February 21, 2012 22:02

「あなたは常識に洗脳されている」by 苫米地英人

20100903_275213

かなり面白い本でした。
苫米地氏が2010年9月に出したものです。

彼は毎回、私たちは世の中の「常識」に洗脳されている、
と説いていますが、
今回も、読んでいて、
「ええ??」と思う様なことが沢山書いてありました。

手始めは、携帯電話の電磁波の脳に対する影響から始まり、
学校教育内の差別、儒教に対する考え、
日本のマスコミの存在、大手四新聞社の存在意義の無さ、
二酸化炭素減出の動きの事実、地球温暖化の問題の真相、
既に騒がれなくなったフロンガスの実態、
運動をすると健康になるという考えに対する事実、
「有機野菜」の危険性、
日本のデフレの実態、
そして最後は、国際法上、日本は独立をしておらず、
アメリカの属国である、という事実など・・・


彼は毎回、事実をストレートに言うので、
最初は、自分が知っている範囲内、
または、自分が素直に頷ける範囲内であれば、
「そうそう」と笑いながら読んで行けますが、
段々と内容が深くなって行くと、
もう、ただその内容のブッ飛びさに笑いながら、
読み進めるしかありません。

*****

恐らく彼がここに書いてあることは、全て事実であると思います。
ただ、その内容が余りにも婉曲されずにストレートに語られているので、
この本の内容、または、彼の著作に、
嫌悪感を示す人も、少なからずいるとは思います。
(自分は好きですが。)


ちなみに上に挙げた、「日本はアメリカ合衆国の属国である」という根拠は、
サンフランシスコ講和条約に基づくものとのことです。
日本語訳の内容が、実際の内容とは異なっており、
正文であるのは、英語、フランス語、スペイン語だけであるので、
世界の外交官にとって、「日本は独立をしていない」と捉えられているのは常識だとのこと。

よって、日本の外交はアメリカを通さないといけないし、
元々日本には、戦争を起こす権利さえも無い、と。
(よって、憲法第九条の書き換えに対する論争自体、意味を成さないと。)

そして極端に言うと、
日本はアメリカ人の為に働き、
アメリカ人は、一部のヨーロッパ人の為に働いている、と。

(アメリカ人は、ドルを刷ってもらう為の金利を払う為に働いている、とのこと。
主要株主がヨーロッパ人である連邦準備銀行(モルガン銀行やシティ銀行など)に、ドルを刷る権利が与えられる様になった1913年のクリスマスがそもそもの始まりだ、と説明がされている。)

(一度、アメリカ政府が連邦準備銀行に逆らい、財務省ドルを刷ったことが一度だけある。
それが、ジョン・F・ケネディの時だが、彼はその後、一撃で暗殺されてしまった、と。)

*****

他にも、今日本で騒がれている二酸化炭素排出問題に関しても、
実際には、二酸化炭素が増えていることには全く問題はなく、
(また、二酸化炭素自体も、そこまで増えてはいない)
酸素が減っていること自体が問題なので、
酸素を増やす為の活動を行った方が良い、と。

政府を始めとして、マスコミ、企業が二酸化炭素減出のことをしきりに騒いでいるのも、
全てはビジネスに繋がるだけだからとのこと。
例えばフロンガス問題に関しては、確実にオゾン層を破壊していくものの、既にそれを止める術が無いし、それはビジネスには結びつかないから、騒がれなくなっただけ、とのこと。

*****

また、人々の生活が、「物理空間」から「情報空間」へと、よりシフトチェンジしていることに関しては、
今後、人類は遺伝子の情報を書き換える技術を伸ばし、
人間の寿命が延びていくことに付随し、
いずれは脳の神経細胞をも、人口細胞に少しづつ移し替える技術が発達することで、
脳の寿命が200歳の状態から、寿命が無い状態まで変わって行くと。
その結果、最終的には人間は不老不死になって行く、とまで言っています。

ここの章では、いずれは全ての人類が不老不死になった場合、
必ずや食料不足が起こるので、
特権を与えられた人間のみが、物理的な身体を持て、
他の人間は、情報的な身体しか持てなくなるということまで言っています。
(情報的な脳だけ生かしておくには、電気エネルギーだけで済むので、それならば一兆人くらいの存続まで可能、という考えにより、一部の人間のみが、物理的な身体を持つ権限を与えられる、と。)


そして最後の結びとして、
「今生きている皆さんは、(自分の身体がある=物理的な身体を持って生きていられているので、)何とも恵まれた時代に生まれたことでしょうか。」と閉じている。
ここは読んでいて、余りにもブッ飛んでいるので、思わず笑ってしまった。

*****

彼は要するに、この本を通して、
「世の中に溢れている情報は、大概が嘘ですから、
きちんと自分の頭で考えて、しっかりと確かめてから、納得する様にしなさい。
自分のアタマで考えなさい

ということを言いたいのです。


俺も、この本の中に書かれていることが、本当に事実なのかどうかも、
逆の視点からきちんと検証する必要がありますが、
それにしても、面白い本でした。

2012/2/21 22:02




追記:
この本の中には、
世の中では「常識」として流されてはいるけれど、
実際に良く考えてみると、理にかなっていない「常識」が、
多々挙げられます。

例えば、少子化が、年金問題に関わる、
という論点。
まず、「少子化」という点だけを見てみると、
これから世界の人口は増えて行く一方で、
確実に食料が不足になってくるのだから、
むしろ少子化は喜ぶべきだ、ということ。

そして、少子化することで、年金を払う若者が減るから、
年金をもらえない人が出て来てしまう、
よって、少子化は問題だし、税金もその為に挙げなければならない、
と政府は説くが、
そもそも元々の問題は、
年金として集めていた税金を、国の役人が勝手に懐に入れたり、
または投資に失敗して無くしただけであり、
それを国民のせいにして、国民から更にお金を引き出そうとしているだけだ、と。

「少子化」という問題は、
元々は「日本の人口が減って来ている」という問題だけなのに、
それがいつの間にか、「お金」の問題にすり替わっている、と。
その時点で、国が自分の都合の良い様に情報を操り、
それに踊らされたマスコミが、
国に都合の良い様にニュースを報道して、
国民の意識を、
「少子化」=「悪いもの」=「年金がもらえなくなる」
と、変に曲がった状態で考える、「常識」が、
いつの間にか出来ているだけだ、と。

*****

上のことも踏まえて、彼は言っています。

「基本的に、国から改めて流される『統計』などの情報は、
全て疑ってかかりなさい」と。
何故なら、もしも本当の真実であるのならば、
一々統計として発表せずとも、
自然と世の中には広まるものであり、
それを敢えて、そういう形を取って情報を流すこと自体、
国が、自分たちの都合の良い様に、
国民のマインドを操作しようとしているだけに過ぎない、と。


確かに、マスコミは本来、
国の動きをきちんと批判して、
意識を正す為の存在でありながら、
そのマスコミが結局は、国に踊らされていることからも、
問題は非常に大きいなと思います。

*****

また、税金の引き上げに関して、
国は、「国の借金が余りにも多いために、
税金を引き上げて、それを返す」と言っていますが、
日本国が抱えている借金の殆どは、
国民に対しての借金であり、ギリシャなどの様に
他の国に対して作った借金とは全く違う、と。

よって、今税金を上げて、借金を返そうということは、
「国民に対して借りているお金を返せないので」、
「税金を上げて、国民から徴収するお金の量を増やし」、
「それによって得たお金で、国民にお金を返す」
と言っているのと同じです、と。
それは何かおかしくありませんか?と。

*****

とにかく、国の報道するニュース、
新聞、テレビの報道内容、
全ては、きちんとそれが事実なのかどうか、
きちんと自分の頭で考えてることが重要です、
ということです。

2012/2/22 14:41





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