March 31, 2012 12:22

「心の操縦術」by 苫米地英人

4569659306

以前苫米地氏の本を読んだ際に、
何かの本の出だしのところで、
「この本を野球の監督が呼んで、実際に実践して、
その結果、WBCで日本チームを優勝に導いた」
ということが紹介されていました。

それから図書館で予約して、
先日やっと届きました。
2007年1月の初版。

*****

基本は、「抽象度を上げる」ことに対する詳しい概念の説明と、
その実践方法が、
イラスト付きで、詳しく書かれている本、という感じです。

自分は彼のもっと後に出した本(2009年〜最近にかけて)
を先に読み出したので、
既にそれらの本の中では、「抽象度を上げる」ということが
何度も書かれていたので、
その基本に関して、詳しく書かれた、
参考書、という感じでした。


またこの中で面白かったのは、
企業でそれぞれが効率よく動くには、
現在の米軍の様に、
一人一人がリーダーになれる仕組みを作った方が良い、ということです。

現在の日本の企業では、
上に立つもの(課長など)が、
上に立って、部下の全体像を見て、
課長一人は全体像を俯瞰して把握しているが、
実際に運用するのは、
各社員であり、
課長はそれを纏めるだけである、と。


しかし、実際に運用する本人たちの間では、
上から見た情報がないため、
結局、社員同士で、
「このことなんですが・・・」
と、情報共有をお互いにしなければならない。

すると、そこに時間のロスが生まれ、
結局、非効率になってしまう。


逆に、ここでいう課長の様に、
全ての情報を俯瞰して持っている人が、
実際に運用をして、
他の社員は課長に言われたままにソルジャーとして
動けば良い、と。


それを、プロジェクトごとに、
上に立つ人物を変えてやる。


経営に関しては、会社の社長が上に立つ。
システム運用に関しては、ITに強い新入社員が上に立つ。
マーケティングに関しては、それに強い誰々が上に立つ、と。

そうやって、社内のプロジェクト別に上に立つものをフレキシブルに変え、
誰もが、リーダーにもなれるし、
ソルジャーにもなれる状態を作る。

リーダーはソルジャーに命令を出して、
全てを司る。
ソルジャーはリーダーに言われた通りにただ動く。

それを全てのプロジェクト別にやれば、
全てに効率が良くなり、
従来の方法でやる場合の、
社員同士がプロジェクトを実行する際に必要とされた
情報共有をする手間が省ける、と。

そうすれば、社内である、
何時間も費やす代わりに、
全く結論の出ない口だけのミーティングが減りますよ、と。


*****


他には、相手をうまく操ったり、
または、相手に好感を持ってもらうために、
自分の持つ情報空間の臨場感を強くして、
それを相手に適用する、という話など。


基本的に、他の本で語られていることの詳しい解説書、
という感じです。

2012/3/31 12:46



トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
記事検索