April 20, 2012 15:56

"The Girl Next Door"

Girl_Next_Door_movie

邦題は『ガール・ネクスト・ドア』。
2004年3月の映画です。
日本では未公開ということです。

先日、ツタヤのネットのページでこのタイトルを見つけて、
何か面白そうなので借りて観ました。



まず、設定がブッ飛び過ぎです。
童貞の高校生の隣の家に引っ越して来た、
ブロンドの美女は、
実は、ポルノスターだったという事実。

しかし、その子に完全に惚れた主人公が、
ダサイながらも色々と行動を起こして、
結果、その子も自分のものにするし、
他にも、色んな点でハッピーエンド、という話です。

*****

とにかく、突っ込みどころ満載です。

まずは、設定がこんなに適当なら、
もっとギャグのノリで作ればいいのに、
結構、真面目路線を走ろうとするところがダサい。

しかも、その作りが、
よくハリウッド映画にある、
『フリー・ウィリー』的な、
少年少女向けのノリの作りなので、
しかしお前、設定はポルノスターだろうが、と、
どっちに付きたいんだよ、
と突っ込みたくなってしまいます。


ギャグ風にするならば、
『アメリカンパイ』や
『スーパーバッド』みたいに、
思いっきりギャグにしてエロくすれば良いし、
『フリー・ウィリー』みたいな家族向けにするなら、
そっちの設定
(例えば、その女性は、教師だった、
みたいに、もうちょっとマシな設定)
にすれば良いのに、
どっち付かずです。

*****

そして、タイトルが
『ガール・ネクスト・ドア』のくせに、
その女性のキャラクター性が、全く描かれていません。

むしろこれは、
このダサいハイスクールキッズの話、
という感じです。

(余りにもコイツがダサイので、
誰だよと調べてみたら、
なんと、『イントゥ・ザ・ワイルド』に出ていた
エミール・ハーシュという俳優なんですね。
レオナルドディカプリオの若い頃みたいな顔をちょっとしています。)

*****

シナリオは結構盛り込まれていて、
中々スキも無く、
以外と飽きない作りになっているのに、
どうもテンポが悪く感じてしまうは、
完全に、そのカット割りと、
やけに俳優の顔のドアップが多いせいだと思います。

よって、演出家と監督の責任です。
この映画が、C級映画で終わってしまったのは。


まあでも、
設定がポルノスターという時点で、
脚本家も終わってますが。

*****

45点です。
(でも、Rottentomatoesでは55%と以外と高かった。)


ちなみに、
主演のエリシャ・カスバートは、
いかにもアメリカ人が好きそうな
ホットな感じ満載でした。

まあ、こんな女性が横に引っ越して来たら、
間違いなく惚れるよね。


2012/4/20 15:55





PS.
撮り方が余りにもダサイので、
まるで80年代後半から90年代前半の映画に見えてしまう。

しかし、製作は2004年というのが信じられません。






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