August 09, 2012 20:57

伊調馨と小原日登美の金メダル

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昨日、レスリング女子で、
63キロ級の伊調馨(いちょうかおり)選手(28)が、
日本の女子で全競技を通じて初の五輪3連覇を達成、
48キロ級で小原日登美(おばらひとみ)選手(31)が、
「人生最初で最後」のオリンピックで金メダルを獲得。


生では見ませんでしたが、
とても感動しました。

特に、小原選手の、勝った後の涙の様子を見て、
自分もぐっと熱くなりました。

試合終了の合図が鳴るなり、
両手で顔をかくし、
床をばんばんと叩く小原選手。

その後も、表彰台でも、
ずっと泣いていました。


さっき観たNHKの特集によると、
彼女は今までずっと、
吉田沙保里選手などのライバルに行く手を阻まれ、
オリンピックへの出場を阻止されて来たとのこと。

一時期は、吉田選手との試合で25秒でコールド負けをした後に、
戦意を無くし、うつ病にもなり、
引きこもった時期もあった。
しかしそれを見ていた父親が、
「このままでいては、取り返しのつかない人生になる。
このまま一生引きずっていてはいけない。
必ずあの子は復活する」
と彼女に激を入れ、
自分は夜通しの工場での仕事を終えた後に、
帰って来て、吉田選手に神社でのランニングを命じた、とのこと。


そんな彼女は、
自分の級を落として、
今回のオリンピックに出場。
そして、見事の金。



その背景を知り、
また彼女の試合の様子を見て、さらに感動しました。



*****



伊調選手もすごい。

ロンドンに移ってからの練習で、
左足の靭帯を痛めていたが、
それに痛み止めを打っての試合だったとのこと。



素晴らしい笑顔です。

試合後のインタビューも、
凛としていて、
筋が通っていて、
本当にかっこよかった。


インタビューで、
「(姉の)千春の声は、
ちょうどいいタイミングで必ず聞こえて来る。
周りが静まった時に、
天の声のように聞こえるんです。

なぜか、千春の声は届くんです。」と。



彼女はそれを、インタビュアーの質問に対して、
正直に、話をしていたけれど、
そうやってさらっと答えていたその言葉の中に、
素晴らしい何かを言っていた気がする。





*****



本当に、素晴らしい感動を与えてくれます。

ありがとう。


2012/8/9 20:50










追記:
それに対して、
日本の政治家は何をやっているのか。

野田総理の、解散総選挙を「近いうちに」やるとの発言に対して、
様々な人物が、
「近いうちはどうのこうの」と、
どうでもいいやり取りをしている。




今のニュースは、
完全に、
「オリンピック」と「その他のニュース(主に政治)」
になっているが、
オリンピックのニュースになると、
見ていてとても元気になるし、
明るくなる。


そして、ニュースが変わって、
野田や輿石幹事長などの脂ぎった醜い顔などが出て来ると、
一気に気分が暗くなる。




日本の政治家は、自分の仕事ぶりに誇りを持っているんだろうか。
いや、持っていないだろう。

むしろ、彼らは「仕事」をしているんだろうか。

国民に選ばれたはずの彼らは、
国に対して、
何か、一つでも「利となること」をしているんだろうか。




と、考えてしまう。




******




ちなみに、こうやって、
毎日オリンピックのニュースを見て、
日本を含めた世界が興奮するのを見ると、
「いっそのこと、毎日オリンピックをやってればいいのになあ」
と思ってしまう。









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