February 29, 2012 19:12

「古き良き友たち」

昨日はGood Old Friendsとの再会の日だった。

*****

朝は、6時半に起きて、7時半に家を出る。
母親と一緒に駅まで30分かけて歩き、
俺は8時過ぎの電車に乗る。母はそのまま空港へ仕事に。

IMG_3187


上野駅へ着き、国立西洋美術館で常設展を見る。
ここの常設展はじっくりと見た事がなかったけれど、
中々良い作品が沢山あった。
平日の午前なので、中はガランとしていて、
ゆっくりと見る事ができた。

普段、日本の美術館は、
モネとかルノワールとか、有名どころが来ると、
いつも本当に込んでいて、マジで辟易する訳だけれど、
今回は、別に特別展でも無く、
かつ、平日の午前中なので、
他の人を気にする事なく、好きなだけ、気に入った絵の前で時間を過ごせる。

IMG_3189


*****

ちなみに、俺は中学から大学の一年目くらいにかけては、
ルネサンス美術に惹かれていて、
ボッティチェリやミケランジェロなど、
いわゆる、「実写的にいかに上手いか」という絵に惹かれていたわけだけれど、
年齢を重ねるに連れて、確実に嗜好は変わって来たようだ。

今は、どちらかというと、
その絵の持つ幸せそうな雰囲気に惹かれるので、
上に挙げたルネサンス時代の巨匠の作品よりも、
モネとか、ゴッホとか、
もっと最近の時代の絵に惹かれる。
(ルネサンス時代の宗教画をヨーロッパで見すぎて、飽きた、というのもあるけれど。)

なので、今は、
「如何にその絵が写実的にうまいか」
よりも、
「如何にその絵の持つ雰囲気に惹かれるか」
で見てしまいますね。
なので、シャガールとかやけに心に響きます。

chagall-anivers


79e85857dd0c04aeb3206ae27b215385


*****

ちなみに昨日は、どこかの小学校から、
子供たちが団体で見学に来ていた。
一つのグループは大体8名弱で、
そのグループに、恐らく美術館の人たちが付いてくれて、
色々な絵の前に立ったり、または下に座って、
ゆっくりとその絵に関して話し合う。

IMG_3197



俺はそういうのが好きなので、
後ろにこっそり立って、それを聞き耳を立てて聞いていた。
(明らかに怪しい28歳のオッサン)

面白かったのは、
ジャン・デュビュッフェの「美しい尾の牝牛」という牛の絵の前で、
その大人の方が、
「じゃあ、みんなにストレートな質問を聞きます。
この絵は、うまいか、へたかで言ったら、
どっちだと思う?」


ジャン・デュビュッフェ「美しい尾の牝牛」
IMG_3198


俺は、「そりゃあ、ヘタなんじゃない」と思っていたけど、
子供たちの意見を聞いていると、これが面白い。

「上手いと思います」
「どうして?」
「牛の周りの色は白とか緑とか、色んな色が混じっているけれど、
牛は茶色の色が強いから、
牛が引き立って見えているから」

そんな風に、色んな意見が飛び出す。

そういうのを聞いていて、
「ああ、やっぱり大人っていうのは、
年齢を重ねていくにつれて、
必ずや、子供のころに持っていた、
柔軟な考えをなくしていくんだろうな」と思った。

その子たちの発表する姿を聞いていて、
自分の小学生の頃を思い返すと、
今よりも、もっと色んな発想をしていた気がする。

で、その発想を聞くと、
大抵、親などは、
「俊輔は面白い見方をするね」と言われたものだけど、
当時は、それが当たり前だと思っていた。
むしろ、何でその考えが、面白いのか分からなかった。


きっとその当時の考えは、
大人の既成概念にとらわれず、
ありのままを、感じていたんだと思う。

(『靴』という字を、「かわ、か」と読んだり。それはちょっと違うか。)

とまあ、そんな風に、ちょっとノスタルジックに陥っていたわけです。
28歳のオッサンが。
(まあ、今もあんまり当時と変わらないと思いますが)

******

で、そこで2時間近く絵を堪能した後は、
12時過ぎに、わざわざ群馬の前橋から来てくれた、
ギャレットと会う。


彼とは、俺が最初に行った学校、
College of the Siskiyousで、
留学一年目に会った友達。

彼は、当時仲のよかった先輩の一人と付き合っていて、
その先輩たちの家に俺は良く遊びに行っていたので、
結果、ギャレットとも、良く会う様になった。

*****

彼は、オレゴンの田舎出身の好青年で、
アメリカ人の白人の割には、かなり人に気を遣うタイプ。
そんなわけで、俺も彼とは、非常に仲良くなり易かった。

俺がずっと愛用していたVansの靴も、
彼にもらったのです。

******

彼と最後に会ったのは、
彼らがオレゴンのThe University of Oregon(“Go Ducks!”がその学校の合い言葉。マスコットはその名の通り、ドナルドみたいなアヒル)に行っていたときに、
彼らを訪ねたとき。

俺はその時、アメリカ一周の旅をしているときで、
2005年の夏だった。
ハリケーン・カトリーナがニューオーリーンズに直撃した直後の話です。

*****

その時は、ギャレットの兄貴の一人の結婚式があって、
俺たちはそれに参加した。

ギャレットの家は、みんな「巨人」と言えるほど背が高くて、
ギャレット本人も、恐らく190センチ以上あって、
かなり背が高いんだけれど、
他の兄貴たちは、もっとデカかった。

そしてイメージでは、
彼らの母親も、かなりデカかった気がする。
(確かお母さんは180センチ以上あったような。和田アキ子なんか小さい方ですよ)

よって、彼らが住む家の間取りはかなり大きく、
家のキッチンは、異様に高さが高かった。
まるで、自分が小人になった気がしたものだった。

*****

その結婚式では、式の後に、なぜか出席をした俺たちが片付けまでやらされて、
深夜まで働いていた記憶がある。

でも、ああいうメチャクチャな記憶が、一番面白いんだけどね。

*****

その後ギャレットとは、会っていなかった。
手紙とかメールでたまにやり取りはしていたけれど、
いつの間にか、特に連絡も取らなくなっていた。



一回、俺が日本に帰って来た2008年に、
彼にメールをすると、
今は前橋で英語の先生をしていると言う。
その時に写真を送ってもらって、
それっきり、会うとかはしていなかった。



昨年の暮れ、ギャレットの事が気になって、
フェイスブックで探して、メールをした。

それで、今回会う事になった。

*****


久しぶりに会ったギャレットは、
相変らず大きくて、元気そうだった。

正直、「歳を取ったな」と思ったけれど、
そりゃあ、こっちも同じことだよね。
7年ぶりですからね。当時俺は21歳、彼は20歳で、
今じゃもう、俺は28歳、彼は27歳です。
オッサン二人だぜ。

そんなわけで、初めて友達になってから10年たった二人が、
上野で再会したわけでした。

*****

予め調べておいて店の中で、どこに行きたいか聞くと、
ギョウザの店が良いと言う。
ということで、「昇龍」という名前の、
小さな店へ。

IMG_3206


ここの接客は、本当にひどかった。
小さなカウンターに腰掛けるが、
自分の目の前のカウンターに、できた料理が出されて、
それを後ろからおばちゃんが手を伸ばして、
人の顔の真横で、料理をいつも運んで行く。

で、俺たちが食ってると、
「はい、もっと詰めて」と、
イスを後ろからずらされる。

「俺は日本にずっといるけど、
これは、初めてだよ。まるで中国みたいだな」と冗談を言いながら、
ギャレットと、餃子とビールで乾杯。

IMG_3205


(ちなみに、らーめんも頼んだが、あり得ないほどマズかったので、
絶対にらーめんは頼まない方が良いです。
ここはバカでかい餃子が売りの店なので、
餃子だけさっと食って、一皿食べたら出てくるのが鉄則らしい。
実際は、ぎょうざもそんなに美味しくなかったけどな。
ただデカイだけじゃん、という。
しかしこんなサービスでも、ファンは多いらしく、
1時前になると、客が外に一気に並び出した。)

*****

ギャレットと今回話していて驚いたのは、
何とギャレットは2年半前に結婚していたということ。
Damn, I didn’t know that man!!

奥さんはいい人らしく、彼も結婚生活は幸せみたいです。

「I want to get retired soon」と、
いかにもアメリカ人らしいような発想で今後の希望を言っていました。

*****

それにしても、ギャレットが日本に来たのは2006年の9月らしく、
それから約5年半、
もうずっと日本にいるそうな。
それって凄いよね。俺もアメリカの6年はあっという間だったけど、
でも、海外での6年って長いからね。

とにかく、今回久々に会えて良かった。
今度は俺と彼女で、前橋に行くから、と伝えた。

ギャレットは手みやげに、オレゴンのワインをくれた。
嬉しいですね。ありがとうギャレット。

******

ギャレットと会った後は、
先日二日前にも会った、トシさんと再度会うことに。
De Anzaの先輩でもある、ワコさんも一緒に。
(ワコさんは、トシさんとDe Anzaで一緒だった。
トシさんはワコさんを非常に尊敬しており、俺は、ワコさんとは全く時期が被らなかったので、一緒に学校には通わなかったが、トシさんを通して、何度もワコさんに会う機会があった。)

ワコさんとも、考えてみたら、
2005年の夏以来だった。
要するに、7年ぶり。

当時ワコさんは、UCLAを卒業して、
その後、ペッパーダインの大学院に行っていた。
(トシさんが、「あの、古賀元議員が経歴詐称をして、本当は卒業していなかったペッパーダインね。面接のとき、そういえばプラスになるで」と。笑)

ワコさんは非常に優秀な方で、
そこの大学院を卒業した後は、
アメリカで四年間以上、親子関係専門のカウンセラーとして、
働いていた。

*****

そんなワコさんだが、
10年以上のアメリカ生活を終え、
先月に日本へ帰って来たとの事。

で、昨日はトシさんに会う為に、
わざわざ実家から新幹線でいらっしゃっていた。
やりますな。

ワコさんは、地元の方でカウンセラーの就職をしようと試みたが、
ある理由で、落とされたとの事。
その理由を聞いて、俺もトシさんも、頭に来たわけですが、
まあ、優秀な人なので、就職に心配は一切ないでしょう。
それよりも、彼女は自分でやりたいことがあるとのこと。
昨日お話を伺って、ワコさんなら、きっとその道の第一人者になれるのではないかと、強く思いました。

*****

トシさんとワコさんと、3人で、
銀座の喫茶店などで、話す。

まあ、基本的には、
ワコさんの今後のキャリアプランの話とか、
としさんに最近起きたこととか、
そんなことを主に話しました。

この二人は、頭が良いので、
話をしていて楽しいですね。
”インテレクチュアル”という言葉がピッタリな気がします。
(当時彼らに初めて会った19歳前後の俺は、基本的に二人の会話の内容がよく分からなかった。笑)

*****

夜は、ワコさんのご両親が、トシさんを非常に気に入っていて、
「今日も、トシ君に沢山ご馳走をしてあげなさい」と告げられて来たということで、
そこに金魚のフンの様に丁度良くくっ付いていた俺も、
その恩恵に肖ることに。

ということで、トシさんが選んだお寿司の店に行きました。
ここは、当時トシさんが日本で働いていた頃に、
良く通った店だそうです。

とても美味しいお寿司をごちそうになりました。
ワコさん、どうもありがとうございました。

(トシさんには、「シュンちゃん、これを最初から狙って、私に会いに来たんやろう。シュンちゃんもうまいなあ」と散々言われる。笑 その通りですトシさん)

*****

その後は、
店を出たのがちょっと遅かったので、
俺は家へ帰る電車が無くなり、
トシさんと一緒に、『VIPホテル』へ泊まる事に。
ワコさんは、新幹線で、実家へ帰られました。


その後トシさんと、東京駅から新橋まで地下道を使って歩く。
夜の東京の町を駆け抜ける。

新橋のマクドナルドで小一時間話をした後は、
一晩1500円前後で、なんとネットし放題、マンガが読み放題という、驚きの超豪華VIPホテルへ。

そこで俺たちはそれぞれの空間に収まり、朝を迎えました。

*****

今朝は、トシさんは朝から面接があったので、
その前に朝マックを一緒に。
VIPホテルは何と驚きの「8時間パック」というシフト制だったので、時間が来る前にそこを後にする。

外は、凄まじい雪。
「ジョークですか?」と言うくらい、雪がバンバンと降っておりました。

トシさんとは、面接会場の前で別れて、自分は家へ帰って来ました。

*****


さて、前置きが長くなりましたが、
今回書きたかった事は、
久しぶりに、大学時代の仲間と出会えて、時間を気にせずに色々と話し合えて、
それがすごく楽しかたっということです。

特にトシさんとは、
De Anzaにいた頃や、
俺が彼に会いにイギリスに行った時など、
本当に、色々と話し合いました。
それこそ、夜中まで。


トシさんは俺と似ているところもありますが、
同時に、全然違うところも沢山あります。

思うにトシさんの凄いところは、
経済や政治、金融など、本人が興味を持った特定の分野のことを、
誰よりも詳しく、専門的な知識や知恵を確実に積み重ねて、
その道のプロになって行く人だ、ということです。

俺が彼と初めて会った頃は、当時から彼は凄く優秀な方で、
色々な知識を身につけていたとは言え、
やはり、同じ20歳前後の若者たちだった、という感じがします。
(偉そうですみませんね)


しかし、今の彼は、
その日々の積み重ねの結果、
様々な分野において、
人には負けない様な知識や、経験、
そしてそれ以上に、広い視野を見に付けている人間になっていると思います。

「継続は力なり」の言葉を実際に実践している人間の、代表的な一人だと思います。

*****

そして、トシさんと話をすることを俺が好きな理由は、
「モノゴトの考え方」に関して、深く掘り下げて話をして行くことができるからです。

そういう話ができる人は、以外とそんなに多くなかったりします。
(これは、恐らく人の興味の対象がそれぞれ違う事にあると思いますが。)

そして、恐らく自分は、トシさんという人間と、ウマが合うのだと思います。
なので、色々と話をしていて、「楽しい」と感じるのではないでしょうか。

*****

自分の話になりますが、
昨日、マックで夜に話をしている時に、
トシさんが思う、俺に対する考えを聞かせてもらった。

それによると、
俺の場合、二つのアドバイスをしたい、と。

一つは、プライオリティ。

人生の中で物事を行っていく上で、
何を一番最初にするのか。
その、物事の順番付けを、もっと意識して生きた方が良いんじゃないか、ということ。

そして二つ目は、
「体験」するために、まず足を一歩突っ込む事を、多く行うこと。

俺の場合、
例えば、一つの国に関して調べようと思った場合、
それに関して、最初に本を読んで、データを調べて、、、
というやり方では、その国に対する「実感が湧かない」ので、
正直、興味を持てずに、力が入らない、というタイプだと。

しかし、いざ足をそこにいきなり運んでしまって、
その国で数日間でも良いから、様々な体験をすることで、
「うおお!この国おもしれえ!!」となって、
その国の言葉を一生懸命勉強したり、
その国の歴史を本で読んで、詳しくなったり、、、、
となって行くタイプではないか、と。
まさにその通りです。


それとは逆に、トシさんの場合には、
その国へ行く事よりも、
まずは、本を読んだり、データを集める中で、
その国に関しての全体的な知識を身につけて、
それから、最後にその国に行く、と。
だって、その国に行った時に、
その国の背景を知らなかったら、もったいないじゃん?と。
または、その国には実際には行かなくてもいい、と。
何故なら、自分で本を読んで、その国に対する情報を調べているから。
どちらかというと、自分が身につけたその国に対する情報を、
実際に確かめるために、行く、という方が近いかもしれません。

しかし、俺はトシさんと同じ様にしたのでは、
そもそもその国に対する興味すら持てない、と。

なので、トシさん曰く、
「シュンちゃんは、とにかく、
それに一歩足を突っ込んで、実際に『体験』する機会を沢山作って、
そこから、それに対して調べて行く順序を取った方が良い」と。


俺というのは、今年29歳になるわけですが、
未だにどこか、「人生は一生続く」的な考えが、
どこかに有るんだと思います。

それに対して、トシさんは、
自らの死を意識して、逆算をして今を生きるタイプ。

よって、トシさんは言います。
「私が一番恐いのは、老眼。老眼って、40歳から始まるんやで。40歳って、あと10年しかないわ。自分が本が読めなくなってしまうと思うと、これほど恐ろしい事はない!」と。

俺たちも、あと30年生きたら、60歳。
人生は、一生有る訳ではなく、
確実に、終わりがやってくる。


俺がテスト勉強前に良くやってしまうのは、
教科書が100ページ有るのに、
最初から一文字ずつ丸暗記して行って、
テスト前の1時間前に、「やべえ!10ページは完全に暗記したけど、残り90ページ、全然目を通してねえ!」と焦り、一気に残り90ページを、がーっと読むタイプ。
その時に、「何で最初から、こうやって、『どこがポイントなのか』を意識して、全体像を最初に把握しようとしなかったんだ!!」と後悔するわけですが、(←バカですね)
それを、自分の人生でもやってしまったら、恐い。
「やべえ!もう50歳だ!!残り10年しか現役でいられねえ!」みたいな。


トシさんが俺に、
「物事の優先順位を考えて、まずは足を突っ込んで、自ら体験し、興味を持って、その勢いで、誰にも負けない勢いでガーッとそれをマスターしてしまえ」というのも、
俺がいつまでも、「やれやれ、まだテストまで何日あるし」と能天気に思っているからなんでしょう。

そして同時に、俺を横で見ていて、
「彼は、一つ一つに素直に感動するのは良いが、
一々、道に落ちている全ての石に感動して、
『トシさん、これすごいっすね!!うおお!!』とか言ってるから、
おいおい、元々のお前のゴールは何だったんだい?となってしまう」と。

だから彼は、俺に、弁当の海老フライから食う事を薦めるわけです。

*****

それともう一つ、これも俺の話なんですが、
基本、俺という人間は、「他人に興味がない」よね、と。

これは、俺の彼女にも昔から言われていますが、
基本、俺という人間は、周りの人に、殆ど興味がないのだと思います。

自分が興味があるのは、
ずばり、「自分を人間としてレベルアップさせること」だけ。

なので、たまに人には、
「コミュニケーション能力が高い」とか言われますが、
実際は、対大勢の場合は非常に苦手で、
一対一の対話でないと、居辛く感じてしまいます。

それに、一対一の会話でも、
気の合う人としか話したくないし、
その人と「何か」について話をする中で、
物事の「本質」を突き止めようとすること自体に、
興味があるだけだ、と。

なので、俺は完全に、
職人気質なわけです。

小さい頃から、人と話さずに、
ジグソーパズルや、工作や、絵ばっかり描いていたわけで。

なので、基本的には、人と話をしているよりも、
何か、モノをいじったりして、
何かを「磨き上げて行く」「作り上げて行く」という行為が好き。

それが今は、その磨き上げる対象のモノが、
「自分自身」になっただけ、みたいな。

*****

俺が今、自分のキャリアという意味で、興味があるのは、
「常に、自分が何か新しい事を学んで、成長をするための努力をしている状態にいつもあること」と、
「この広い世界に、常に接することで、広い世界を感じていられる状態にありたい」
ということだけ。

トシさんにも、「今後の希望、目的は?」と聞かれましたが、
やはり、今自分が分かるのは、それだけなのです。

なので、後は、来月から始まる仕事の分野でまずは知識と経験を付けて、
その道のプロになり、
そこから、自分の強みを付けて行くしかない。

でないと、現役時代は、あと30年で終わるわけで。

*****

とまあ、そんな話などをしました。

それから、ワコさんを交えて話をしていた際に、
トシさんが、「日本人は、海外に出ると、本当にKYやで」と言っていたのだが、
それが気になっていたので、その真意を、聞いてみた。

トシさん曰く、要するに、
「その国に行った際に、
そこの文化や背景を全て吸収した上で、
その国の”常識”に合わせ、
その場に流れる”空気” ”流れ”を読んで、
きちんと話し合いや交渉をできる日本人海外営業マンは、
優秀な人(日本の有名大学を出た人や、海外に長くいる留学生)でも、
本当に出来ている人は少ない」と。

逆にそれが出来ている人というのは、
その国の文化を、自らの中で「内部化」して、
その場に合わせた発言、返しができている、ということ。

(要は、その国のコメディアンが発するジョークを聞いて、
心の底から笑えるか?そして、彼らの前でジョークを言って、
笑わせられるか?ということです)

それは、俺の今後の仕事をやって行く上でも、
非常に大事になって来る要素である。

*****


何かダラダラと長くなりましたが、
そんなことを、トシさんとの対話を交えながら、
掘り下げてもらったわけです。

俺は基本、自分について、「お前はこういう人間なんじゃないか」というテーマで、話ができたとき、凄く喜ぶんだろうね。
何しろ、一番の趣味が、「自分伸ばし」なので。


ということで、よく彼女には言われます。

「あなたに一番合った職業は、坊主だよ」と。

いずれ、本気で出家をする日がくるのでしょうか。

*****

さて、本当に長くなりましたが、この辺で。

ということで、昨日は、
大学時代の旧友と会い、
色々な話をして、
自分についても掘り下げて考え、
そんな時を過ごせて、すごく楽しかったのだと思います。



*****




人が、「自分」というものに関して考えるとき、
自分一人で考えているよりも、
自分を良く知る、誰か他の人の意見を交えながら、
語った方が、
より、そのことについて、深く知れるもので。




大学時代は、恐らく、
そういうことをする時間がたくさんあり、
そういうことを話せる友達が、
周りにいたから、
きっと、「楽しかった」と感じるのだと思う。



俺が、「会話が楽しい」「この人と話をしていて楽しい」
と思うのは、
結局、「本質とは何か」の話をしているとき。



そんな友達がいることを、幸せだと思うし、
そういう人たちと、そういう話ができることを、
心から楽しいと思う。



俺にとって、それができるのは、
彼女を始め、トシさんや、そういう人たちなわけで。



*****


人は、社会に出ると、
仕事に毎日忙しくなって、
つい、「自分とは何か」という対話をすることを、
自分とも辞めてしまうし、他人とする事も辞めてしまうのですが、

そうすると、日々、
「自分」の立ち位置が、見えなくなってきてしまうのだと思う。




物事は変わりゆく様に、
自分という人間も、日々、変わって行く。


だから、「自分とは」という考えが、
どこかの時点で、終結することは、
多分、生きている限り、一生ないはず。



なのに、
それを、人生の途中で止めてしまうことは、
自分を見失う様なもの。




「自分とは誰か」が分かっているときほど、
自分が地上に作り出す陰は、濃くなると思うし、
自分が踏みしめている大地を、
より強い力で、踏みしめることができるようになると思う。


******



大事なのは、
その自分の「掘り下げ」を辞めない事だし、
それは、自分次第で、
いつでもできる。


仕事が平日忙しかったら、
週末でできるし、
一日に、30分、
自分と対話をする時間を作れば良い。




しかし、何よりそれが、もっと気持ちよく出来て、
かつ、楽しいのは、
そうやって、自分の近しい人と、
時間を気にすることなく、
語り合えたときなんだなあ。


*****


いつのまにかあいだみつお調に変わってしまいましたが、
ということです。

長過ぎて書くのに疲れました。


2012/2/29 16:01





トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
記事検索