

著者がこの本の中でいう「価値」の基準でこの本を考えると、
自分にとっては、その「価値」が低い、
という感想だった。


*****


しかし、Amazonのレビューを見ると、
色々な見方があるものですね。

星5つをつけて大絶賛している人もいれば、
自分の様に、「内容が薄い」と、
星1つでボロクソにけなす人もいます。

もちろん、星5つの人がいうように、
多少の気づきがあった点では、
この本を読んだ価値があったと思うし、
また同時に、
説明がむやみやたらと長い、
また、それだけ問題提起をした上での、
その後の提案内容が薄い、という点では、
星1つの人の感想と同じでした。

*****

とにかく、
読み終わって、「結論はそれだけかい」
と、何か面白くない気持ちが大きく残る本でした。

2012/10/24 22:17






追記:

著者の書き方では、
「仕事」というものを、
「自分が会社に対して提供する『労働』に対して、その『対価』をもらう為の行為」
としてしか捉えていない為に、
仕事から得られる喜びや、楽しみ、生き甲斐などを
全てバッサリ省いています。

それが、読み終わった後、
余りにもドライすぎるというか、
何とも面白くない感覚が残る所以でしょう。

著者はこの本の中で、
「自分がサラリーマン時代に、
『仕事を楽しもう』という言葉にはどうもしっくり来なかった。
それが、『仕事に興味を持とう』ならば意味が通じるが。」
と書いている。

彼にとって、『楽しむ』とは、
遊びで感じる『楽しさ』であり、
それは、仕事では決して得られないものだ、と。

これは、彼がこの本の主張を通す為に敢えて極論的にそう言っているのかもしれないが、
俺は、仕事を通して得られる楽しみは存在すると思うし、
実際、仕事を通してしか得られない『楽しさ』は確実に存在する。

そんな意味でも、著者の価値観と自分のそれ自体が、
既に違っているのかもしれない。

それだけだと思う。この本を読んで、自分が面白くなかったのは。


*****

と、まあ、批判ばかりしてみましたが、
彼の言う結論の中で、
・自分の「労働力の価値」を積み上げていく(資産という土台を作る)
ということは、とても大事だと思います。

要するに、
今日会社でやる仕事が、
確実に、その場限りのモノではなく、
自分の「キャリア」「力」として、
確実に積み上がる様なものになるように、
仕事をすること。

広い視野、大きな視野で、
今の現状を見て、
今日の仕事に取りかかることです。

彼のこの本は、本質は良いことを言っているんだけれど、
その例えが余り良く無いのだと思う。
よって、読み終わった後に、
「偉そうなことを言う割には、
その主張に対する根拠と具体的事例が弱い」
と感じてしまうのだと思う。








トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
記事検索