June 02, 2012 05:00
「知識ゼロからの金融入門」by 山岡 道男, 淺野 忠克
国際金融取引、金融工学、証券・債券市場のしくみ、日銀・金融庁と金融メカニズム、
などに関しての本。
それぞれの用語の解説がただあるだけなので、
中身は全く深くない。
イラストがどのページにも入っているが、
そのイラストを見ていると、無性に居心地が悪くなって来る。
まるで、金融の世界がもの凄く腹黒い世界かの様に、
このイラストが物語ろうとしているかのような雰囲気が、
プンプンと漂ってくる。
そして、同じイラストを、
2回も3回も、別ページで使い、
吹き出しの中の台詞だけを変えたり、
そのイラストをアップにして、
いかにも「新しいイラストですよ」かの様に見せているので、
本の中身はともかく、
そのイラストに不満を覚えてしまう、本の作り。
作者は、もう少しその辺を、
手を抜かずに、考えた方が良かったと思う。
同じイラストが続くのであれば、
文字だけで、絵は何も無い方が良いのに。
2012/6/2 16:20