January 11, 2012 18:43

LOST日記:シーズン6 第7話「ライナス博士」

dr-linus-lost-2


いやあ、感動しました。

ベンの話です。

LAの方では、
ベンは、高校教師な訳ですが、
(ここにはロックも先日派遣されたばかりか、
島でダイナマイトで吹っ飛んだあの博士もいる)
ここで、歴史の教え子の一人に、
何とアレックスがいます。

そして、アレックスより聞き出した、
校長の不倫疑惑を元に、
校長の座を奪おうと、
エロ校長に歯向くわけですが、

エロ校長は、
アレックスに頼まれたイエール大学への
推薦状の件を元に、
アレックスの人生を台無しにするぞ、
と持ちかけます。



結局、ベンは、
アレックスの人生を選び、
自分は退く訳ですが、
ここに、ベンの人柄の良さが出ています。



彼は、島では、
ジェイコブを慕っていたあの女性(名前が覚えられない)
に、殺されそうになり、
嫌々、自分の墓を掘らされるわけですが、
途中で、ロックの煙が現れ、
彼に対して、
「銃を用意したから、それを使って彼女を脅し、
私の所に来い」と持ちかけられます。


そして、走って銃を取りに行き、
その女性に対して銃を向けながら、
彼女に伝えます。

「私はキミの気持ちがよくわかる。
私も、アレックスを目の前で亡くした。
私は彼女を救うことができたのに、
私は、『権力』というものに目が行き、
彼女よりも、島を選んだんだ。
しかし、権力なんかの前に、
私が一番大事にするものは、
既に亡くなっていた・・・」と。



そして、女性が、
「So, what do you want?」と聞くと、
「Just let me go to Locke」と。

「なぜ、ロックの所へ行くの?」と女性が聞くと、
「なぜなら、ロックしか、
今の私を受け入れてくれるものはないからだ」と。



すると女性は、
「私だってあなたを受け入れるわよ」と。

そして、後ろを向いて、
ビーチに帰って行きます。


その後ろ姿をベンは追いかけ、
結局、ベンは、
その海岸に、
皆と残ることにします。


サンに、「何か手伝えることはないかな?」と聞きながら。


*****

最後、海岸に戻って来た、
ジャックとハーリー。
その姿を見て、
サンやラピータスたちが喜んで抱き合ったりしています。


その後ろで、
複雑な面持ちで、
それを見守る、
それぞれ、リチャードとベン。


彼らは、
目の前でお互いの再開を抱き合って喜ぶ、
「仲間」という存在に、
何か、心を打たれるものがあったのではないでしょうか。


*****


今回のテーマは、
ベンの、
「何が自分の人生で一番大事なのか」
ということや、
「人に受け入れてもらうには、
まずは自分から胸を開いて、歩み寄らなければいけない」
というメッセージもあると思いますが、

もう一つのメッセージは、
やはり宗教がらみでしょう。


リチャードは、ダイナマイトを使って、
自分を爆破させてくれるようにジャックに頼む訳ですが、
そこでジャックに言います。

「私は、今まで気の遠くなるような間、
その人間に、『君には重要な任務があるんだ』と言われて、
ずっと待ち続けて来た。
そして、その人間は、
死んでしまった。
だから、私は、意味もなく、
待っていたということなんだ」と。


また、ジャックの方も、
「彼は、俺の人生を、
小さい頃から監視してきた。
そして、この島に呼び戻した。
ということは、何かしら、
重要な任務が、俺にあるはずなんだ。
だから、ここで彼は、
俺を死なせない」と。



結局、ジャックが正しく、
ダイナマイトは爆発しません。



ここでは、
ジェイコブは、神なわけです。

そして、その神の存在を信じて、
神のお告げや、メッセージを信じて、
今まで生きて来たが、
その『神』が、いとも簡単に、死んでしまった。

だから、自分には、
もう生きる意味はない、と。


しかしもう一方の主張では、
小さい頃から自分を見て来た神が、
自分をここへ呼んだからこそ、
その神は死んでしまっても、
必ず、ここにいる意味はある、と。



そしてここでは、後者の主張が勝つ訳です。

*****

神なり、運命なり、
それを信じて生きて来たとき、
その存在が、消えてしまったり、
または、その存在を、信じられなくなることが起きるかもしれない。


しかし、そうやって簡単に、
信じる心を亡くしてしまうのではなくて、
目の前の『神』や『そのもの』が消えようと、
その根本の部分に、
まだ、その『意図』は、残っているのだと。

そう、「根本から」信じる心。

空中に伸びている枝が折れようと、
土の中にある、根っこの部分を信じろ、と。



そんなことを、
この、リチャードとジャックのやり取りは、
伝えようとしているのかもしれません。

(全然違ったりしてね。)

******

というわけで、
中々深い話でした。
感動しました。

島の方でも、
LAの方でも、
どちらでも心に迫る演技を見せた、
ベンジャミン・ライナスに一票を。


そして、LAの方で出て来た、
ベンの父親役の、
その老け方(特殊効果?)に、
感動しました。


最後は、
Dr. シュワルツが、
ベンに言った台詞で締めます。

"You know, you really had me fooled with that sweater Vest.
Linus, you're a real killer."

「その毛糸のベストに騙されたぜ。
このキラーめ」



2012/1/11 18:38





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