September 28, 2011 16:11

「面白い出会いは、近くにある」



先日(9/21 Wed)、
台風が関東を直撃した日、
中々面白い出会いがあった。


一つは、
うちの会員さん。

台風が凄くて、
英会話の先生が遅れたことで、
クラスがキャンセルになったことを謝りに行ったとき。


ひょんなことから、
その方が、将来求める人生の話になった。

彼女は、
「私は、お金を働かせたいと思っているんです」と。

「金持ち父さんのクワドラントでいうと、
右側の、ビジネスオーナーシップや、インベスターの方になろうとされてるんですか?」と聞くと、
「そうなんです!」と、
嬉しそうに話して下さった。



彼女は将来、
発展途上国の子供たちに、
金銭的な貢献をして行きたいという夢があり、
その為には、莫大な資金が必要、ということと、

同時に、今の日本社会、
日本の政治に愛想をつかせて、
この国はもうダメだ、という結論に達し、
海外でビジネスを開くことを考えているそうな。

その為に、オーストラリアにまずはワーホリで行く予定なんだけど、
その後は、アメリカでのある起業を考えている。




ロビーの丸テーブルで話しながら、
「◯◯さんのように、
先を見通して、動いていらっしゃる方とお話ができて、
うれしいです」と言うと、

「実は、こういう話しは、
あんまり人にはしないんです」と。

クワドラントで言うと、
右側に移ること自体、
その発想を理解されないことも多いみたいだし、
そもそも、そういう話ができる人が余りいないとか。


今回は縁あって、
そんな話まで深くできたが、
そんな風に、
「将来はこうしてやろう」と、
虎視眈々と、今を準備して、
将来の自分の為に投資をしている人は、
普段は気づかないだけで、
周りには、意外と近いところに、
そんな人がいるんだろうな、と、
そう感じた。


彼女には、
俺が持ち得るかぎりの
アメリカの情報を、その後お伝えしたら、
大分感謝された。


「言っておきますが、
2008 年のリーマンショック前までの情報なので、詳細はきちんと自分でリサーチして下さいね」と付け加えながら。


、、、、、、



その後、
うちの英会話の先生のEが来た。


彼は、メインでは、
音楽の作曲家をしているんだけど、
今回、彼はオフィスに出社することを、かなり嫌がっていた。

"You wanna hear the sound of rain, huh?"
(俺が、「雨が降ってて大変だと思うけど、なんとか来てくれないかな?雨はところですごい?」と聞くと、
「どんだけ凄いか、実際に聞いてみるか?」と。)

まあ、海外を基準にして考えると、普通は台風の警報が出ていたら、出社はしませんが、
うちは、日本企業ですから。
そんなわけで、かれには来てもらいました。

(実際のところは、
警報がすごすぎて、
殆どの会社は、自宅待機か、
または、即帰宅を命じていたそうな。
うちは、そういうところの対応は遅いので、その適用はされず。)




オフィスに、短パンとビーサンで現れたEは、
いつもの彼には珍しく、
顔が引きつっていた。

で、俺がなだめ、
「本当は家で待機してて、って言いたかったんだけど、ゴメンな。許して」となだめ、
何とか気を取り直してもらった。



その後、俺はランチを食べていなくて、
彼も休憩時間だったので、
一緒に、下に出て、何か食いに行こうぜ、となった。



外は、雨が本当に凄まじくて、
風も強すぎて、
もう、傘をさしている人は、
傘がバキバキに折れて、
かつ、その傘が吹っ飛んで行くという始末。


「これは、お前、
そりゃあ、
来たくなかったよな」と、
もう一回謝った。笑




うまくうちのビルの地下通路を使い、
何とか濡れずに隣の食事ができるビルに移る。


そこで、店を見ると、
殆どの店が、
急遽、クローズをしている。

みんな、電車が止まる前に、
帰るとか。



唯一開いていた、うどん屋に入る。

そこで、彼と、一緒にうどんを食べながら、
始めて、面と向かって、一時間くらい話した。

、、、、、、


俺は、
彼がいつも音楽を作っていて、
バックオフィスでは、
MacBook Proを相手に、
何かと格闘していることと、

後は、
彼の外見に似合わず、
やけに日本語がうまいことしか、
知らなかったが、
(この二年半)、


この日話すと、
俺の知らない、彼の面がたくさん見えてきた。


、、、、、


まず、彼は、
四カ国後を、フルーエントに話す。


母国語のウクライナ語、
ロシア語、
それから、英語に、日本語。


日本語も、かなりうまくて、
日本に来て七年だそうだが、
日本に来る前も、来た後も、
一回も、勉強したことはないとか。

どうやってそんなにうまくなったの?と話すも、
"Just naturally"と。


他に、
イタリア語、スペイン語など、
基本のコミュニケーションができる言語を入れると、
十カ国後に近いそうな。

こんな近くに、
スゲえやつがいたんだな、と、
改めて感じた。



彼の本業は、音楽のコンポーザー。

彼は、Mac上のソフトを使い、
曲を一から作り出す。


どうやってアイディアを得るの?と聞くと、
"it just comes."
と。


逆に、色んな曲を聞いて、
他人の曲から、インスピレーションを受ける?と聞くと、
Noだと。
そうしてしまうと、曲がその人に似てしまうらしい。

だから、家では何も聞かないらしい。


「でも、Eは何ヶ国も話せて、音楽も作れて、すごい才能だな。
どこでも食べていけるじゃん」というと、

「ヨーロッパに行けば、
俺みたいに何ヶ国も話せて当たり前だし、
音楽だって、電気がこの世から消えたら、
俺は何にもできないよ」と。


そんな彼は、
いつもEasy goingで、
Flow に乗って生きている感じで、
彼の英会話レッスンも、
完全にその時の流れに任せてやるんだけど、

彼の人生も、そんな感じで生きているみたい。

「将来のプランとか、
夢はあるの?」と聞くと、

「さあ、そんなものは俺にはないかな。
ただ、その時にやりたいことをやって生きていくよ。」と、
ナイスなスマイルで返してくれた。

かっこいいね、こういうヤツは。

なかなか日本人にはいないし、
日本では受け入れられ難いタイプの生き方だよね。

、、、、、


そんな訳で、
たまたま出会った、会員さんと、
たまたまうどんを食いに行った、
いつも顔を合わせている英会話の先生から、
刺激を強く受けた、この日。



、、、、、



帰りは、夜の9時半にオフィスをでるが、
山手線は動いていて良かったものの、
とちゅうの品川で、京急、JR、
全ての線が止まっているという、
凄まじい事態に。


まるで、「ここはディズニーランドを超えた何かか?!」と言いたくなるくらい、
凄まじい人の数で、
品川駅のホーム内は、やばくなっていた。



こんな時、
日本人は律儀なのか、
みんな、動く予定もないのに、
列に並んで、ジッと待っているんだよね。


どうせ並ぼうが並ばまいが、
家につくのは三十分もかわんねーよ、と、
品川駅の中の崎陽軒で、
シューマイ弁当を買って、
そこに半腰で座りながら食べた。笑


その時は、後輩のNちゃんと一緒だったんだけど、
久々に彼女ともゆっくり話ができて、楽しかった。


主に、彼女の恋愛相談に乗る。
まだ22歳の彼女は、
とても若い。

青春をしてるな!
という感じだった。



、、、、、

そんなわけで、
途中から動き出した京急に飛び乗り、
無事に家に着いたのは、
夜の一時前。

約4時間弱の道のりでた。


2人とも、
京急に乗った時は、
かんぜんに疲れきっていて、

「なんか、駅弁まで食って、
まるで、どっかに日帰り旅行に行ってきたみたいだよね」と、
フラフラになって帰った。

、、、、、

そんな、色んな意味で刺激の多い一日でした。


2011/9/26




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