September 04, 2012 22:10

「英語のなまり」

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2012/9/4 21:53-

さて、
今日の日記。

*****

今日は、N社(仮名)がうちに訪問。
1人はフランスから。
1人は中国から。

いつもは俺以外に別の先輩が通訳に呼ばれるので、
俺は結構気楽にいたけど、
今回は完全に全ての通訳を任される。

今日は社長や取締役、
他にも、製造部の部長、
営業部の部長、
品質管理部の部長など、
ほぼ全ての主要部署のトップが参加してのMTGだったので、
しかもそれが初通訳なので、
汗ダラダラ。

俺は基本、焦ると一気に汗を滝の様にかくけど、
今日は会議が始まった瞬間、
そんなに暑く無いのに、一人だけ滝のように汗をかいていた。
持って行ったハンカチーフが一瞬にしてビチョビチョだぜ。


*****


しかし、途中の工場のでの見学や、
QCでの見学では、
急遽取締役がヘルプを出してくれて、
大分助けてもらった。

完全に専門用語が飛び交うので、
いくら日常会話がフルーエントだろうが、
その話になった瞬間、
何も訳せない。
(むしろ、日本語でも何を言ってるかサッパリ分からない。)

近いうちに全部マスターしてやるぜ。

*****


結局今日は、
13時から会議が始まり。
18時までかかる。

その後は近くの、この町一番の高級老舗旅館へ
お客様二人を送って行き、
そこで18時半から21時まで、
2時間半の特別懐石料理。



ちなみにうちの上司によると、
この旅館は、日本の旅館ランキングで、
ネット上第二位だとか。


まあ、かなり評判は高く、
そこの懐石料理も素晴らしいと書いてあったので、
今日それを、一緒に味わわせていただき、大変感謝。

食事では、
お客様二人と、
こちらからは、
社長、営業部長、営業課長、俺の四人が参加。


基本、俺以外の日本人3人は、
日本語でガンガン話すので、
俺が全ての会話を同時通訳して、
かなり大変でした。
でも、酒が回っていたせいで、
大分話し易くなり、
夜の食事の席はとても楽しかった。

(基本、酒が入ると、
英語というのは、非常に簡単になる。
頭の回転も速くなる、というか、
多分、素面では喋る前に一瞬戸惑うところを、
酒が入ると、思った瞬間に口から話してしまうから、
つまり躊躇しないから、
余計英語が簡単になるんだと思う。)


*****


たらふく懐石料理を食べて、
色々話をして、
さっき帰って来た。

(今回は社長とも入社以来、初めて沢山話せて良かった。)


*****

ちなみに社長が、
「あなたはまだ若いのに、
こんな場所で懐石料理を本格的に食べられて、
とても良い経験だと思うよ。
これなんか、同じレベルのものを東京で食べたら、
10万円以上はするよ」と言われた。


ははあ、有り難く存じます。


*****


正直、昨日なんかは、
今日の通訳を思うと、
ちょっとソワソワしていたが、
いざやってみると、後は腹をくくってやってしまえば良い。

分からなければ、その場で聞き返したら良いし、
一番いいのは、
自信を持って、デカイ声で、
堂々と話すこと。


それと、
話を聴いている際に、
視野をなるべく広くするイメージで、
自分と、相手(両サイド)を含め、
その会議室を後ろの方から観ているようなイメージで、
全体像を俯瞰的に観てイメージして話を聴くと、
以外とうまく行く。

つまり、「自分」という自我を消して、
完全に、その場の空気を読み込む。



後は、
「なんだかんだ言って、こんなの楽勝だな。
俺に取っては何でもないし」
と思い込む。


そうすると、うまく行く。


要は、気の持ちようですね。


*****


しかしながら、
専門用語を調べたり、
集中力をアップさせたり、
ということは、
自分次第の地道な努力のみなので、
頑張ります。


*****


緊張したけど、
とても充実して楽しい一日だった。



2012/9/4 22:06









追記:

ちなみに、今まではインドなまりが一番聞き取りにくいと思っていたけど、
フランス語訛りも、コテコテなのは結構きついね。

"Bases"を
”ベイジーズ”と言ったりする。

"Basics"は、
”ベイジックス”。


後は、中国語訛りもやはり好きではない。



一番いいのは、
その国のオリジナルの言葉の発音やイントネーションをあるていど知っておいて、
単語がその瞬間に分からなかった場合、
頭の中で、
「ええと、中国語ではあんな抑揚で話をするから、
それを今の単語に置き換えると・・・」
という感じでイメージすると、
約一秒後くらいに、
「ああ、」と、分かる事が多い。




しかしながら、
きっと、日本語訛りも、
特に欧米などの人たちからしたら、
何言ってるか分からないんだろうね。

SとTHを混合したり、
LとRを混合したり、
VとBを混合したり、と。




結局、
英語っていうのは、
正しい発音と、
正しいイントネーションをマスターしてしまえば、
しっかり通じるものです。




あとは、
完全になりきる事。





「日本人」メンタリティで話すと、
日本語訛りの英語になるけれど、
「アメリカ人」メンタリティで話せば、
アメリカ英語になる。



英語で面白いなあと思うのは、
結局、
日本語でも真面目な人は、
英語でも真面目に話すし、
日本語でいつも冗談を言っている陽気な人は、
英語でも、やはり冗談を言って陽気だということ。





留学なんかをして、
俺は最初の頃、
「英語で話す時は、
完全に違う人格になる」
とか思っていたけど、
日本語で余り普段話さない人は、
やはり、英語でも話さないもんです。


日本語で抑揚なく話す人は、
英語でも、抑揚がないもんです。





なので、
色んな人の、
日本語と英語の話し方を聞くのも面白い。



そして、俺の妻は、
英語がとても上手い。

彼女は英語を話すとき、
完全にCaliforninanになりきる。

なので、表情や身振り手振り、
振る舞いも、
全てアメリカ人になってしまう。





よって、英語を話す際には、

「私にとって、英語は母国語ですけど?」

って感じになって話すのが、
一番なわけです。






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(一番上の写真は、会食があった老舗旅館の内部。
この建物は170年以上前からあるそうな。
天井がとても低い。



上の写真は、次の日の朝に旅館でいただいた朝食。
急遽、朝食だけ参加をすることになった。)












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