September 24, 2011 02:08
「真逆の存在」
今日の夜のミーティングで、
うちで新しく提供することになる、あるプログラムの共有があった。
その際に、
「人間は、
自分と全く正反対のタイプの人間から、
1番学ぶことがあり、
かつ、
自分の能力を最大まで発揮できるようになる」
とあった。
考えた。
俺にとって、全くの正反対のタイプのやつは、
高校時代の親友のSだな、と。
あいつは、俺が高校三年の二学期に初めて話をしたときから、
全てが逆だった。
考えも全て違うし、
進路のこととか、
女の子に対することとか、
「カッコいい」とは、何か、とか、
全てが、違った。
だから、いつも俺が、
「お前はもっとこうしろよ!」とか言って、
ヤツは、「うるせえな、お前は何でわかんないんだ」と、
そんな感じだった。
(当時、唯一意見が合ったのは、
長髪が1番カッコ良いよね、という意見くらいだった。
俺たちが高校三年のころ、2001年位は、日本は短髪が流行っていた。)
そんな彼ですが、
全く俺と正反対だからこそ、
毎回、刺激を受けるわけだし、
だからこそ、なんか居心地がいいんですな。
そんな彼に、
今年の4月に会ったころ言われたことは、
「お前は、欲がない」
ということ。
考えた。
確かに、
俺は、自分の人生において、
「欲」というものを、
いい意味でも、悪い意味でも、
ずいぶんと、置いて来てしまったのかな、と。
人間は、
欲がないと、
「もっとこうなりたい、
もっと、こうしたい」というモチベーションにならない。
その後ヤツに言われたことは、
「昔はお前の方が、
俺に、『もっと熱く生きろよ!』とウザく言っていたのに、
今では逆になっちまったな。
もっと俺に、刺激をくれる存在になってくれよ。」と。
ヤツに言われたその言葉は、
結構、ショックだった。
気づかぬ間に、
そんな自分になっていたことに、
ずいぶんと、
ショックだった。
、、、、、、
そんな彼と、この前また、春以来に会って、
今度、またダメ出しをしてくれと頼んだ。
言われたことは、
「お前は、
競争欲がない。」と。
確かに、
そうだな、と思った。
同時にヤツは、
「競争欲をなくす事は、
同時に、
1番幸せになる方法なんだけどな。」と。
俺は確かに、
誰かと競争してやろうとか、
こいつにだけは絶対に負けないようにしようとか、
そんな心意気を、
ずいぶん持っていなかったな、と思った。
昔はよく、
留学中は、
日本にいる同い年のヤツらには絶対に負ける気がしないと思っていた。
俺の方が、絶対に多く勉強してるし、
絶対に、精神的にキツい環境に、自分を置いていると思っていたから。
それがいつのまにか、
悪い意味で、
日本に帰って来て、
勝手に、
自分に自信を無くして、
日本にいる同年代のヤツらに、
絶対に負けねえ、
という意気込みを無くした気がする。
このSは言う。
「同年代の社会人に負ける気がしない。」と。
なぜなら、
この五年間、
かなり努力して来たから、と。
あんなに、「努力」という言葉が嫌いだったヤツが、
いつのまにか、努力をし出し、
そんな事を言うようになった。
ヤツは、
この前春に会った際に言っていた。
「社会人になって三年目位に、
相当努力しねえと、
この資本主義社会は生き残っていけねえ、とマジで思った」と。
それからヤツは、
誰よりも本を読むようにして、
会社の中では、
真っ先に率先して、
手をあげる様にして、
仕事での、自分のキャパを広げて来たとか。
そんなヤツの話を聞いて、
俺はこの前の春、
すごく触発された。
で、今回のヤツの言葉。
「競争心を持て」。
俺にとって、いい意味で、
ヤツは、競争するに良い相手。
ヤツにはすぐに、
社会人としては追いつけないかもしれないけど、
まあ、すぐに、また、
「お前すげえな」と言わせてやる為に、
ちょっとがんばるか。
そう思える仲間。
、、、、、、
そんな、仲間を持って、
幸せに思う。
男同士のラブレター。
おお、気持ち悪い。
願わくば、ヤツがこれを見んことを。
2011/9/24. 0:20
追記:
上の日記を熱く書きすぎて、
気づいたら、自分の駅から2駅も乗り過ごしていた。
帰り道、その駅から自宅まで、
超マッハで、25分間歩いたというオチつき。
それだけ、僕の彼への愛情は深いわけですよ。
(なんか、最近ハマって見ている
『ビバリとルイ』の影響を受けまくっていますな。笑)