July 21, 2011 14:33

"Wall Street" & "Wall Street: Money Never Sleeps"

Wall_Street_film

Wall_Street-_Money_Never_Sleeps_film


邦題は、『ウォール街』『ウォール・ストリート』
一作目は、1987年に作られ、
続編が、2010年にアメリカで公開された。日本ではこの前2月に公開された。

先日、二作目の"Wall Street: Money Never Sleeps"の方を借りて来て観た。
凄く面白かった。
で、そこで初めて、これが一作目の続編だと知り、
昨日ツタヤで一作目を借りて来て、今日観た。

面白かった。


****


久々に、「面白い」映画を観た気がする。

「面白い」っていうのは、
俺が今まで観て来た映画のジャンルとは違う、というか、
ビジネスの世界の話であり、
同時に人間の駆け引きが入っている、という意味で。


二作目の方を先に観たから、そっちから話すけど、
そっちの方は、今風にアレンジされていて、
編集の仕方もうまかったし、
観ていて全然飽きなかった。
(どちらも同じオリバー・ストーンが監督を務めているけど、
時代が変わっても、その時代に合わせて編集ができるのは、
凄いなと思った。)



シャイア・ラブーフが良い演技をしていたけど、
(というか、彼はいつも自然、というか、
普通に見えるよね。そんだけ演技がうまいんだろうけど)

やっぱり一番存在感があったのは、
マイケル・ダグラスさんでしょうね。


彼が、大学で、
出所後に本を書き上げた時点で、
その本の為の講演会をするシーンがある。

そこで、彼は聴衆の前で話す訳だけど、
彼の顔のアップのシーンがある。


そこなんかは、本当に引き込まれるというか、
聴衆の前で話すのも演技なんだけど、
本当に、様になっているよね。
自分の世界に持ってくる、というか。



それも、さっき一作目を観て、
彼の最初からの凄さに気づいた。


一作目の登場シーンから、
既に画面を食っている。

もう、何年もその道でやって来た、
という雰囲気が出ている。


あれだけの役作りをするには、
もちろん徹底的なリサーチ、勉強もあるんだろうけど、
その佇まいというか、雰囲気を作り出すのは、
やっぱり、凄いよね。



一作目の方は、マイケル・ダグラス演じる
ゴードン・ゲッコーが、かなりの悪役。
まあ、「悪」というか、
完全にお金の為だけに動くヤツなんだけど、

第二作目では、
その彼が、どう変わったか、
というのが描かれていて、面白い。



だから、一作目と二作目では、
全く別の話とも言えるし、
しかし、同じ登場人物が出ているという意味で、
興味深い。


ゴードン・ゲッコーのキャラクターは本当に濃くて、
今でも、経済・金融の世界で、
引き合いに出されるそうな。



そして、どちらの映画も、
1987年(俺が4歳)と、2010年(俺が27歳)の当時の現状を
そのまま描いていて、
たったの20年ほどで、こんなに世界は変わるのか、と、
(主にテクノロジーの部分で)
観ていて、非常に面白かった。





ぜひ、そういう世界に興味のある人は
観て下さい。

2011/7/21 14:33



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