June 22, 2012 22:37

"Overexposed" by Maroon 5

Maroon_5-Overexposed-Frontal

さあ、やっと出ました。
先日(2日前)の6月20日に、日本では先行発売です。

俺はこのアルバムを、大分長い間楽しみにしていました。
そして、Amazonで前から予約をしておりました。

(今自分が住んでいる所には、近くにCD屋もなく、
かつ、iTunesで買うと、実際のモノが手に入らないので、
どうしてもアルバム自体が欲しかった。)

しかし、Amazonからは、いつまで経っても、
出荷の目処が付きません。
発売日であった一昨日、そして昨日と、
「まだかなあ、早く来ないかなあ」と、
ソワソワしながら、iTunesのプレビューだけを聴いて我慢していました。

自分の好きなアーティストのアルバムが売り出されているのに、
それが買えない、手に入らない、
というのは、イヤな心境です。

発売日から3日目の今朝、
6時頃メールをチェックすると、
「在庫の目処が付かないため、配達予想日は6日後から8日後」と、
当初の予定より一週間近く遅れるとのことです。

その場で、すぐにキャンセルをしました。

そして、今日、一番近いCD屋まで、
何とか行って来ました。

*****

さて、前置きはどうでもいいんですが、
彼らの4枚目のスタジオアルバムです。

Amazonのレビューなどを見ると、
結構、評価は高いみたいですね。

僕は正直、今回のアルバムはかなりポップなのですが、
まだ耳に馴染みません。

個人的には、3枚目の前作、
"Hands All Over"は大好きだったのに、
Amazonのレビューを見る限り、
凄く良いという人も多い反面、
ちっとも良く無い、なり、
一枚目と二枚目に比べると劣る、という人なり、
色々な意見があることに驚きました。

俺的には、三枚目のアルバムの完成度はかなり高いと思っており、
発売された2年後の今でも、
結構毎日の様に聴いても、全く飽きないアルバムだと思っています。

(1曲目の"Misery"から、5曲目の"Never Gonna Leave This Bed"までの流れは完璧だと思うし、
その後6曲目、7曲目と、全体のアルバムのシフトチェンジをして、
8曲目の"How"で聴かせた後に、
9曲目の"Get Back in My Life"から、11曲目の"Runaway"までちょっと捻って、
それで、12、13と来て、
14曲目の"No Curtail Call"で締めるところなんて、
最高だと思いますが。)

この曲がアルバムの中で一番好き。
"Never Gonna Leave This Bed"


*****

アーティストというのは、
必ずや、変化をして行くものです。

「私は前回のアルバムが好きだった。
今回のアルバムは、彼らの色と違う」

そう言って、そのバンドの新しいアルバムを卑下する人も多いですが、
そこは、アーティストの変化を、
如何に好きになれるか、
自分も受け入れて行けるかどうか、だと思います。

(まあ、自分もここ数年のBon Joviさんたちの変化には付いて行けないので、
人の事は言えませんが。)

*****

また、
新しいアルバムというのは、
全く聞き慣れない曲が15曲近く入っているものなので、
最初は、聴いていても、
全く変な感じがするというか、
違和感があります。

言ってみれば、
確実にそこに音楽は流れているんだけれど、
耳がその音に慣れていない為に、
記憶に残らない。

そんな感じです。

*****

今回のマルーン5のアルバムも、
そんな印象が非常に強く、
ポップで、音の作りも、
非常に軽くなっているので、
BGMとして聞き流せてしまうというか、
一回通して聴いただけでは、
余り、印象に残りませんでした。

唯一、一回だけ聴いて、
「あ、この曲の雰囲気好きだな」と感じたのは、
12曲目の、"Beautiful Goodbye"と、
14曲目の、"Wasted Years"でした。

(ウィキペディアによると、
"Wasted Years"は、元々一枚目の"Songs About Jane"のアルバムの中に、
入る予定だったものらしいです。
だから、一枚目のアルバムに近い雰囲気があるのね。
また、俺的にはこういう曲も沢山作って欲しいんだけどね。

Wikipediaより引用;
""Wasted Years", a song that was originally planned for their debut album, Songs About Jane, is featured as one of the bonus tracks on the deluxe edition. The song also features writing credits by Jesse Carmichael, who is currently on hiatus, and former drummer Ryan Dusick. The only previously available version of this song was a live performance at the Santa Barbara Bowl, released on the 2005 album Live – Friday the 13th.")

"Beautiful Goodbye"


"Wasted Years"



*****

ということで、
アルバム全体の雰囲気としては、
「2枚目のアルバムに近いなあ」という感じです。

2枚目は、個人的に音が綺麗に纏まりすぎていたので、
あまり好きではありませんが、
それと、ちょっと似ている感じもします。
(音の作りが纏まっていて非常にスッキリとした印象、という点では2枚目と似ていますが、メロディなどは、また、今までの3枚とも全く違う感じがします。)

でも、なんかちょっとひねった感じもあるというか、
なんか、エキゾティックな匂いもしつつ、
ウィスキーみたいな、クセもある、
そんなアルバムです。

1曲目の"One More Night"の始まり方は、
Alicia Keysの"The Element of Freedom"の一曲目、
"Love is Blind"に何となく雰囲気が似ています。
あの、うねった感じというか、
ちょっと、エキゾティックな感じが。)


*****


今夜を通して3回程聴いた感じでは、
余り印象に残らないこの曲たち。

さて、この「印象」も、
このまま聴き続けて行くと、
必ず変わってくるので、
自分の、その音楽に対する「変化」を観察することも、
音楽の楽しみ方の一つでもあります。




さあ、今から数日後、
数週間後には、
どうなって行くのでしょうか。

ただ一つ言えるのは、
一回目に聴いた印象が、余り良くなかったので、
きっと慣れれば、
凄くハマるんでしょうが。

(基本的に、最初に「なんかイヤだな」と思ったり、
「ちょっと変な曲ばっかだぜ」と思うアルバムほど、
聴き込んであるポイントを過ぎると、
もうそこから逃れられなくなる。)

Just for a note.

2012/6/22 22:36


******


追記:2012/6/26

既にかなりハマって来ました。
このアルバム。

一回目に聴いた時は、余り良いと思わなかったけど、
そういう曲こそ、一度ハマると、抜け出せなくなります。

アルバム一曲目のこれ。
かなり良いです。

"One More Night"


やはりアダムレヴィーンは、才能がありますな。




******


追記:2012/7/20

最近は、このアルバムの中の3曲目、
"Daylight"が好き。

歌詞は、

「朝が来たら、僕はここを去らなきゃいけない。
もう夜も遅いけど、眠らない様にしている。
この日が来ることは分かっていたけれど、
こんなに早く来るなんて。
君をこうして眺めることが、
いずれ思い出になってしまうことが、嫌なんだ」

という感じの内容。
要するに、シャ乱Qの
「君が先に眠るまで もったいなから起きてる」
系の歌ですな。
ちょっと違うけど。



この歌詞は、
2008年の2月の頭、
彼女が、アメリカから日本に帰る日の前の晩の自分の心情に凄く似ているので、
(自分が去らなければいけない、というこの曲とは、立場がちがうけれど)
この歌詞の状況と心情を頭で理解しながら聴くと、
非常に切なくて悲しい曲なんだなあ、
と胸に来るものがある。











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