December 01, 2011 00:33

"AEROSMITH Live in Tokyo-dome" 2011-11-30

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遂に、5年ぶりのエアロスミスのライブに行って来ました。今回で6回目です。
前回のライブの様子はこちら。
LAのHollywood Bowlでのライブでした。

2006年は、丁度俺もLong Beachに居たので、
彼らのライブに何度も足を運べました。
2006年の2月に、
San Diego, Anaheim, LA(Staples Center)の3つに連続で行き、
(その時は何と前座がLenny Kravitzだった。夢のようなコンビだった)
その年の11月のライブが、上のライブ、というわけです。

それから、5年。
長かった・・・。

2009年前後には、
解散も騒がれたりして、
どうなることやらと心配しましたが、
今は元気にまた再開してくれて嬉しいです。

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それにしても、Steven Tylerは本当にすごいですね。
彼は、今年63歳なわけですが、(うちの父親より一つ年上です)
もうあれは、63歳のパワーじゃないよね。
前回、5年前は58歳で、
その時も、その凄まじい迫力とパワーに圧倒されたけど、
今回も、凄かったです。
(一つ欲を言えば、やはり、5年前の方が、もう少し勢いがあった気がする。
でも、声量とか、パワー自体は、全く衰えていなかった。
凄すぎますね)


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今回は、東京ドームで行われました。
残念だったのは、音が悪かった事。
スピーカーがいけないのか、
それとも(多分これが正しいと思うんだけど)、
俺がいた席がアリーナ席だったから、
音が綺麗に聞こえない位置に居てしまったのか、
それとも、東京ドームは、
ああいう作りなので、音があんな風になってしまうのか、
よく分からなかったけれど、
俺がアメリカで観た時は、
San Diegoも、Anaheimも、LAも、
どこで観ても、音はとても良かったです。
なので、今回はそういう意味でとても残念。
スティーブンタイラーの声も、割れてしまっていたし、
ギターも、ベースも、
全てが音がでか過ぎたのか、割れまくっていた。
本当に残念。
なので、歌がヘタクソに聞こえてしまった。
ただ、大声で叫んでいるだけの様に聞こえてしまった感がある。

******

まあ、文句は置いておいて、
それにしても、彼らは本当に凄いですな。
みんな、60歳を過ぎているのに、
凄いパワーだよね。

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今回も、貫禄を見せつけてくれて、
しっかりと、19時10分過ぎ位から、
21時20分頃まで、
2時間以上、きっちりと楽しませてくれました。
5月のマルーン5のライブなんか、1時間半ピッタリで終わったからね。彼らの方が30歳近く若いのに。)

途中には、今までで初めてでしたが、
ジョーイのドラムソロがあったり、
(かなり長い時間をソロでやっていた。
彼も、60歳を過ぎて、2時間叩きっぱなしっていうのは、やっぱり凄いよね。
彼は、”Making of Pump”のDVDでも言っていましたが、毎回スティーブンとぶつかり合ったりと、バンドの中でも、いつも他の4人の尻を見ながら陰で支えているようなものであって、そんな気の優しい彼が、今日はスポットライトを浴びていて、最後に彼が、全てを演奏し終わった後、手を上げて叫んだところでは、本当に感動してしまった。最後、スティーブンが嬉しそうに、彼の額にキスをしていた。)

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他にも、トム・ハミルトンの紹介もしっかりあったり、(そのまま、彼のソロから、”Sweet Emotion”に移った)
ブラッド・ウィットフォードのソロも紹介と共にあったりと、
全員がきっちりとスポットライトを浴びていて良かった。

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今回は、ジョー・ペリーは、余りカッコ付けていませんでしたね。
(5年前のツアーでは、必ず”Sweet Emotion”のところで、自分の上着を脱いで、それをギターに叩き付けて、弾くというパフォーマンスがあった。)

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ジョーペリーと言えば、
彼が表に立って、歌を歌っても、
やはり、観客を引き付ける事はできないんだけど、

(アメリカのライブ時には、必ずと言っていいほど、彼のソロのパートが来ると、そこで観客は一斉に席を立って、トイレ休憩に充てていた。余りにもその光景が露骨なので、むしろ、観客の一員である俺が、何だかジョーペリーに対して、気の毒になってしまっていたが、アメリカはみんなそうだった。『あくまでも俺たちはスティーブンタイラーの歌を聴きに来ているんだぜ』的な雰囲気があった。アメリカはその辺を、相手に対して気を使う、ということをせずに、良いものは良い、悪いものは悪い、と綺麗に割り切るので、そこが凄いなと思った。
今日は、日本人の観客のみなさんはそんなことはなく、皆様丁寧に、礼儀正しくペリー氏の歌を聴いていらっしゃいました。)

それでも、ジョーペリーがいないと、
スティーブンタイラーは引き立たない。

ジョーペリーは暗い月のようなものであって、
スティーブンは、明るく輝く、明るすぎる太陽のようなもの。

彼ひとりでは、やはりその明るさばかりが出てしまって、
余り魅力が無い。
(例えば、彼がソロを最近出したけど、やはり今いち一人ではぱっと来ない。)

しかし、『エアロスミス』という、
5人のバンドメンバーが揃って、
初めて、『エアロスミス』が『エアロスミス』たるものになる。
だから、5人とも抜けてはいけない。

そんな風に、5人とも重要なんだけど、
やはりその中でも、
スティーブンタイラーがいないと、エアロスミスは成り立たないし、
その横に、ジョーペリーが、
あの影を抱えたような暗い雰囲気で、
ギターをかき鳴らさないと、
うまくバランスが取れない。

で、その後ろには、
ジョーが好き放題にギターを弾けるのも、
ブラッド・ウィットフォード氏が、しっかりと大事なメロディを弾いていてくれているからだし、
(彼は本当にギターがうまい)
その横には、トム・ハミルトンが、いつもすました顔で、
何事も無い様に、ベースギターでリズムを取ってくれている。
(このバンドの中では、彼が一番いつも冷静で、一番論理的で、頭が良い。
彼らのDVDなどのインタビューを見ても、彼が一番物ごとを的確に、かつ、冷静に見て、バンドを後ろから黙って支えている。)

で、その4人をまとめるのが、
ジョーイ・クレイマーのドラム。
彼は、一番背が小さいけど、
誰よりも鍛えて、いつも頑張っている。

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******

そんな風にして、このバンドは成り立っているわけですな。

今日、ジョーペリーがソロで歌った時に、
その瞬間、
「やっぱり、スティーブンタイラーっていうのは、
唯一無二の存在なんだな」と感じた。

彼の声は、本当に特徴的だし、
(例えば、ジョーペリーの声では、パッと映えないというか、音にかき消されてしまう。しかし、スティーブンの声は、高くもあり、低くもあり、必ずその声が、全ての楽器の上に乗っかって、一番目立つ様に出来ている。そのマジックは素晴らしい。)
その存在感は、常に際立っている。
(彼が舞台に出て来ると、一気に目を引いてしまう。)

言わば、絶対に「一般人」じゃないんだよね。

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でも、彼だけがソロで出てしまうと、
上に書いた様に、やはり、彼の魅力は十分に引き出されない。

だからこそ、このバンドが、
今でもオリジナルのメンバーで、
こうしてプレイをしていて、
60歳を全員過ぎた中で、
こうして、素晴らしいショウを見せてくれることは、
本当に、神様に感謝したいくらい、
素晴らしい、と思ってしまうのである。

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*****

何だか段々と、評論家みたいな口調になってきてしまいましたが、
とにかく、彼らは本当に凄い。

俺も好きなアーティストがそんなにいるわけじゃないし、
今まで行って来た有名アーティストの生のライブは、
Aerosmith, Lenny Kravitz, Bon Jovi,
John Mayer, Maroon5, Black Eyed Peasくらいですが、
そんな中でも、Aerosmithは、一番、
「モンスターバンド」という名が似合うよね。

何しろ、東京ドームが、狭く感じる。

彼らのパワーからすると、
どんなに大きなスタジアムでも、
その大きさが足りないくらい。

それくらい、凄まじいパワーを持っていて、
絶対に、彼らは、観客とか、
その場の空気に負ける事がない。
もしかしたら、デビューする前とか、
ボストンとかの酒場で歌っていた頃は、
ヤジを飛ばされたりしていたのかもしれないけれど、
今では、もう本当に、プロ中のプロですね。

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*****

俺が2006年の2月に、
San Diegoのスタジアムで、
16歳の時にみた東京ドームでのライブ以来に、
6年ぶりに彼らを見たとき、
最初にスティーブンタイラーが出て来た瞬間、
俺は遠い観客席にいたのに、
彼を見て、「恐い」と思った。

彼は遠くの方にいるのに、
彼のパワーは圧倒的で、「食われる」と思った。

それくらい、凄い圧倒的なパワーだった。

(その時のライブは、本当に出来がよくて、
最初の4曲の2曲目から4曲目までで、いきなり、“Love in an Elevator”, ”Cryn’”, “Walk This Way”を持って来ていて、特に、”Cryn’”で盛り上がった後に、更にこれでもかと“Walk This Way”を持って来たところなんかは、神だった。その時のツアーのLA公演のReviewでは、”100% satisfied. Nothing to say.”みたいなことが書かれていた。)


******

今日も、その時の出来や勢いに比べたら、少しだけ負けるものがあった気がするけれど、
それでも、あれから5年経って、60歳を超えたのに、
あれだけのライブをすることは、もう神業です。

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******

延々と書けますが、この辺で辞めておきます。

俺は偉そうに、彼らのライブの出来を評価できるような存在ではないけれど、
でも、彼らは本当に素晴らしいと思う。

まさに、”Living Legends”だと思います。

いつまで、この勢いで、
やってくれるんでしょうか。

死ぬまでに、一度直接彼らと話したい。

2011/12/1 0:31

Set List
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Draw the Line
Love In An Elevator
Toys In the Attic
Jaded
Janie's Got A Gun
Livin' on the Edge
Big 10 Inch
--Drum Solo--
Lick And A Promise
Hangman Jury
What It Takes
Last Child
Red House
Combination
No More, No More
I Don't Want To Miss A Thing
Cryin'
Sweet Emotion

Encore
Dream On
Train Kept A Rollin'
Walk This Way


"Dream on"


最後、バンドメンバーの紹介



(注:写真は全てAerosmithの公式Website内、"30-Nov-11 Tokyo Dome #2 - Tokyo, Japan"より

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