April 25, 2011 00:30

「サマーウォーズ」

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かなり衝撃的だった。

先日、「ラプンツェル」や「The Incredibles」を観て、
「アニメーションはやっぱり素晴らしいな」と思い、
その勢いでTSUTAYAにあったこれを借りた。

この映画は確か、去年の冬から春にかけて、
TSUTAYAでレンタル開始時に凄く売り出してた気がする。
俺は日本のアニメには余り興味が無かったから、
全然観ようとも思わなかったけど、
何か気になっていて、今回借りた。


いやあ、衝撃でした。

現実の世界と、Web上の仮想の世界を、
手書きのアニメとCGにて上手く描き出していたと思う。

特に、仮想世界の「OZ」の世界を、
非常に上手く描いていたと思う。

それに加えて、実際には、
生身の人間の関係が大事だということ。

登場人物のおばあちゃんがかっこよかった。
一度「OZ」の世界が混乱に陥り、
現実世界の人々が混乱しかけたとき、
おばあちゃんは一人、いろいろな人に電話をかけ、
「あんたならできる!」と励まし続けた。

常に、けじめがあって、男らしいおばあちゃん。
遺書には、実生活では一番厳しく当たっていた、侘助に対して、
「きっとお腹を空かせているだろうから、うちの畑で取れたものを、
腹一杯食べさせてやりなさい。
人に取って一番いけないことは、
一人でいることと、お腹が空いていることだから」、と。


そんなシーンに、グッときました。


それから、主人公のケンジが、
最後に鼻血を出しながらも、
地球を守る為に数式の暗算をするところとか、

キングカズマを操ってラブマシーンを倒す為に、
本家の男たちが総動員で、
船やらスーパーコンピュータやら自衛隊のものやらを持ち寄るところとか、

最後のシーンで、ナツキが花札の掛け金が無くなったとき、
世界中の人が応援してくれたところとか、
とても良いシーンが沢山ありました。


それから、純粋に「OZ」の世界を描くCGの映像が凄かったよね。
ラブマシーンがかなりでかくなって、
何万ものアバターの群れが、ぐわーっと追いかけてくるところなんかは、
「もののけ姫」のタタリガミを思い起こさせるものがあった。
あの映像を作るのには、かなりの手間がかかっているんじゃないかな?

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とにかく、テンポも良く、ギャグのセンスも良く、
初めから終わりまで、全く飽きずにかなり真剣に見入ってしまいました。
良くできた映画でした。


日本映画は、やはり独得の世界観があるよね。
オタク文化というか、
一つのものを徹底的に追求して、
こだわり続けた結果できるものを、「オタク文化」と呼ぶんだろうね。

俺も、自分の仕事や趣味の領域で、常に「オタク」でいたいわ。

2011/4/25. 0:30am




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コメント一覧

2. Posted by shun   April 28, 2011 17:27
時をかける少女は、以前テレビでやっていたのを姉貴が見ていて、それを俺も横から数十分だけちらりと見ました。
同じ監督だよね。ちょっと今度借りて来ます。

同じアニメで、エヴァンゲリオンを借りてきて見ていますが、余り好きになれません。。。主人公がウジウジしすぎていてムカついてしまいます。笑
サマーウォーズは本当に面白かったな。
1. Posted by Takashi   April 28, 2011 00:24

オタク文化は評価が分かれるところですが、私はこういう日本人の心を象徴するようなアニメーションを生み出すという意味では日本の大切な文化の一つだと言えると思います。

時をかける少女は観られましたか?

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