April 02, 2012 22:03

"Back in the Siskiyous again"

4499058-Weed_Siskiyou_County_California_Weed


2012/4/2 22:00〜

さて、新しい生活が昨日より始まりました。
詳細を忘れる前に、
ここに書いておきます。

*****

まず、昨日、ここの新しい土地へ着きました。
地名は記しませんが、西日本の山奥です。
もう本当に山奥です。

昨日は朝の6時8分の電車に乗り、
ここへは12時半過ぎに着きました。
実に、成田から6時間半です。

引っ越しのトラックも、夕方の3時過ぎに着き、
引っ越しも全て終わったのは夕方の6時頃。

仕事は今日から開始だったので、
まだ段ボールが家の中に散らばっています。

*****

ここは、留学一年目の土地、
Siskiyou Countyを思い出します。
俺がいた、WeedやMt.Shastaの町にそっくり。
店がまあ、全く無い訳ではないので、
雰囲気的にはマウントシャスタですが、
完全に、あの土地の生活に戻った感じです。

家から歩いて3分以内で、会社に着きます。
更に反対側に歩いて3分で、ホームセンター。
町のホームセンターで、超ちっちゃいです。
ウィードとかにあった店の雰囲気とおんなじ感じです。

会社の近くにはスーパーもあるので、
そして、俺は車が無いので、
何とか、暮らして行けます。

東京の支店に先日まで3週間弱勤めましたが、
その際に、俺が車を持っていない事を言うと、
「マジで死ぬよ」と言われました。
それほど、車が無いと、どこにも行けない所です。

昨日初めて会った大家さんは、
とてもいい人でした。
大家さんのいる不動産屋に駅から15分ほど歩いて行くと、
「どうやってここまでいらしたんですか?」
「歩いて来ました」
「ええ、それなら、車で迎えに行けばよかったですね」

そんなことを言って下さるほど、
とても親切な方でした。

近くの家(この家)まで車で送ってくれる途中、
俺が車が無いことを言うと、
スーパーとホームセンターへの行き方も教えてくれました。
「ホームセンターは、このすぐ裏なんですが、車だと回って行かなきゃいけないので、回りますが、歩いて行く際には、そこの道を行けば大丈夫です」
その道は、用水路の横にある、小さな道。
そこまで教えてくれました。


そんな大家さんも、
「車がないと、どこにも行けないので不便ですよ。
せめて、レンタカーをなさったら」
と心配してくれました。

この周りには温泉が沢山あるみたいなので、
休日を使って、最初はバスなどを使って行ってみたいですね。

*****

家の窓からは、向こう側に、綺麗な山脈が見えます。
山にはまだ雪が沢山積もっています。
昨日も、雪がちらちらと降っていました。
今朝の明け方は、寒過ぎて目が覚めるくらいです。


今朝は、8時から新入社員の歓迎式。
今年は8名の新入社員に加えて、
俺ともう一人の中途の方が、
一緒に研修に参加します。

8名の内、5名が高校卒の18歳。
そして3名が、大学院卒の24歳〜25歳。

今朝の入社式は、
食堂を模様替して、
そこで行いました。

正面の壁には、
中学の卒業式以来見たことのなかった、
赤と白の日本の伝統の壁掛け。

そして、正面には日の丸とここの会社の紋章。

超、日本的会社です。


朝は、司会の声に合わせて、
起立、礼、着席、など。
ああいう雰囲気は、高校以来です。


朝会議室に集まった際に、人事の方から、
「今日は、私が名前を呼びますから、
起立をして、後ろを振り返り、軽くお辞儀をして下さい。
その後、私からの紹介が終わったら、
お辞儀をして、『宜しくお願いします』と言って下さい」
と説明が入りました。

見ると、彼の持つバインダーの上には、
今日の段取りが書かれた紙が。
そこには、10人全員分の名前と、

◯◯ ◯◯(名前)(起立)→「はい、よろしくおねがいします」→(着席)

みたいなことが10人分書かれています。
それを見て、「こういう事に時間をかけて、書類を作ったりするんだな」
と、驚きました。

*****

今朝はその入社式で、
社長から新入社員一同への喜びの挨拶が在った後、
次は、新入社員代表より、
答辞がありました。

彼は、席を立ち、
斜め方向にお辞儀をしてから歩き出して、
もう一度、壇上の前でお辞儀をして、
胸から下書きを取り出し、
それを読み上げました。

内容は、形式に則った、
全くアンオリジナルの文章でした。
しかも、凄く真面目な事を言っているのに、
「最後に、随分と生意気な事を申し上げましたが、
まだまだ右も左も分からない私たちが、
多々なるご迷惑をおかけするかと思いますが、
宜しくご指導のほど、お願い致します。」
と締めました。

それを聞いた時に、
「え?生意気な事言ってたっけ?言って無いじゃん?」
と、むしろ、
それを生意気と表現したその事に驚きました。

超日本主義です。

*****

思えば、自分も、小学生や中学生の頃は、
ああいう、答辞とか、送辞を読まされたものです。

あれって、大抵、
真面目で、成績はそれなりに優秀で、
本番でヘマをしなさそうな、落ち着いた子が選ばれるんだよね。

昔はそんな人間で、
そういう文化に何も違和感を感じなかった自分も、
留学をして別の国へ行き、
ある意味日本とは全く正反対のアメリカという国で6年を過ごし、
その後も、一社目はアメリカ資本の外資、
二社目も日系ではあるが、中身は完全に外資のベンチャーで、
3年を過ごした中で、
そういう、「超・日本社会」に対して触れる機会が、
相当、無くなっていた様です。

それを、今朝の入社式に参加して思いました。

「ああ、日本人ていうのは、
元々、小学校に入ってから、高校、
そして、大学を出るまでは、ずーっと、
組織の中に所属して、
そこで、しきたりを学び、
それに適応するように躾けられ、
その後、そのままストレートで休みも無く、
次は会社に入り、
そこでも、学生の頃と同じ様に、
”入社式”などに参加をして、挨拶をして、
そうやって、次の新しい組織に慣れさせられて行くんだな」
と。




社会人なりたての頃の自分に関しては(約3年半前)、
そういうものに、嫌悪感を示した訳ですが、
今となっては、別の会社で経験も積み、
もう、腰を据えようという思いでいるし、
後は、一番大きな理由は、
別の、全く異なる外資やベンチャーの環境、文化で過ごして来たので、
今日のような、こういう、
「超日本的」な雰囲気を、
ある意味、他の企業と比べながら客観的に見ることができて、
面白いと思うし、
同時に、「こういうのって、日本独特の良さなんだなあ」
と、それに対する理解と感謝の念が、深まったのかもしれません。

*****


さて、ということで、
今日は、一日中研修で、
一つの部屋の中で、講義を受けて過ごしました。

この講義式の研修は、
約1週間半続きます。

今日の監査役からの話は面白かったな。
やはり、どの会社でも、
監査をする方の話というのは、
引き付けられるものがありますね。


それから、もう一つ驚いたのは、
昼に、「給食」が配布されること。

給食と聞いて驚きましたが、
まあ、ただの弁当です。

しかし、その弁当は、
近くの弁当屋から配送されるのか、
ご飯とおかずは、それぞれ別の容器に入り、
完全に、「◯◯弁当」と書かれた、
まるでお母さんの手作りの様です。

食堂に、昼になると、
本社にいる全社員がぞろぞろと集って、
湯のみにお茶を入れて、
そこで、黙々と弁当を食べます。

新入社員の席は、
既に決められていて、
テーブルの上に、「新入社員専用」と紙が貼られています。
そういうのが、凄く面白いです。


朝は8時出社、
夕方は5時までですが、
午前中に一回、
午後に一回、それぞれ15分ずつの休憩が入ります。
前職で、朝から深夜まで、
「休憩」というものの存在がなかった自分にとっては、
天国のような話です。



図書室が存在し、
食堂にも本が何冊か置いてありますが、
理事会に頼むと、
本を購入してくれるそうです。

人事の方に、「リクエストの上限はありますか?」
と聞いたら、
「いや、誰もリクエストをしているのを見た事がないので、
きっと、リクエストされたら、何でも買ってくれると思いますよ」

嬉し過ぎますね。
本が読めて良かったです。
(この町には、なんと本屋が無いので。
駅前の、小さな小さな、
しなびた本だけが置いてある、ふるーい書店を抜かしては)

*****

そして、あくまでも、
礼儀正しく心がけているつもりが、
もう一人の中途入社の方に、
入社式が終わるなり早々、言われました。

「やっぱり、留学されていた事もあって、日本人らしくないですね」
「え、そうですか? どこを見られてそう感じましたか?」
「良い意味で、物事をはっきりと言ったり聞かれたりしますよね」

どうやら、朝の会議室で、
人事の方に、色々と質問をしていた様子が、
そう映ったらしいです。
自分では、ただ質問をしていただけですが、
そう映った様です。
それでも、俺なんか、結構大人しい方だと思うんだけどな。
前の会社が、みんな気が強過ぎたのかな?

今日、研修中にふと感じたのは、
日本人は、何人もの人がいる公共の場所になるほど、
人前で発言をしたり、大きな声で話したりする事を、
あえて控える、ということです。
例え、話の途中に、
分からない事があったり、質問があったりしても。

そこで、手を上げて、
「質問が二つあります。これは何ですか?」
と聞くと、ちょっと浮くみたいです。

*****

と、長くなりましたが、
今日の感想。

とにかく、
会社から歩いて家まで3分だし、
スーパーも近いし、
家の周りは、車が全く走っていないので、
超静かだし、
水は山奥の水なので、
水道水で十分美味しいし、
空気はきれいだし、
もう、完全に、
"I'm back in the Siskiyou County"という感じです。


返って来たぜ、
シスキュース。

2012/4/2 22:37



PS.写真は、
Weedのダウンタウンの写真。
俺が今住んでいるところも、
まあ、こんな感じです。



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