March 17, 2012 16:08

「残り97%の脳の使い方」by 苫米地英人

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さあ、また苫米地氏の本です。

最近思うのは、
同じ作家の本を、ある一定の短期間に集中して読むと、
彼(彼女)の言わんとしていること、
伝えようとしていることが、大体見えて来る、とういうことです。

苫米地氏も、違う本の中で、
何度も同じことを繰り返していますが、
彼の場合は、基本的に、毎回違うテーマを持って来て、
それの根拠として、同じことを説明するので、
まあ、それは良いと思います。

(それに対して落合信彦氏の場合は、
毎回同じ話を、自慢話の様にするから飽きられるのです。)

*****

落合氏は関係ありませんが、
苫米地さんの本です。

まずこの本で印象に残ったのは、
これは他の本でも何回も触れられていますが、
「もしもこうだったら〜」
「もしもこういう選択肢を取っていたら〜」
という「What if」の自分と、今の自分を比べても、
しょうがない、ということ。

人間は常に、その時その時でベストの選択を取っているはずであり、
後になって、「こうすれば良かった」と思うのは、
その時に持ち得なかった経験、時間、知識を今は得ているからこそ、
そう考えられるだけのこと。

そして今回のこの本では、
「人間というのは、自分自身を過小評価している限り、
人生が成功することはない」
と言っています。

つまり、
「仮想の自分」を、「現在の自分」よりも優れていると考える限り、
今の自分を、自分で過小評価した自己イメージを持ってしまうことになる、

ということです。

基本的に、
「今までの人生において、全て自分で決めて来た上で、
ベストの選択肢を取って来た。
肝心なのは、今日、今からどうするかのみだ」
と腰が据わって、潔い状態でいないと、
人は自信が無くなるものです。

この点は、昨日帰りの電車の中で読んでいて、
最近の自分の経験、及び心情を交えて、
非常に心に響きました。

*****

後は、「目標がないと、人は死んでしまう」ということ。

基本的に人間が目標を持つことは自然的なことであり、
アメリカの調査では、
企業人が引退をしてから、新たな目標が無いと、
平均18ヶ月で何らかの原因で死んでしまっている、
という統計があるそうです。

*****

後は、

・地球温暖化を止める為と題して水素エネルギーへの切り替えが主張されていること
(実際には、水素を水から取り出すのに、大量の化石燃料を燃やす必要があるにも関わらず。)

・代替アルコール燃料の原料としてトウモロコシなどが使われることにより、穀物を始めとした食料高騰が2008年以降起きていること
(「代替アルコールの方が地球環境に優しい」という論理が作られているが、実際には、同じ動力エネルギーを適用する為のアルコールを作るために消費する化石燃料の量は、ガソリンを直接燃やすよりも遥かに多いとのこと。なので、本当に地球温暖化を止めるなら、アルコール燃料を使わずに、ガソリンをそのまま現在の最新のテクノロジーで制御して、クリーンかつ高能率に燃焼させて使った方が良い、とのこと。)

・原油高騰
(原油の値段を上げて、アルコールや水素の方の投機を守るための投機であること。原油の値段が高騰してくれると、代替燃料に投資した会社の株が思い切り上がる。金融危機以降、投機的な資金が金融市場から原油などの市場に流れ込んでいる。地球温暖化とは本質的に関係なく、むしろこれらの動きは、地球温暖化を早めている。)

・二酸化炭素(CO2)排出権の国同士の売買
(これまで全くCO2排出をしていない国の権利を先進国が買い取って、その分を余計に排出しているから、総体としては排出権の売買の結果、はるかに多くのCO2が排出されることになる。)

などは全て、一部の人間たち(穀物市場に投機的に資金を注入したアメリカ、ヨーロッパの投機家たちや、国の官僚など)が、自分たちに都合の良い金儲けの機会を作る為に、仕組まれたことであること、
なども述べられています。
(この辺は、他の本でも述べられているので、実態を知って行くと頭に来ます。)

*****

ということで、この本の出だしにもありますが、
人間は普段、脳の神経細胞の3%も使っていないそうです。
つまり、如何様にも自分次第で自分の能力は高められるということ。



それと面白かったのが、
医者が通常、患者の診断をする場合、
誤診である確立は70%で、
良くても、30%しか、当たっていないそうです。
つまり、7割の確立で、
医者は、その人の病気の症状を、
ちゃんと診断出来ていないということ。

そして更には、
それにより処方される薬も、
またズレていることもあるので、
結果的に見ると、
1割から2割の確立でしか、
医者に行ってもらえる薬が本当にその病気に当たっていない、
そして8割くらいは、実際にはその薬は、
その病気とは関係ない、ということ。

しかしそれでも、人が薬を飲んでほぼ高い確率で治ってしまうのは、
「この薬を飲んだら治るに決まっている」と無意識で思っているから、
プラシーボ効果で実際に身体が治してしまう、ということ。

よって、例えばずっと病気の人の症状が良くならない場合には、
心のどこかで、
「このまま病気でいる方が良い。
なぜなら、会社も休めるし、生活保護ももらえるし、他人にも気遣ってもらえるし、綺麗な看護婦さんの顔も見れるし〜」などの理由で、
「病気でいる方が、治るよりも良い」という判断を下している、ということ。


その人間が持ちうるホメオスタシス(恒常性)の特徴をうまく利用して、
自分の無意識の部分を変え、
自分の理想とする状態にコンフォートゾーンを持って行けば、
自然と身体及び脳は、
そうなって行く、ということ。


「引き寄せの法則」が効くのは、
実際のからくりとしては、
「思った」から引き寄せるのでは無くて、
それが欲しい、というゴールを決めた瞬間に、
今まで目の前にあるけれども見えていなかった、
ゴール達成の為に必要なものがどんどん見えて来て
(スコトーマが外れて)、
その結果、それらをうまく使うことで、
理想とする状態に自分が進んで行く、
という仕組である、ということ。

*****

以上。

2012/3/17 16:32




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コメント一覧

2. Posted by Shun   March 20, 2012 09:44
純平さん、
こんにちは。いつもコメントを頂きありがとうございます。読んで下さって嬉しく思います。

純平さんが仰る様に、たくさん本を書いている方は「本質=本当に書きたいこと」が必然的に似てくるんでしょうね。

それから、「「すべての本がその他の本の注解書」みたいになっているような気がして、ある本では難しい言葉で書かれていたことが別の本では平易な言葉で述べられていたりします。」というのは、本当にそうだな、と思います。

そういう意味でも、同じ著者の本を、何冊も読むことは、
その人の考え、意見を、多方向から色々な方法で見ることに繋がるので、
結果、その人の考えがより深く理解出来る様になりますよね。

いつもこういうお話ができて嬉しく思います。またコメントお待ちしておりますね。
1. Posted by 純平   March 17, 2012 19:45
5 こんばんは!
冒頭のお話、とても共感しました。
僕も内田樹さんの本を10冊弱読んできたのですが、ある時からテーマはいろいろ変わっているけど、結局言いたいことはほとんど同じなんじゃないのかなっていうことを感じていました。
さらに、内田樹さんの場合は「すべての本がその他の本の注解書」みたいになっているような気がして、ある本では難しい言葉で書かれていたことが別の本では平易な言葉で述べられていたりします。(もちろんその反対もあります。)
やっぱりたくさん本を書いている方は「本質=本当に書きたいこと」が必然的に似てくるのかもしれませんね。

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