January 11, 2011 03:17

「俺はマラソンランナーになるんじゃないか」



新しい新宿のオフィス。
駅から徒歩8分とは表記にあるけれど、
絶対に10分以上かかる、住友ビル。

23時には下の直通ドアが閉まるから、
これから最低でも、23時にはオフィスを出られるようになるぜ、と
年末は期待していたが、月初から凄まじい量の仕事。


接客に、電話営業に、
会員管理に、資料送付。

夜の23時に、「夜分遅くにすみません」と言いながら、
お客様に電話をかける。
本当に遅すぎだぜ。


今日も結局、終電6分前の23時35分に、
オフィスを出る始末。

前は、ホームまで徒歩7分の距離を、
最短2分半で走っていたが、
(これはちなみに、新宿駅地下通路の人混みを、
流れに逆らい駆け抜けながら、
山手線に乗る直前の広場では、
拡散して前から来る人の群れに割り込み、
時には誰かにぶつかりながら、
最後に階段を一気に駆け上がるテクがいる。
この二年間で身に付けた、正にカミワザ。)


しかし今は、
オフィスを出てから、新宿駅西口まで続くプロムナードを、
ひたすら走る始末。

ひたすらの直前。
オフィスの下から、ホームまで、絶対に1キロはあるんじゃないか。

今まで鍛えた帰り道ダッシュ力でも、
流石に800メートル近くの直線はツライぜ。

新宿コクーンタワーを駆け抜け、ブックファーストの本屋を抜け、
ホームレスが凍て付く寒さの中、ダンボールの布団で眠る中を抜け、
やたらと不気味な”新宿の目”を抜け、
さらにそこからカーブがあり、ホームまでまだまだある。

今はこの直線を駆け抜ける前に息が上がるが、
その内、この直線を休みなしで駆け抜け、
涼しい顔で電車に乗り込む自分がいるんじゃないか。

そんな自分を想像しながら、
今夜、ビジネスバッグを持ちながら
1人で颯爽と走っていたら、
表題のセリフが頭に浮かんできて、何か笑えてきた。


おれは中学の時も、陸上部で1500と800を走っていたし、
スプリンターとしての素質はまだあるぜ、なんて。


、、、、、


というか、あと5分早くオフィスを出ろよ、って?


2011/1/11 3:17am

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