April 26, 2012 19:23

「新人OL、社長になって会社を立て直す」by 佐藤 義典

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非常に読み易く、面白い本でした。

正直、アマゾンでこの本の表紙を見て、
カバーの女の子が可愛いのと、
本のタイトルが気になったので、借りてみました。

中を読むと、正に俺がこの本を読もうと思った思考回路を
著者も想定して、そういう設定にしていた様です。
そして、値段も税込みで1000円ちょっとと手頃な所も、
「買おうかな?」と思わせる戦略の一つだそうです。
(最近は1500円前後の本が一般的なので。)

*****

この本は一度、3月末に地元の方の図書館で借りましたが、
その時は読む時間がなく、
結局今に至っていました。

この新しい地域の図書館でまた借りて、
昨日読み出しました。

昨日は1時間ちょっと読み、
今日も30分ちょっとで読み終わりました。

中には、主人公である売多真子(うれた まこ)
という女の子(と言っても設定は20代半ば)と、
その女の子が社長として運営をしている、
「そーれ・しちりあーの」というイタリアンレストラン、
そして、そこで働くシェフの清川(30代後半、男)と、
店長の望(20代半ば、真子と同い年)が出て来ます。

その三人のやり取りと、
真子の従兄弟であるコンサルタントの勝(まさる)、
そして、真子が運営するレストランの経営者である
中堅商社の社長の広岡、

それらの主要人物の物語となっています。

(上記の登場人物の名前は、
本を見返さずに今すらすらと出て来ましたが、
それも、この本が面白かった為です。)

*****

正直、読み出すまでは、
「どうせまたモエ系の本かい」
とちょっとバカにしていましたが、
これがどっこい、そんな事はありません。

設定もしっかりしていて、
出て来るマーケティングの手法も理にかなっていて、
しかも、その実践の仕方が、
非常に現実的なので、
話の最後では、お決まりのように、
それまで破綻寸前だったこのレストランを、
真子たちはしっかりと立て直します。

最後には、経営者の広岡自らが、
妻と一緒に、そのレストランへ食べに行くのですが、
そこで彼ら二人が体験するレストランでの様子が、
非常にリアルで、且つ、感動的に描かれていて、
読んでいてとても気持ちのいい本でした。

*****

また、レストランの運営が上手く行かず、
最初は関係がギクシャクしていた真子とシェフの清川、
そして、望も、
三人が強力して作戦を練り、
またその後は、一緒にシチリアに研修も兼ねて偵察に行く所で、
お互いの信頼感が芽生えて来る様子も、
結構グッと来ました。

中々やりますな、この著者。

*****

ちなみに著者は、
ストラテジー&タクティクス 株)という
会社を運営する、コンサルタントの佐藤 義典という方です。
(HPのデザインがちょっと怪しい。色使いが残念。)

この本は、「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」という本の続編でもあり、
そのシリーズ一冊目の方も借りてあるので、
これから読みますが、
著者は他にも沢山本を出しているため、
他の本も機会があったら、
ぜひ読んでみたいと思います。

*****

ということで、
「もしドラ」の様に、
流れを感じながら、
非常に面白いストーリー仕立てて読める本です。

同じ様に女の子を主人公にした、
「女子高生ちえの社長日記」シリーズに比べると、
こちらの方が話に流れがあって読み易いと、
個人的には感じました。

(ただそれは、
この本の著者も後書きで描いてありましたが、
この本では、極力細部を削って、
読み易くしているせいもあると思います。
「女子高生ちえ」シリーズは、
それに対して、ケーススタディや例が沢山挙げられているので、
製造業に携わる人が読むと、
より、「なるほど、会社ってこうなのか」
と分かり易いと思います。)

*****

以上、最近これ系の本にハマっている者より。

2012/4/26 19:18



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