June 02, 2012 06:07

「フリー経済学入門」by 苫米地英人

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Dr. トマベッティーの本です。
この本は、2010年3月末に刊行されました。

この本は、2009年11月に出た、
「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」(by クリス・アンダーソン)
の本の内容を元に、
「実際のところはどうなのか?」
ということをテーマに書かれた本です。

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苫米地氏の別の本で彼は述べていましたが、
この本を執筆するに当たり、
編集者の人間が自分のところへ来る前に、
「フリー」の本を読んでおく時間が取れず、
編集者が自分のオフィスに着いてから、
5分だけ時間を取ってトイレに行き、
そこで一気に読んで、
その後に、この本の構想を話して決めた、とのことでした。

*****

まあ、今では苫米地氏の本を沢山読んでいるので、
それがハッタリではないだろうことが良くわかりますが、
彼の事を余り知らない頃は、
「このオッサン、なんか胡散臭い」という感じがプンプンでした。

この本も、やはりその一つです。

自分が苫米地氏の存在を目に留めたのは、
恐らくこの本が初めてだと思います。

2010年の3月、
本屋でこの本が新書コーナーに売り出されているのを見て、
その帯に映る彼の怪しいプロフィール写真を見て、
「どうせ、最近売れている本を利用して、
自分も金儲けをしたいという人間だろう」と、
この本を手に取る事もなく、
カバーだけで、この本をジャッジしていました。


そして、それから二年経った今、
やっとこの本を読みました。
非常に面白い内容でした。
正に、"Never judge a book by its cover"です。

*****


この本では、上に挙げた「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」
の内容をベースに、
その本の内容が述べる真実と、
論理として弱い点、
そして、
苫米地氏の体験と経験から考える、
彼自身の考察が語られています。

特に、自分ももう10年以上愛用しており、
個人的には大好きである、
検索サイトやフリーメールを提供するG社に対する描写も、
細かく書かれていました。

(例えば、G社は今までの世界展開に当たり、
技術面で先を行っていたL社やY社を差し置いて、
常に巨額の資金調達を難なく行い、それを達成して来ている。
その理由として、政治的な目的を持って
資金を投げ込む人間がいるのではないか、
など。

本当かどうかは分かりませんが、
上の会社に対して、悪いことをブログに書いたりすると、
その人のブログは、検索をかけても、
絶対に見つからない仕組みになっているとか。
それを、「村八分」ならぬ「G八分」と呼ぶらしい。
本当かね・・・)





他にも、世界的に有名なフリーチャットのSの機能は、
S側がしようと思えば、
Sのソフトをインストールしているユーザーのパソコンから得られる音声や映像のデータを、まるまるS側に送る事ができる、など。

(今は、コンピュータ自体に内蔵マイクやカメラが付いている場合も多いのに加え、
P2P(Peer to Peer)機能により、
例えSを起動していなくても、
常時、個人のPCとS側のサーバーとの間で24時間データ通信が行われているそうな。
そう考えると、俺のMacもばっちりと目の前に内蔵カメラが搭載され、
上には性能の良いマイクが内蔵されているわけで。)



実際に、上に挙げたG社は、
「私たちがしようと思えば、
全ユーザーの交信履歴をG社側で把握することができる」
と世間にも公表しています。


(よって、G社が始めているi Gなど、
G社の自分のアカウントにログインすることによって、
メールも、ドキュメントも、
写真も、ましてや自分のSNS情報までもが、
一貫して統一されている場合なんかは、
非常に危うい状態に自分を陥れている、
ということにもなります。)


*****


俺が個人的にこのブログを始めたのは、
2005年の始め頃でした。

その頃はまだアメリカにいたということもあり、
自分の個人情報を書いても、
余り日本側には関係ないだろう、という感覚が強くありました。

また、当時人気が出ていたMixiや、
その頃発足したfacebookなども、
今程は強力な力を持っていなかった、
というのもあります。

(当時はむしろ、
上の二つのSNSを使う人口はそれほど多く無く、
それを使い出した人間の方が、
一歩先を行く、という風潮があった。
それほど、ユーザー人数も多くなかったので、
本当の意味で、SNSを効果的に使う人が多かったのだと思う。)


それが今では、
誰もがfacebookに登録をするようになり、
本来それが持つはずの、
「本当に親しい人と、プライベートの内容をシェアする、
隠れ家的なところ」
という機能が、完全に覆されつつあります。

(もともとアメリカで流行っていたMySpaceが、
誰もがプライバシー関係なく、
手当り次第に友達を集める様な風潮があり、
それに対して、
Facebookは、「その大学に通っている学生しか登録できない」
という、非常にプライベート的なものだった。
しかし、今ではそれが、
日本においては、誰もがFacebookに登録し、
余り親しく無い人同士の間でも、
自分のプライベートをシェアする傾向にある。


また、これは俺個人の意見になりますが、
Facebookを使って、会社のマーケティングをしようと唄い、
その方法を伝授するために、
セミナーを2時間数十万円でやります、
と唄う会社ほど、個人的に嫌いなものはない。)


*****


話がそれましたが、
苫米地氏がこの本で語っている事は、

『「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」の中では、
「フリーランチは存在する」と述べられているが、
実際はそんなことはない。
無料のものほど、その裏には、
何かしらの意図が隠されており、
その代償は、明らかに高い。

また、今の時代、
フリーメールやSNSサイトを使う事により、
自分の情報が、全て世間に筒抜け(=権力者に筒抜け)
であることを、私たちは無意識的に感じており、
その、「見られている、誰かに四六時中監視されている」という無意識面での恐怖が、
私たちの行動を、制限させている』

と。

(つまり、彼のこの本の帯に貼られている、
「無料プレゼント」の言葉も、
疑ってかかりなさい、ということですね。)


*****



そして彼は、いつものように、
本の最後は、「抽象度を上げて生きろ」ということで、
話をまとめています。


苫米地氏の本は、毎回新しい本が出ますが、
殆どの場合、本の半分以上の内容は、
同じ事を言っています。

・「抽象度を上げることの重要性」
・「この世の中は、見えない権力者により、マスメディアなどを使い洗脳されている」
・「お金というもの自体には全く価値はなく、それは1912年のクリスマス休暇中に立ち上げられたFRBを牛耳る、ロスチャイルド系やロックフェラー系の家系が、世界を支配するに当り使用している紙切れにすぎない」
・「日本国民が収め、蓄えた税金や預貯金は、日本からアメリカへと吸い取られて行く」
・「資本主義は、金銭的な執着心を植え込まれた人間が、それを競うことで得た富を、権力者がそっくり吸い上げるためのシステムである」


など。


彼が言いたいのは、
「抽象度を上げることにより、
世の中に張り廻らされている”常識”とやらの数段上の視点で物事を見て、
雑念にとらわれる事無く、
超越した心持ちで生きなさい」
ということです。

「君たち、世の中のくだらない事に踊らされて、
人生を棒に振るなよ。
自分の人生を生きろよ」と。


*****

2012/6/2 6:40







追記:二点。



‘本でも浸透しているSuicaに関して:


現在Suicaに組み込まれているループアンテナの反応距離は、
30センチ以内、と電波法で規制されているが、
ある時そっと法律が変えられ、
ある一定の状況では、200メートルまで磁気反応機能を伸ばしてよい、
となっているとのこと。

その理由は、
アメリカの要望が背後にあり、
テロ対策である、と。

(ジャンボジェット機の機体は、
機長室から一番後ろの席までが200メートルであるとのこと。)


また、上のSuicaの仕組みの元である
USIDカードを持つアメリカ人が多く居住する、
日本の六本木などで、
半径1キロから出ているUSID電波をキャッチするコマンドを打ち込めば、
そこにいるUSIDカードを持つ全ての人間の個人情報が、
瞬時にして分かるとのこと。

(USIDとは、
電子ID法(Real ID Act)によって導入された、
アメリカの国民総背番号制のこと。
2005年にブッシュ政権の元で成立された。)


*****


地デジ放送に関して:



地上波デジタルは、リアルタイムのアナログ放送に比べ、
3秒の遅れがある。

よって、地震速報などが来ても、
それは実際に放送された時間から、
3秒遅れて家庭の画面に届いているわけであり、
その遅れが、実際の非難等に致命的な問題を起こす可能性が高い。


では、なぜ、リアルタイムより3秒も遅れる地デジが、
日本全国の家庭に統一されたのか?


地デジは、MPEG2(Moving Picture Expert Group 2)というアルゴリズムを使った放送。
MPEGは国際規格である。

MPEG技術は、MPEGLA(MPEGライセンス・エージェンシー)というアメリカの民間会社が保有し、
その会社が全ての特許権を管理する。

(例えば、日本の携帯電話のワンセグに使われているMPEG特許は、全てMPEGLAが保有する。よって、現在日本全体で使われている地デジ放送においても、MPEGの特許使用料が、アメリカMPEGLAという会社に入っている、ということ。)

そのMPEGLAの主要株主は、ジョージ・ブッシュ・ファミリーの関係者とまで言われている。

日本のメーカーがMPEGLAにライセンス料を支払うことが本決まりになったのは、小泉政権のときである。
既にMPEGを次世代の地デジに使う方針が事実上決まっていたが、それを正式に決めたのも、小泉政権である、と。

つまり、郵政を民営化することで、
日本の郵貯と簡保の資金をアメリカに提供しようとした一件と同じで、
ここでも小泉政権は、
ブッシュ政権と握手をしていた、と。

ここで恐らく、
小泉政権の主要人物には、
アメリカから謝礼が提供されていたであろうが、
それも、賄賂に始まる、「フリーミアム」の構造と瓜二つである、と。

(ある一定の人物にお金を払う事で、
後から、莫大な利益を得る仕組みを作る。)


*****




日本での地デジ放送の、リアルタイムに対する3秒遅延に対し、
アメリカでの地デジ放送では、
最大7秒の遅延が起こる。

これがいつ始まったかを辿ると、
2004年2月1日のスーパーボウルのハーフタイムショーで起こった、
ジャネット・ジャクソンの胸ポロリ事件からとのこと。

(これはアメリカでも大問題になり、
連日ニュースが酷かった。)

それ以来、この体制が整えられたが、
アメリカ政府が本当に問題と見なしているのは、
ジャネットの胸のことではなく、
対テロリスト、とのこと。

(仮に、テロリストがTVを電波ジャックし、
世界を揺るがす偽のニュースなどを流しても、
それを監視している政府側が、
7秒間の間に、
その映像が世間に流れる事を阻止する事ができる。)


よって、対テロの為に、
放送の遅延を認めること(つまり、MPEGによる地デジ放送の遅延を認めること)は、
政府による放送検閲を認めたことにすぎない、と。

そして、テレビ局は政府に対し、
「常に監視されている」という現状から、
政府に考慮した放送内容へと自主規制に走る。

(これは、日本の場合、
日本のTV局が、日本政府に対して、
そして、日本政府を取り締まるアメリカ政府に対して、
自主規制をする事と同じ。)

よって、放送遅延を認めた事により、
政府により世論操作が可能である状態を作り出すことで、
人々から言論の自由が奪われている、と。


結論として、
地デジ放送を日本が導入した理由は、

MPEGLAへの特許使用料が、アメリカの主要株主に送り込まれる。
日本の放送検閲権を、アメリカ政府に持たせる。

という二点の為だった、とのこと。


*****


これらの情報が真偽か否かは現時点では判断しかねるが、
このように、
世の中の動きの背後の心理を知ることは、
非常に大事である。










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