February 24, 2012 12:31

「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」by 亀田 潤一郎

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読んでいてとても気分の良くなる本でした。

この本は去年、電車の中で広告を良く見かけて、
常に気になっていました。
本屋でちらっと読んだ事もありますが、
全部を読んだ事はなく、
やっと今回読む事ができました。

まず、気になる題名の理由。

著者曰く、「長財布」である理由としては、

・長財布であれば、新札を入れた時に、お札を折り曲げなくて済む。
→お札が気持ちよく財布の中にいる事ができる。

ということ。
しかし、これは著者も言っていますが、
長財布を持つから良いとか、折り曲げ財布はだめ、とかじゃなくて、
要するに、
「お金に常に気をかけて、お金の出入りを自らコントロールするマインドが高くなることが、
結果、お金の支出に気をかけることになり、お金をきちんと貯めることができる」
という考えに基づくものです。



お金は、「収入」と「支出」の二つに大きく分けられます。

そして、この本では、
特に、「収入」の増やし方を説いている箇所はありません。

要するに、「支出」を如何にコントロールできるか、ということ。

お金の出入りをコントロールできるということは、
自分の人生をコントロールできていることであり、
自分の感情をコントロールできていることに繋がります。

結論として、
「自らの人生を、コントロールできるようになろう」
という趣旨の本です。

*****

彼はこの本の中で、面白い推測を披露しています。

多くの経営者の財布を見て来た結果、
「その人の持っている財布の値段×200倍」の数字が、
その人の年収とほぼ一致する、ということ。

これは彼の理論なので、
絶対とは言いきれないと思いますが、
これも、やはり高い財布を持つほど、
それを綺麗に使おうと思い、
その結果、中に入れるお金にも自然と気をかけるようになる、
という根拠に基づくのだと思います。

*****

また、彼は自分の父親の破産のおかげで、
かなり貧乏な生活を送る事になったそうですが、
その時に培った、毎日を前向きに生きる方法の一つで、
「妄想する」ことを例に挙げています。


例えば、一日にたった5分で良いから、
自分が心から「こうなったら良いなあ」と思える様な情景を思い浮かべ、
それに浸ること。「へへへ」と涎を垂らしながら。
(涎を垂らす部分は僕が勝手に付け加えました。)


人は、絶望的な境地に陥ったり、
お金がないが故に、自分の取れる選択肢が減ったりと、
そんな状況のとき、気分が塞がる傾向にあります。

しかし、そんなときだからこそ、
自分がこうなったら良いな、と思う情景を想像、妄想し、
それに浸ること。

すると、「思考は現実化する」「引き寄せの法則」
が働き、
結果、その妄想した内容が、
きちんと叶う訳なのです。

*****

彼はまた、
「お金がない時ほど、
お金を気にかけてあげ、
支出をきちんとチェックしたり、
今持っているお金を大事にしよう」と説きます。

お金がないときほど、
通帳の残高額をチェックしたりするのが億劫になります。
それは、自分の手持ちの金額が少ない、
というのを認めるのが嫌だから。

しかし、辛い時に手を差し伸べてくれる人を、
私たちがありがたがる様に、
お金に対しても、「人格がある」と信じて、
お金がないときほど、
そのお金に気をかけてあげると、
必ずお金は、そのことを覚えていてくれて、
また戻って来てくれる、と彼は説きます。

*****

上に挙げた、「お金には人格がある」というのも、
元々彼が、そう妄想をしたのがきっかけだそうです。

そんな風に、
自分が、信じられる範囲で、
「これはきっとこうなんだ」と心から信じられるものを持ち、
それを自分の心の中で思い続ける事で、
いつか、それが現実となることの重要性を、
彼は丁寧に説いています。

*****

そんなわけで、
正直、この本を読み終わるまでは、
「そんな、長財布でも折りたたみ財布でも変わんないんじゃないの」
と、題名だけを文字通り受け取り、
内心この本を疑って読み始めましたが、
(著者の方、ごめんなさい)
読んでみたら、
「なーるほど、そういうことを言いたかったのね」
と、納得できました。


"Never judge a book by its cover"ですね。

2012/2/24 12:31


追記:
それと、この本の中で挙げられていることで、
とても心に残っているのは、
例えば、

・お金を銀行からおろす日は、月に2回と決める。
(そうすれば、自分の財布の中身をチェックすることで、
2週間の間の自分のお金の使い方を常にチェックできるから。)

・お金をおろす時には、
「7万7000円」など、自分が記憶に残る数字でおろす。
(1万、3万、5万などの単位でおろすと、いつ自分がおろしたのか、覚えていられなくなるから。)

・小銭は、小銭入れに分けて入れ、お札入れとは必ず分ける。
(理由は二つ。一つは、小銭を財布に入れる事で、お財布がメタボになってしまうから。その結果、財布の形も崩れてしまう。
二つ目は、お札には新渡戸さんなどの顔が書かれているため、小銭に比べてより「人格」が宿っているので、お札と小銭の部屋を分ける事は、お札にとってより居心地の良い空間を作ることに繋がる、ということ。)

・ポイントカードなどは一切持たない。
(それらを持つ事は、それにお金の使い方を左右されることに繋がるからとのこと。彼はそんなわけで、ビデオレンタル屋のカードも、毎回新しく作って、その後は折り曲げて破棄し、またビデオを借りるたびに、作り直す、とのこと。すごい徹底振りですね。)

などなど。
これらのことは、去年にこの本を読んだ頃(去年の夏辺り)から、
ずーっと頭に残っていました。
それほどインパクトが強かったんですね。

*****

ちなみに「人格」に関して言えば、
自分は個人的に、モノには人格が宿ると思います。

例えば、アメリカ時代に乗っていたNISSANのセントラ君ですが、
彼にも人格があり、
「今日も頑張ってくれてありがとうね」
と声をかけて、オイルチェンジなどをしてあげると、
車も喜ぶものです。

要は、「モノを含め、すべてのものには人格がある」と信じて行動すると、
結果、
それに対する自分の姿勢にもけじめがつき、
手厚く扱う様になり、
結果、それが長持ちしたり、または幸運が廻って来る、
というものです。





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