August 08, 2012 20:10

「お金と人生の真実」by 本田健

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毎度おなじみ、
本田健氏の本です。
サンマーク出版より2010/11/12に刊行。

*****

題名ほど、大した内容ではありません。
彼が以前に書いた、
「お金のIQ お金のEQ」などで書いている内容と、
ほぼ同じことを、
もっとシンプルに、
障りの部分だけ書いた感じです。

なので、
「あなたの理論は分かったけれど、
それを実際にするにはどうしたらいいの?」
という肝心の具体的な部分が書かれていません。

まあ、彼はこういう書き方で、
「なんか、本田健と彼の周りにいるであろう人たちって、
お金があって、幸せそう。
この人たちに近づきたい・・・!!」
と思わせ、ますます彼の本を買わせよう、
彼のセミナーに参加させよう、
という魂胆が見えてしまいます。

(俺は彼の「ユダヤ人大富豪の教え」に感動して、
彼の本は結構読みあさりましたが、
こうして彼の著作から5年近く離れ、
たまに彼の書き方を読んでみると、
そのテクニックに気づかされます。)



そしてもう一つ、
彼の本を毎回読むたびに感じるのは、
この、変な「違和感」です。

まるで、
「私は、とても裕福で、
精神的に満たされています。
この本を読んでいるあなたにも、
早く、私と私の仲間が暮らす、
この幸せな世界に入って来てほしいものです」

という、ちょっと上から目線の書き方というか、
明らかに、そういう
「読者を確実に見下した」彼の態度が、
じわじわと伝わってくるのです。


きっと彼は、それには気づいていないのかもしれないし、
そのつもりも無いのでしょうが、
確実にそれは出ています。

それは、
「俺は、人種差別なんてしないよ。
この世の中に、白人優越主義なんて存在しないさ。
肌の色なんて関係ないぜ」
と言いながらも、
確実に、その態度には、
他の人種をけなしている態度が見え隠れする、
その「無意識の差別」に気づいていない白人が醸し出す様な、
それと似た雰囲気が、
彼の本の文体には漂うのです。


それは、強いて言えば、
宗教家やスピリチュアルカウンセラーたちが書く文体、
そして話口と似ています。


*****


こう書くと、彼のファンの人たちに批判を喰らうでしょうが、
しかしながら、一時期彼の大ファンであり、
そして、彼の講演も観に行き、
彼と直接握手もして、サインまでもらったこの自分が、
その講演会で、
彼にサインをもらった際に観た、
あのビジネスライクな態度と表情を見て、
何か感じてしまったあの日から、
彼のことを、純粋には、
「素晴らしい人」「人格が伴った人」
とは見られないのです。


*****


しかし、彼に対する俺のこの考えも間違っているかもしれないし、
彼を実際に知るわけでもないので、
こう書くのは、失礼ですね。


ということで、本の内容のレビュー。

*****


差し詰め新しい発見は特にありませんでしたが、
読んでいて「そうだよな」と感じたのは、

「お金を使った際に、
その使った額にフォーカスするのではなく、
実際にそこで手に入れた内容、
それによって満足出来たこと自体に、
フォーカスをしよう」ということ。


彼は、
「一人の人間のお金に対する価値観は、
その人の両親、
そしてその人の祖父母、
それ以外にも、
その人が子供時代に暮らしていた地域性、
自分が仲のよかった友達の両親まで、
自分が会ったことのない色々な人から、
少しずつ受け継いでいる」
と言います。

これは確かにそうであり、
その中で、俺は個人的に、
お金を節約して生きる生き方に当てはまります。

なので、どちらかと言うと、
何か買い物をした際に、
それにより得たサービスやモノに対してよりも、
それで使ったお金にフォーカスをすることが多いのですが、
それは、確かに彼の言う通りだよな、と思いました。


*****


最後に。

彼は、お金に「人格がある」と言い、
「お金を好きになる人が、
お金に好かれる」と言うタイプの人です。

それに対して、
俺が最近読んでいる苫米地英人氏の言い分は、
「お金にはそもそも人格などない。
もともとはゴールドスミスが金の引き換え用に用いたただの紙であり、
『お金に絶対的な価値がある』と、
ヨーロッパの大手銀行の株主により洗脳されているにすぎない。
よって、まずは、お金自体に余計な邪念を抱くのを辞める為に、
1万円札を破きなさい」と主張するタイプです。


今の世の中では、完全に前者の本田氏のような
お金に対する見方の方が流行っていると思いますが、
その反対側には、
苫米地氏の様なモノの見方もあることを知っておいた方が、

そして、その上で、
「自分はどうなのか」
と良く考えることが、大事だと思います。

2012/8/8 20:38













追記:
この本とは全く関係ないが、
俺は個人的に、
一人の著者なり、人間なりに、
ガツッとハマって、その人の考えや主張を思いっきり取り入れて、
その後に、さらっとそれを破って、
次に移って行く、という傾向があります。
中学生くらいから。


なので、例えば著者でいえば、
最初は中学時代に落合信彦にハマり、
その後、本田健なり、
またはその間にも、
実の人間(先輩など)の教えを乞いつつも、
その後は、また彼らから離れて行く、
ということを繰り返しています。


そしてこの数ヶ月感は、
苫米地英人にハマっている、という感じです。



しかし、俺の今までの傾向を見ると、
あと少しで、苫米地氏の本からも、離れ出すのでしょう。





流石に最近は、
年齢も28歳になったこともあり、
もう誰かの教えを頭からそのまま信じ込む、
ということは無くなりましたし、
それにより、自分の核が揺るがされたり、
または、自分の信念がころっと変わる、
というのは無くなりましたが、
それでも、俺は基本的に、
誰か新しい人の教えや考え方を、
常に参考として、学んでいたい、
という欲はあるようです。


*****


まあ、どちらかというと、
昔は、「自分はどういった人間であるべきか」
といった、精神論的なところに興味があったから、
落合信彦のような、自己啓発書を書く人間の本を
読んでいたんだろうけど、
(中学から二十歳ごろまでは)

今は、もう自分の人間的性格や、
自分の核も固まって来たので、
今は、
「知識」を付ける為に、
その知識に対して詳しい人間の本を読む傾向にあります。

よって、苫米地氏の本を読んでいるのも、
俺が今は個人的に、
「経済」
「金融」
「哲学」
「思想」
「心理学」
などに興味があり、
かつ、彼がそういう本を書いているからなのでしょう。


*****


という、今の状態。



2012/8/8 20:45





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