April 28, 2012 22:21

「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」by 佐藤 義典

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先日読んだ「新人OL、社長になって会社を立て直す」の第一弾の本です。

この本では、広岡商事でまだオフィスの方で働いてた主人公の売多真子が、
イタリアンレストランの立て直しを社長に命じられ、
二ヶ月間の期間の中で奮闘し、
役員たちを相手に見事なマーケティングプランに基づいたプレゼンまでをして、
結果、自分自身がそのレストランの店長にまで命名されるまでを表したものです。

元々は同じ著者の「ドリルを売るには穴を売れ」という本を、
簡潔に分かり易くバージョンアップさせたものなそうな。


*****


今回も、非常に読み易く、
1時間半くらいでささっと読めました。

前回読んだ第二弾の場合は、
「競合他社がいる場合を想定して、
自分の会社の強みをどう打ち出すか」
がメインテーマだったけれど、
今回の場合は、
「そもそも、自分の会社は、
お客様に対して、何をもたらす存在なのか」
という、企業の存在する根本的なところに
テーマを絞ったものでした。



ちなみに著者の佐藤義典氏は、
自らをこの二部作に出て来る売多勝に合わせてストーリーを作っている感がありますが、
その売多勝のことを、
「中小企業診断士&米国トップスクールMBAを取得した売れっ子の経営コンサルタント。読者2万人以上のメルマガも書いている」と、
自分の経歴と全く同じにしていた上で、
売多勝のことを限りなくカッコ良く書いているところが、
ちょっといけ好かないですね。


*****

一見、この本では、
「当たり前」のことを、
ストーリー仕立てて書いてあるのですが、
それも、本の中で勝が言う様に、

「『分かる』と『できる』は違う」

「自分が買い手の時は簡単に分かる事でも、
いざ売り手に回ると、買い手の気持ちが一切分からなくなってしまう」

「自分の業界にいる年数が長いほど、
その業界の事が見えなくなって来てしまう」

など、「そうそう」と、
核心を付いたことが書かれてありました。

つまり、この本の中で、
売多勝は、コンサルタントとして、
ビジネスやマーケティングが、
てんで初心者の真子に
ビシバシ言う訳ですが、
実際に実践の場で、ビジネスをやってみると、
誰もが、真子の様に、
簡単なことでも出来なくなってしまうことが多い、
ということです。


*****

彼が説くマーケティングに置ける三つ差別化軸の要素で、

 崋蠏攫粥
◆崗ι兵粥
「密着軸」

がありますが、
この例を、PCで例えた場合、
上から、

Dellの「デスクトップPC」
(安価で、かつネットで簡単に、大量に仕入れられる)
Appleの「MacBook Air」
(唯一無二の製品性。値下げは一切しない)
Panazonicの「Let's Note」
(右にUSB口を付け右手でマウスが使い易いなど、痒い所に手が届く)

と、分かり易く説明がされていたりして、
読んでいて非常に分かり易いです。

(別の例では、美容院を選ぶ場合で、
10分の1000円カット
▲リスマ美容師がいる高価な美容院
「いつもので」で通る、町の床屋さん
に別れます、と。
これも分かり易い例え。)

*****

そして、前回と同じく、
表紙と中の挿絵がかわいいので、
次の挿絵はまだかな、と、
それを楽しみしながら読み進めていると、
あっという間に本が終わる、という仕組みになっています。



まあ、男なんてそんなもんです。

2012/4/28 22:21


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