November 14, 2011 22:29

“M:i:III”

Mi_III


観ました。
多分6回目くらいです。
この映画も、良く観ています。

この映画は、2006年の夏に日本で観て、超感動しました。
この映画の醍醐味は、トムクルーズ演じるイーサンハントの、生身の演技でしょう。

シリーズ一作目は良かったのですが、
二作目でジョンウー監督がずっこけました。
(彼は『Face Off』でいい味を出していたのに、勿体無いです)

しかし、三作目で、監督のJ・J・エイブラムスがいい仕事をしてくれました。




この映画では、イーサンハントが、
自分の愛する女性との生活にシフトチェンジして、
本業から離れた生活を望むものの、
次々と余計な奴らが現れて、
彼は結局、自分の一番愛する女性を、人質に取られる羽目となります。


そんな中で、彼は、
その女性を助けるために、
必死で目の前の困難を打破して行く訳ですが、
その頑張りようというか、正に、「必死さ」が、
観ているこちら側にも伝わって来て、
ついつい、その必死さに、涙ぐんでしまいます。


彼が、上海のビルディングを、
ガラス窓にチョークでなぞって計算するところとか、
西塘の町を、中国語で何やら叫びながら、
何百メートルかを必死に猛ダッシュするシーンとか、
最後に、頭の中のエクスプローシブチャージャーが作動した後に、
凄まじい激痛の中で、
ジュリアに必死に銃の打ち方を教えながら、
電気ショックの準備をするシーンとか、

もう、必死すぎて、
泣けて来ます。


これまでのミッションインポッシブル系は、
イーサンハントがどちらかと言うと楽々任務をこなしていたのに対して、
この映画では、「自分の愛する女性を守る」という為に、
文字通り必死で目の前の困難を遂行していく、
という様が、うまく描かれている事が、
この映画を良い作品にしている一番の理由だと思います。
トムクルーズ、本当によく頑張りました。


そして後は、
映画の編集のうまさと、
テンポの良さでしょう。

はっきり言って、2時間の中に、
よくもこれだけ見せ場を入れ込みました、
と言いたいくらい、色んな見せ場があります。
まるで、一本の映画で、
3本分くらいのアクションものを観た様な満足感があります。
それくらい、映画の出だしから観客を引き込む作りになっているし、
(映画の最初のシーンで、映画の最後のショットを持ってくるのは良いアイディアだと思います)
本当に色々な国で撮られているし、
もう、余り突っ込みどころがありません。
よく出来た映画だと思います。

******

続編の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、来月の公開予定です。
待ちきれませんね。(この続編も、J・J・エイブラムスがプロデューサーに入っているので、期待出来ます。)


この映画は、アクション映画の中では、
恐らくお気に入りトップ3の中に入ります。

2011/11/14 22:26





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