January 10, 2012 13:26

「頭のいい人が「脳のため」に毎日していること」by トッド・カシュダン

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原題は、
"Curious?: Discover the Missing Ingredient to a Fulfilling Life" by Todd Kashdanz.
日本では2010年の5月に発売された。

茂木さんが訳しているため、
「脳」というキーワードを題名に入れて、
読者の注意を引くため、
全然関係ない題名になっているが、
原題の通り、
「『好奇心』を持って毎日を過ごすことが、
あなたを幸せにしますよ」
ということを説いている。

よって、
邦題を意識しながら読むと、
「あれ?で、頭のいい人が毎日していることって何なの?」
と、ちょっと題名と本文がずれたような印象が残ってしまう。

*****

本の中では、
「好奇心を常に旺盛に持って、一日一日を過ごすこと」
に焦点を置いている他、
「『悩み』や『不安』というものを、
見ないふりをせずに、それをじっくりと観察することで、
段々と、それが大した事ではないことに気づきますよ」
ということも書いてある。

これは、『不安』をビーチボールに例えてみて、
それを、プールの中で、
必死に水の中に押し込めようとすると、
必ずボールは、凄い勢いで上がって来てしまうけれど、
そのボールを持っていることを認めて、
それを毎日、マジマジと見つめれば、
段々と、「俺って、こんなボールばかり見ていて、
情けないなあ、意味が無いなあ」と、
そのことに心底うんざりしますよ、という解説だった。

これは面白いなあと思ったと同時に、
要するに、
「心の中の『不安』に立ち向かいなさい。
そうすれば、自然とそれは消えるから。
つまり、自分にいつも向き合いなさい」
ということを言っているんだろうな、と感じた。

******

あくまでも最新の科学を根拠に書かれているけれど、
その根本部分には、
東洋的な哲学も入っているな、という印象の本だった。

また、本の大半を使って、
パートナーとの良い関係を築く方法も、
詳しく解説してある。

要するに、
アメリカ人が好きな、
『ポジティブに毎日を生きて、毎日を素晴らしいものにしましょう!』
といった感じの自己啓発本です。

よって、非常に前向きの内容で、
読み終わった後、好感は持てるのですが、
ただ、茂木さんが付けた題名は、
やっぱりずれているなあ、という印象が否めません。

(別に茂木さんがこういうタイトルにしましょう、
と言った訳ではないと思いますが。)

全てに好奇心を持って、
毎日を生きましょう。

2012/1/10 13:17




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