June 16, 2012 15:46

「ドクター苫米地の新・福音書」by 苫米地英人

M03402255-01

非常に怪しいタイトルです。
表紙も怪しいし、副題も怪し過ぎます。

(副題は「禁断の自己改造プログラム」。
実際に本の中で話している内容は、全然禁断じゃないし、至って普通のことなんだけど。)

余りに怪し過ぎて、何かいけない本を借りて来てしまったのではと、図書館の帰り道に思いました。
会社の食堂で読んでいる際にも、周りの人に表紙を見られない様に無意識に行動している自分がいました。


この人の本は、本当に面白いのに、
毎回、本の表紙が最悪だったり、
帯のフレーズが変だったり、
彼自身の怪しいプロフィール写真を出して来たりと、
わざと、世間から「怪しい人」として見られる様な事を、楽しんでやっているとしか思えません。

そして、俺はこの人の本ばかり最近読んでいるので、妻に非常に心配されています。

*****

さて、とても面白い本でした。
初版は2007年7月。
彼が毎回、色々な本で言っていることと、ほぼ同じ事が書いてあります。
それでも、こうして彼の本を読み続ける自分も、完全に彼にハマっているわけですが。

*****

この本での大きなテーマは二つ。

 峪詭遒鮃げる事」
◆崟茲鯑匹犹」

それだけです。


,痢峪詭遒鮃げる事」に関しては、
彼がいつも使う、「抽象度を上げる」の方法で説明が成されます。

この本の中では、「2次元人から5次元人へ」との表記がありました。

いわく、
普段、目の前のことしか考えていない人を、「2次元人」とするならば、

視点を、空の高さまで持って行き、
自分のことを、空の上の方から見下ろす様な形で、物事を見られる人、
つまり、2次元に高さを加えた状態を、「3次元人」とします。

(これを応用すると、普段俺が仕事をしているオフィスの中でも、
そのフロアにいる全員の行動を考え、また、同じ会社にいる社員全員の仕事ぶりを考え、
同時に、日本の別の場所では、自分の妻が別の場所で働き、友達が別の場所で働き、自分の家族が別の場所で暮らしている様子を、イメージで考える。
そうすると、自然と、「目の前のことしか見えていなかった、視野の狭い自分」から、「全体像が見渡せる、視野の広い自分」へと変われる。
これは、自分の心理的部分にもよると思うが、そう、「自分は視野を広く、物事が見える」と考える事で、常に自分自身をも、客観的に見れることへと繋がる。
その結果、仕事の効率がアップする。最近はこれを試して、実際に効果を感じられる。)

3次元の次は、4次元。
これは、3次元の考えに、更に、「時間の概念」を足したもの。
「今」だけではなく、「50年前」「100年後」など、
自分がそれをリアルに感じられる範囲で、時間も前後に考える。
それで更に視野が広まる。

そして最後は、その概念を宇宙まで広げて行き、時間の感覚をも超越すること。
それが、5次元人だという。
(俺はまだ、3次元までしか応用できていません。)

*****

この本の中で苫米地氏は、
「内部表現を書き換える事が、自分を変える一番の手段」と言う。

「内部表現を書き換える」と言うと、
なんか怪しく聴こえるが、
要するに、「引き寄せの法則」と同じこと。

「こうありたい」
「こんな自分でいたい」
と考える事で、それが引き寄せられる。

「思考は現実化する」
それと一緒。

自分の中にある、「自分はこういう人間」という書き込みを、
自らが望む状態に書き換えるだけで、
自分は、その通りに変化して行く。

例えば仕事をする中で、
上に挙げた様に、「自分は周りの事も見渡せ、自分の会社を経営者の視点で見られる、視野が広い人間」と考えて行動すれば、
そうなって行くし、
逆に、「俺は全然仕事ができない。ミスばっかりする。話もへたくそだし、全然だめだ」なんて考えていたら、
本当にそういうパフォーマンスしか出来なくなるわけで。

(これは、一つ前に書いた「バイリンガルは二重人格」の本にもあったけど、
「自分は英語が喋れる人間である」と自ら強く思うだけで、ある程度の基礎さえあれば、普通にバリバリと英語が喋れる様になる。
逆に、いくら英語が喋れても、「俺はダメだ、全然英語が話せない」と思うだけで、全く話せなくなる。
これは、俺もよく経験した。)

*****


そして、二つ目のテーマ。
◆崟茲鯑匹犹」。

これに関しては、「自由意志」(Free will)の話になってくる。

自分がこうなりたい、と思う自分像、
または、こうしたい、と思う結果を考える。

そしてその時に、
それが失敗して、なりたい自分になれなかった自分、
また、
したいように出来なかった自分の姿も、
リアルに、臨場感を持って頭の中に描く。

そうすることで、
「実際に起こりうるであろう、二極の面」、
つまり、起こりうるすべての状態を自分で把握したところで、

そこで最初に戻り、自分が本当に望む方の自分、
及び、選択肢を選び、
実際にそれを行っていく。

すると、「すべての選択肢の中から自分で”それ”を選んでいる」、
つまり、「自らの自由意志により、自分でそれを選んでいる」
という実感が持て、
それにより、何よりも幸せを感じる事ができる、というもの。

また、これが習慣化すると、
自分が本当にやりたいことや、気持ちいい事がどんどん分かって来る、と。
「Winner takes all」の概念。
そこにあり得る選択肢をすべて理解しながら、その上で、
自分が一番望む道を、自らの意思で選んで進んで行くので、
そこには、よりリアルな「生きる喜び」が感じられる、とのこと。

これは、俺も感覚的に良く分かる。

*****

本の後半では、
ゲーデルの不完全性定理が出てきたり、
経済学の話が出て来たりと、
どんどんぶっ飛んで行き、
収集が付かない様な状況に陥るが、
最後はいつもの様にうまく纏めている。

*****

彼が大好きな、自分の学歴を随所随所でちらりと自慢する傾向も多々見られ、
そういうところが突っ込みどころ満載だが、
とても面白い本だと思います。

2012/6/16 15:44

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