February 01, 2012 13:52

「世界のマネーは東へ動き出した! 」by 菅下清廣

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菅下氏の著作です。
2009年の11月に出版されたこの本。
今から約2年前の本となります。

テーマは、
「今後は東アジアが重要な舞台となる」ということ。

最近はニュースを見ても、
または企業の方と話をしても、
「今後の事業戦略はアジアでの拡大」
ということが頻繁に取り上げられます。

中国、インド、タイ。
インドネシアに、シンガポールなど。

アジアはこれから、
人口も増えて来て、
各分野に対する需要が高まります。

そこへ、
日本を初めとした発展国が、
医療、資源、食料、サービスなどと共に進出すれば、
アジアは大きなマーケットとなる、ということです。

*****

この本の中では同時に、
2008年のリーマンショック以降のアメリカの動き、
ロシアの今後の動き、
また、日本政権の動き、
が説明されています。

(丁度この本が出た頃は2009年の8月、鳩山政権への自民党から民主党への交替後だった為、著者は鳩山政権への変化へ大きな期待を寄せていた。まさか一年以内で管政権へ以降するとは予想をしていなかったとは思いますが。)


また、今後日本で伸びてくるであろう各分野(太陽光発電、アジア地域での資源開発、エコ技術など)
で、注目すべき企業名にも具体的に触れています。

*****

まずは、アメリカの「グリーディーマネー」の考え方は、
今後は益々世界から嫌われて行くし、
世の中で繁栄する考え方にもならないでしょう、と。

"Greedy Money"とは文字通り、
「自分だけ利益を出してなんぼ」
「今後の世界への貢献度よりも今日の稼ぎが重要」
という考え方です。

今後は逆に、
"May I help you?"(人助け、おもてなし、他者を思う気持ち)の精神が、
世界中でも必要になってくると言います。

*****

また、ロシアに関しては、
今後はプーチンがもっと力を持ってくるだろう、と。

*****

読んでいて思ったのは、
やはりアジアに目を向けて、今後を生きて行くのは、
非常に面白い、ということです。

同時に、自分がアジアでビジネスをして行ける力を付けなければいけません。

その為には、アジアの各国の言語を話せる様になるのも大事ですが、
それ以上に、各国の文化を良く理解して、
その国の人と、本当の意味で「コミュニケーション」できる力が大事、
ということです。



一括りに「アジア」と言っても、
日本、中国、インド、タイ、韓国、北朝鮮、インドネシア、シンガポール、ヴェトナム、
全て、文化が違います。

よく留学中に、「Asian」という括りで一纏めにされると、
非常に頭に来ましたが、
それと一緒です。

「同じアジアでも、全然違うんだぜ。全部一緒にすんなよ」とその時思った分、
それだけ、アジア各国の常識、文化、生活習慣、モノの考え方は違うということです。

*****

今後、多くの企業が、
「アジアでの事業拡大を検討し、アジア諸国へ工場や支店を作り、アジアでの需要をターゲットにして行く」と言います。

しかし、アジアと言っても様々な国があります。
その中で、その企業が専門とする「モノ」(サービスなども含め、その企業の事業内容ということ)
が、どの国で一番求められるのか、
そして、それをその国で浸透させるには、
何が必要なのか。

それをしっかりと掴める力が大事になります。

*****

僕は現在転職活動中ですので、
よく企業からの質問で、
「アジアへの進出をどう思いますか」
「アジアへ海外出張することをどう思いますか」
「『海外=欧米』ではなく、『海外=アジア』との認識を、どう思いますか」
との質問をもらいますが、
正直に、アジアで今後仕事をして行けることは、
非常に面白い、と思います。

自分が学生時代に旅をしたときも、
ヨーロッパやアメリカの旅よりも、
中国、タイ、カンボジアなどのアジア諸国の旅の方が、
断然面白かった。

それは、それらの国が発するパワーであり、
人々の持つパワーであり、
それらが、充満していたからです。

*****

著者はこの本の中で、
今後30年以上は、アジアが力を付けて来て、
「United States of Asia」(第二のU.S.A)
ができるだろう、と予測をしています。

現在自分は28歳。
自分が現役で働けるであろう65歳まで、
残り37年程です。

その間を、うまく波に乗れる一つの方法として、
まずはアジアの国々をしっかり知ることから始まるでしょう。

2012/2/1 13:52



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