May 06, 2012 12:41

「人はいつ変化するか」

2012/5/6.  12:20-


自分の若い頃の日記(例えば、21歳、七年前のもの)を読んだりすると、
少なからず、
「若いな」と感じる。



21歳の頃の俺と、
28歳の俺とでは、
確実に、違っているわけで。




思う。
いつ、人間として、
自分の中身は、
変わって行くのだろう、と。


例えば、今日の俺と、
昨日の俺とは、
そんなに、変わらない。



しかし、その積み重ねの結果、
今から七年後の俺と、
今の俺とでは、
大きな差があるだろう。





多分、
人間の「成長」、「変化」というのは、
日々の生活の中での、
他人との関わり合いの中で、
何かを感じて、

それに対して、
自分で、
何かを思い、

それの結果、
「もっとこうなろう、
もっとこうしよう」

と考えて、そうなるように、
意識づけることで、

それが、結果として、
徐々の微々たる小さな変化から、

その積み重ねが、
やがて、大きな変化へと、

変わって行くのだろう。




、、、、、




俺は、今までの人生で、
人から大きく影響を受けて来た。


常に、
「こうなりたい」
と思う人を側に置き、

そのイメージに近づけるように、
努力してきた。



しかしそれは、
若いが故に、
自分に自信がないからこそ、
やっていた場合も多い。



そして、歳を取るに連れ、
「誰か」になるのではなく、
より、
「自分自身になろう」
というように、
地盤が、固まってくる。




、、、、、




話が少しずれたが、
とにかく、
人間の成長、変化というものは、
普段の何気ない、他人との関わり合い、
そこで感じたこと、
その、ちょっとした感動、

それらが、大きなきっかけとなって、
「自分」という人間を変える、
布石となっている場合が多い。


そう、さっき思った。



、、、、、



だから、
若い頃に、
人と余り付き合わずに、
自分の世界だけにこもっていると、
あまり、「自分」というものは、
変わらない気がする。



(といっても、
人によって、
他人から影響を受ける人もいれば、そうでない人もいるだろうし、

すごく小さな子供の頃に、
自分の人格が出来上がってしまう、精神的に成熟した人もいるだろうし、

一概にそうとは言えないと思うが。)




なので、
少なくとも、俺のように、
他人から大きな影響を受けるタイプの人間の場合、

若い頃(思春期の頃)に、
なるべく、自分の『常識』をひっくり返すような、
色んな体験をしておいた方が良いと思う。



繰り返しになるが、
俺の様なタイプで、
かつ、
人間的に、
より、視野を広げたい、
と思っているヤツに関しては。




、、、、、




だから俺は、
留学ができて、良かったと思う。


アメリカという、
本当に色んな人間、
色々な価値観を持った人々が集まる大地で、
自分の青年期を過ごせて。





俺はもともと、頑固なタイプだし、
自分の考えに当てはまらない人間は、
除外してしまう傾向が強かったから(特に高校までは)、

そうした若い時期に、
自分の価値観を180°覆す様な、
そんな体験を、
沢山できて、
本当に良かったと思う。




、、、、、



よく、
「留学をして、良かったと思いますか?」と、
面接で聞かれたりするけれども、

答えは、
「良かったに決まってるじゃないですか」
の一言だと思う。

(もちろん、そうは言いませんが)



、、、、、


そして、その質問に附随してくる、
「留学をして一番良かったと思うことは何ですか?」の質問に対しての答えは、

「日本では経験できないような、
自分の価値観をひっくり返す様な、様々な経験ができたこと」


だと思う。




、、、、、



久々に、
こうして、長距離バスに乗って、

山々などの自然を見ながら、

ノラジョーンズの最新アルバムでも聴いて、
外の景色を眺めていると、

21歳の頃に、
アメリカ一周の旅をした頃の、
その、列車の中での、
自分を省みまくった日々を、
自然と思い出す。




そこから、
このThoughts(考えのかたまり)は生まれた。


2012/5/6.   12:34








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