October 20, 2011 18:00

「ビジネスマンのための「発見力」養成講座」by 小宮一慶

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この本は、このブログにもたまに出てくる、
俺の高校時代の親友のSに紹介されて、
読むことになった。

彼に九月の頭に会った際に、
「この小宮一慶の、◯◯力シリーズは、全部読んだ方が良い」と言われて、
そのまま素直に、Amazonで購入しました。


とりあえず、この「発見力」を最初に読み終わりましたが、
非常に面白かったです。


「面白かった」というのは、
彼の意見により、
新しい気づきがあった、
ということもありますし、
他には、
普段自分が何となく考えていたことが、
「そうそう、そんなんだよね」と、
証明されたことによる、快感、
というのもあります。




この本の言わんとしていることは、

「関心を持つことにより、
それに対して、今まで見えて来なかったものが見えるようになる。
すると、モノゴトの本質、
繋がり、
仕組み、
からくり、
そういったものが見えてくるよ。
それは、すごく面白いことだよ。」ということです。

その通りなんです。





この本の中に、
「一つの点から、モノゴトの全体像を見る」というくだりがありました。

これを読んだ時、
俺が昔に書いた日記の内容と全く同じだったので、
「そうだよね」と、
ムズムズしました。

この日記


それから、
何事においても大事なことは、
88ページの、

「物事を根幹の部分から考える」

ということです。

なぜ、それをするのか考える。

この本には、
会計を勉強する人は、
会計のスキルは勉強するものの、
そもそも、なぜ、
「会計」というものが必要なのか、
それを問うと、答えられない、という。



なぜ、「仕事」をするのか。

自分は、なぜ、
その「仕事」に就きたいのか。

なぜ、お金が必要なのか。

なぜ、その行動を取るのか。


その、「なぜ」を忘れて、
ただ、「どの様にやるか」ばかりに視点を合わせていると、
気付かぬ内に、
人に指図されないと、動けない人間になったり、
または、人に自分の人生を操られているのに、
それに気付かない人間になってしまうわけです。





先日亡くなった、スティーブ・ジョブズ氏も言っていますが、

「人生の時間は限られている。
だから、他人の人生を生きて、
自分の人生を無駄にしている時間は無い」のです。


その為には、
自分が毎日の時間を費やす「仕事」というものを、
きちんと、
「なぜ、それをやるのか」
「なぜ、自分はそれをやりたいのか」を、
常に自分に問いかけ、
その答えを、
自らが納得する状態に、
クリアに保っておかなければいけません。



、、、、、、


また勝手に俺の主観が入りましたが、

そんな意味で、
この本では、
「モノゴトの本質、からくりが見えてくると、
この世の中の仕組みが見えてくるから、
もっと賢く生きられるようになるし、
かつ、楽しいぜ」
ということを、うまく伝えている本だと思います。



で、最後に彼はまとめていますが、

「仕事力を深めるために、
『ものが見える力』を付けることは大事だけれど、
それ以上に、
人の喜びや悲しみが分かる、
見えるということが、
人として、何よりも大事なんだよ」

というわけです。

、、、、、、

ぜひ、読んでみて下さい。

2011/10/20. 17:53






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