February 11, 2012 11:20

"Honkin' on Bobo" by Aerosmith

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現段階では、エアロスミスのスタジオ最新アルバムです。
2004年の発表なので、
出てから既に8年が経ってしまいました。

彼らは今年、8年ぶりのスタジオアルバム発表予定なので、
とても楽しみです。

*****

このアルバムは、自分がDe Anza Collegeに通っていた一年目に発表されました。
このアルバムを聴くと、当時、サラトガの自宅からクパティーノの学校まで、
自転車で片道30分かけて走っていたころを思い出します。
ちょうどこのアルバムが出たのが5月頃だったので、
当時の熱い日差しと、ライフガードのクラス用に塗った日焼け止めの匂いを思い出します。

*****

このアルバムについて誰かと話し合ったことは、
今まで一人としかありません。
そして、その人はこのアルバムを良くないと評価していたのですが、
恐らく俺は、一番くらいに好きです。

なんといっても、彼らが年齢と経験を重ねて、
一番脂がのっている、という感じが、
彼らの演奏から感じられます。


スティーブンタイラーの声とリズムは、
もう最高潮くらいにノッているし、
ジョーペリーとブラッドウィットフォードのギター、
トムハミルトンのベース、
そしてジョーイクレイマーのドラムも最高です。



このアルバムは、基本的に既に発表されていた
他のアーティストの曲をカバーしたものになっていますが、
唯一一曲だけ、8番目の"The Grind"だけは、
彼らのオリジナル曲となっています。


この曲も非常にグルーブがあって、
まさに、「脂がのっている」という感じです。

サビの、
"you made me trip, into the grind"
の、"you-made-me-trip"の4つのリズムと、
そのあとちょっと一呼吸おいて、
"in-to-the-grind"の4リズム、
そして、最後の"grind"の伸ばし方とか、
スティーブンの声のかすれ方が、
非常に好きです。

あとは、最後の
"get you×7回

off of my mind..."
のところで、
曲の最後まで続けていく歌い方とか、
その脱力感の感じとか、
もう最高ですね。

*****

他にも、
"Never Loved a Girl" とか、
"You Gotta Move"
"I'm Ready"
"Stop Messin' Around"など、
いい曲ばかりです。

基本的に、6曲目のジョーペリーのソロの"Back Back Train"と、
最後の"Jesus Is on the Main Line" 以外は全部好きです。

"Back Back Train"は、正直暗すぎです。
このメイキングの映像では、
レコーディングの場でスティーブンが、
「Good, good!」とジョーに向かって言っていましたが、
あれは嘘だと思います。
完全にいいと思った顔をしていませんでした。


この二人は、いつも確執があり、
かつ、ジョーは歌が下手なのに、
自分が目立ちたい気持ちもあるらしく、
必ずアルバムに一曲は入れてきますが、
いいと思える曲はほとんどありません。

("Just Push Play"の"Drop Dead Gorgeous"はかなり良いですが、
あれはサビの部分はほとんどスティーブンの声です。)


しかし、このアルバムの"Stop Messin' Around"に関しては、
かなりグルーヴがあり、ノリノリです。
珍しく、ジョーペリーの歌声もさえています。

そして、いつもは、
「全部のソロをジョーに任せると、
結局曲の質が落ちるぜ」
と内心思い、ハモリなどで必要以上に自分の存在を際立たせるスティーブンも、
この曲に限っては、
ハーモニカと、それを通したマイクの笑い声と掛け声だけで、
あとは完全に引っ込んでいます。

その辺のバランスが、この曲は最高です。

(しかし、ここまで完成した曲でも、
実際のライブでは、
ジョーのこの曲になった瞬間に、
ビールを片手にもったアメリカ人の観客は、
みんなトイレ休憩に立ったという、
悲しい現実。
2006年のサンディエゴのライブにて。)

*****


前置きが長くなりましたが、
このアルバムが非常に「ノッている」理由は、
やはり、ほとんどライブ的に、
一発で録られているためです。


彼らは自分たちのルーツに戻り、
初期のアルバムの頃のような、
一発録りのスタジオ録音を志しました。


メイキングでも言っていますが、
ヴォーカルマイクが、ドラムの音を拾い、
ドラムのマイクが、ギターの音を拾い、
ギターのマイクが、ベースの音を拾い、
ベースのマイクが、ヴォーカルの音を拾い、・・・・
となっているため、
基本的にミスは許されず、すべて一発録りでした。


そのため、何度もリハーサルが行われ、
本番は、完全に全員のマインドが通じ合った状態で行われた録音。

よって、このアルバム全体には、
非常に空気の良い、
「流れ」が感じられます。


それが、このアルバムを聴いていて、
毎回、完全にどっぷり浸かってしまう理由ではないでしょうか。

*****


このアルバムのことは、何回か日記にも書いてきましたが、
今回じっくりと聴いていて、
また、このアルバムの良さにはまってしまったので、
再度、書きたくなった次第でした。


今年発売のニューアルバムも本当に楽しみです。

2012/2/11 11:40


aerosmith-honkin-on-bobo-del-2004-trasera


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