July 31, 2012 23:14

「CNNを観ていて思ったこと」

CNNなどのアメリカの番組を観ていると、
日本のニュース番組との大きな違いに気づく。

まずは、CMに関して。

アメリカのCMは、
例えば、NY Cityの宣伝ならば、
Alicia Keysの"Empire State of Mind"の曲をBGMに、
「私たちは世界で一番最初の鉄道を造った。
世界一高いビルをを作った。
いつも、世界のトレンドを作り続けて来た」
みたいなことをナレーションが言い、
観ている人間に、
「NYに住んでいる俺たちは素晴らしいんだ」
と自信を持たせる作りになっている。


オバマの選挙キャンペーン用CMでは、
ロムニーのことを思い切り批判する。
(彼のビジネスプランは、どうのこうのであると、
思いっきりネガティブなことばかり言いまくる。)

こういうスタンスは、日本のそれには無い。



オリンピックのニュースを見れば、
日本は、例え勝った選手でも、
素直に、「超嬉しい!最高だぜ!」
みたいに選手は言わずに、
「日本の皆さんの期待に応えられて良かったです。
皆さんに感謝致します。」
と、あくまでも
「いかに国に、周りの人に、
自分を取り巻く社会の人に感謝をしているか」
を示し、
自分が純粋に嬉しいと思う感想は、
余り言わないし、言わせない。

(唯一水泳の北島は、
今までのインタビューで、
チョー気持ちいい!のような感想は言っていたが、
それはアメリカのノリでは全然OKだが、
日本で観ると、
「なんだあいつは、常識がないのか」
と観られてしまうし、観ている俺たちもなぜかそう感じてしまう。)


しかし、例えば今回アメリカの100M背泳ぎで
金メダルを取ったMissy Franklinの場合は、
記事からの質問に、
「金メダルはどこにあるの?」
「ポケットの中よ。見る?
ほら、凄く綺麗じゃない?」
の様なノリで、答えたり、
それを記者も喜んで流したりしている。

そしてCNNでは、
彼女が両親と抱き合って喜ぶ姿を映したりしている。

これが日本の場合は、
例え抱き合っても、
どっちかというと、
「感動の涙を誘う」系の作りにさせられるよね。
アメリカは、完全に、
「超嬉しい!やったー!Awesome!!」
というノリですけど。


imageDisplay

Missy Franklin was all smiles after capturing her first gold medal. She won the 100 backstroke final in 58.33 on Monday in London.


******


ということを、
ふと、
日本の社会で4年過ごしながら、
アメリカの番組を「外国人」の目で見て、
気づいた。


日本に帰って来てからは、
「アメリカはどうだった?」
なんて聞かれても、
以外と、アメリカの生活が当たり前になっちゃうと、
日本人の感覚でそれを見ずに、
それにとけ込んじゃうから、
どうも、日本の常識を通してみたときの
アメリカに対する「違った点」
「驚き」「変な点(日本から見て)」
というのが分からなくなってしまう。


でも、こうして日本にずっといると、
やっぱり、気づかない間に、
日本の「常識」に考え方も生き方も染まっているんだなあ、
と思う。

******


でも、さっき思ったけど、
今はこうして、ネットを通してCNNが観れたりする時代なわけだから、
例え「日本」に住んでいようが、
こうして家でアメリカの番組を観て、
アメリカの感覚で過ごしていれば、

「アメリカ大陸の外に位置する、
”日本”という離れ小島にちょっと来ているけど、
アラスカに来ているのと、同じ感覚」

的な感覚で生きられるよなあ、と思った。


つまりは、
日本に住んでいるから、もう、
この「世界」は、日本しかない、
とかではなくて、

日本に住んでいようが、
アメリカに住んでいようが、
上海に住んでいようが、

それぞれの国に住むことがどんなことか、
そこに住む人々はどんな人々か、
そこの人々はどんな考えをして、どんな話を毎日して、
どんな生き方をしているか、

さえ、リアルに自分が、
自分の体験を通して「知って」いれば、

あとは、どこにいようが、
(例えば、俺が今日本にいようが、)

「俺はアメリカにいる」
(俺は○○にいる)

と、自分の好きな様に、マインドを持って行けるよなあ、と
そう思った。

*****


でも結局は、自分の周りを囲む人が、
全員日本人だったら、
日本に住んでいても、アメリカに住んでいても、
そこでの自分の『生活』は、
やっぱり『日本んでの生活』になるし、

日本に住んでいようが、
毎日仕事場で会う人、
働く人が、
みんなアメリカ人だったら、
そこでのその人の『生活』は、
『アメリカでの生活』になるだろうし、


結局は、
その人を取り囲む、
半径5m以内の人間関係なんだろうな、と、

そう思った。

******


だから、
留学をしても、
日本人同士で固まって、
日本語ばかり話して、
日本のテレビばかり観ている奴らは、
結局、
英語も話せないばかりか、
「アメリカでの生活」
をしていない、と同然になるんだろうね。

だから、留学をすることの一番の理由は、
その国の言語が話せる様になる、
ということよりも、
その国の文化を知り、
その国の人々が、
どんな人々で、
どんな考えをしていて、
どんなマインドで、毎日を生きているかを、
リアルに感じ、
それにドップリ浸かって、
そこの住人になること、
なんだろうね。




2012/7/31 23:12



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