May 13, 2012 22:09
プロフェッショナル 仕事の流儀 ウイスキーブレンダー 輿水精一 「優等生では面白くない」
深い話でした。
ウイスキーの原料となる、
何種類もの原酒を混ぜ合わせてできるウイスキー。
一種類の原酒を、
たった一滴加えるだけで、
その味と香りは、全く違うものになるーーーー。
その昔、
自分が出したブランドが、
思う様に売れなかった。
その時、先輩に言われた言葉。
「本当にうまいと思ったの?」
その時輿水は、
自分では本当は納得が行っておらず、
期限も迫った事から、
「まあ、これでいいだろう」
と妥協をしてしまった。
その時のことを、解説の茂木と住吉に訪ねられると、
今でも、凄く悲しそうに、
悔しそうに、
後悔の念を、全面に出して、
それに答える彼。
彼のことを見ていて思った。
この人は、本当に職人なんだ、と。
職人だから、決して人当たりが良くはないが、
その代わり、目に見えない「真実」を、
必死に見ようとしている。
彼の表情、
目の動きを見ていると、
それが分かる。
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感じるものが多かった作品。
2012/5/13 22:03