April 12, 2012 21:43

「「のび太」という生きかた」by 横山 泰行

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会社の食堂に置いてあって、
昨日の休憩中にぱぱっと読みました。
全部は読んでいませんが、
大体の概要は掴めました。

2004年12月の出版です。

*****

要は、ドラえもんマニアの著者が、
ドラえもんの数々のエピソードから、
「何が人生で大事か」を書き連ねた本です。

彼が、ドラえもん内のエピソードをピックアップして
要約をした後に、
「ここで学べる大事な事は・・・」
とまとめる、という感じです。


著者が伝えようとするメッセージは、
基本的に、
「のび太は怠け者に見えても、
以外と、人間としては非常に芯が通っていて、
とても信頼の出来る人間である」
ということです。

だからこそ、のび太は、
最終的には人に嫌われないし、
スネ夫やジャイアンにいじめられながらも、
必ず遊びに誘ってもらえるし、
最後は、大好きなしずかちゃんと結婚もできる、と。

つまり、人が人生において一番大事なのは、
人間として、大事な点を、
きちんと守って行けるかどうか、
ということだ、と言う事を、
著者は言いたいのだと思います。

(よって、この本の帯にある売り言葉は、
本の内容とズレている気がします。)

*****


自分も小さい頃は、何度も何度も読んだドラえもん。

著者がまとめたそのエピソードを読むと、
「そうか、藤子・F・不二雄は、こんなに深いメッセージを、
各テーマに入れていたのか」と、
ドラえもんは、ただの子供向けのマンガではなかったんだな、
という事に気づかされました。

ドラえもんが、年代を超えて、
ずっと人気がある理由が、
この本を読んで分かった気がしました。

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*****

それから、俺も実際に、
留学中にそのエピソードを見て、
涙を流した事がありますが、
のび太が、しずかちゃんと結婚する前の晩の話。

不安になって、
「パパ、やっぱり私、
結婚を辞める」みたいなことを、
パパにしずかちゃんが言う時。

ここでパパは、こう言います。

「彼は、人が泣いていたら、一緒に悲しみ、
人が幸せでいたら、一緒に幸せになることができる人間だ。
そんな彼なら、大丈夫だ。」

という様なことをいいます。


著者も、「人間、一番大事なのはそこ」
と触れていますが、
まさに、のび太くんは、
そういう人間なのです。


*****

ドジで、何をやっても上手く行かないけれど、
銃の早撃ちや、
あやとりだけは、誰にも負けない、という彼。

俺も、結構のび太くんに似たタイプだなと思います。


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*****

それから、もう一つ心に残ったのは、
ドラえもんが、
のび太くんの中に存在する、
白いのび太(頑張ろうとする方)と、
黒いのび太(サボろうとする方)の二面を出す道具を使った際に、

「そうか、自分の存在意義は、
白いのび太が潰れない様に、
そこを伸ばしてあげるために、
側で見守ってあげることなんだ」

と気づく瞬間がある、と言います。


これなどは、
まさに、教育の神髄を言っているのではないでしょうか。

*****

藤子・F・不二雄、
素晴らしき漫画家です。

2012/4/12 21:43



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