November 13, 2011 23:33

“HITCH”

Hitch_poster


邦題は『最後の恋のはじめ方』です。
2005年の映画です。
俺が一番好きな映画は?と聞かれたら、これを答えます。
それ位好きです。

****

最初に観たのは、サンノゼにいる時に、
親友のジョエルと観ました。
彼とは今では音信不通になっています。
今頃どうしているんだろうか、、、。
(親友だったのに音信不通、というのが突っ込みどころ満載ですが、
彼は携帯を持たないタイプで、
唯一の連絡方法は、彼が公衆電話からかける連絡を待つ、
というものでした。
俺がサンノゼを離れてからは、
彼への唯一の連絡方法は、
彼が月に一回チェックするかしないかのEmailでしたが、
それも、通じなくなってしまいました。無念)

彼は、俺の4つ上でしたが、
フィルムのクラスで一緒になり、
何故かディアンザカレッジの地下のロビーで良く会い、
それからよくハングアウトする仲間になりました。

彼とは一緒に良く遊んだものです。
人生の悩みから、恋の悩みまで、
良く彼には聞いてもらいました。
(主に恋の悩みでしたが)

で、そんな悩みがある頃にこの映画を観たので、
非常に印象に残っています。
この映画のテーマは、
「恋愛に、『基本』なんて無い。
自分自信をさらけ出して、相手に気持ちを伝えるだけだよ」
という事を言っています。

*****

ウィルスミス演じる、主人公のヒッチは、
恋愛コンサルタントとして、
世の中のモテない男性陣を相手に、
コンサルをしている訳ですが、
彼自身が、昔、自分が本気で惚れた女性に
悲惨なフラれ方をされ、
それ以来、そんな惨めな思いはしないように、
どう、「女性を上手くハンドルするか」、
というよりは、
「どう、自分をうまく女性の前でハンドルできるようになるか」
をマスターして来ました。

しかし、彼の最近の顧客のアルバート・ブレナマン(ケヴィン・ジェームズが演じています)にアドバイスを与えながら、
自分自身が、「恋愛」というものに対して、臆病になり、
心にフタをしていることに、
自分の顧客のアルバート本人から気づかされます。





ヒッチが、一度、サラ・ミラス(エヴァ・メンデス)に、
自分のことをタブロイド紙に書かれた後、
チャイニーズ系の出会いの場的なところで、
“See? This is why falling love is godamn hard!!”
と叫ぶところがあります。


それから、彼が、最後に意を決して、
サラの自宅の前に行き、
ドアの前で、
「俺の、この辺の(自分の胸を指しながら)、ここんところが、
不幸になりたいって言ってるんだよ!
なぜなら、その不幸を通り越してこそ、
本当に幸せになれるって、分かってるからなんだ!」
と叫ぶシーンもあります。


あの2つのシーンは、
最初に映画を観た時に、ぐっときましたね。


*****

この映画のいいところは、
ヒッチの顧客のアルバート・ブレナマンとアレグラ・コールの二人のエピソードがほんわかとしているのと、
それから、ヒッチ本人と、サラの二人の関係も、
二人とも、昔に自分が本気で愛したり、または、大事な人を亡くす(または亡くしかけた)経験をして、
それ以来、誰かを本気で愛することに臆病になってしまったが故に、
誰かとは心の面では、一線を引く、
という生き方をしている、という二人が、
いかに、本気で、お互いの心をさらけ出す勇気を掘りしぼるか、
というところが見せ場になっているからだと思います。
(長い文章になった)


ヒッチは、映画の冒頭のシーンで、
「First principle for the love,...」 (恋愛における基本の一つ目は・・・)
という形で、幾つもコツを話して行く訳でですが、
映画の最後には、
「First principle, nah, there are none.」(基本は、、、そんなものないよ)
という台詞で幕が閉じられます。

ここが何とも良いよね。


*****

というわけで、
邦題がどうも映画とマッチングしていない様に感じて不服ですが、
まだ観ていない方は、ぜひ観てみて下さい。
傑作です。

2011/11/13 23:28


追記:
後は、この映画の好きな台詞は、

“Life is not how many breaths you take.
It’s how many moments you have that will take your breath away.”

(人生は、何回息を吸ったかじゃない。
人生とは、あなたが息を吸う事を忘れるほどの経験を、何回したか、だ。)

のようなことを、ウィルスミスが最初に言います。
あれが良いよね。











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