December 19, 2010 02:49

「出会い、人生」

The_Black_Eyed_Peas-Elephunk-Frontal
"Elephunk" by Black Eyed Peas in 2003.


マスターピース。
思い出の深いアルバム。
2005年に良く聞いていた。

"Shut Up"とか、
"The Apl Song"とか、
"Smells Like Funk",
"Latin Girls",
"Sexy"など、
全ての曲の雰囲気、バランス、
流れが良い。

BEPは、センスがとても良い。
今日の帰り道、このアルバムを聴いていて、
非常に強く思った。


******


今日お申し込みされた方は、
二十歳の早稲田の学生。
とても二十歳とは思えない程しっかりしている。
彼と出会った10月から、
今日のお申し込みまでは、長い長いエピソードがある。

以下、今日の社内での共有メールから引用。

-------------

今年の10月、
彼に初めて電話をした時、
彼は非常に落ち込んでいました。
早稲田大学2年生、二十歳。
本来の予定では、この春から
父親が300万円を出してくれて、語学留学に
1年行く予定でした。
しかし、彼の両親が急遽離婚を決め、
父親は家を出て行くことに。
取り残された、彼の母親と、兄、そして本人。
母親は自暴自棄になりかけ、兄も参り、
しかし、彼はそんな家族を支え、塾の講師をしながら、
家計を支えています。

そんな状態でも、絶対に海外に行きたい。
ということで、WHにプランを変更して、
すべてお金を自分で貯めて、渡航することにしました。

10月に2回お会いしてからは、
その後連絡が途絶えていました。
何度電話をしても、着メロの木村カエラの「バタフライ」が
流れるだけで、
その曲を私生活でも聴くたび、正直、
彼のことを思い出すので、何ともいえない思いでした。

しかし、今日彼から電話が!
電話に出ると、第一声、
「○○さん、12万円貯まりました!」とのことでした。
どうやら、毎日塾の講師を休み無しで働いていて、
電話をするタイミングがつかめず、
且つ、やっと貯まった・・・と思ったところで、
冷蔵庫が壊れて、12万円が飛んだり、
母親や兄にお金を貸したりと、
今のタイミングになってすみません、とのことでした。

来年の4月には、予定通り、ケアンズへ飛べそうです。
感動の一件でした。

この方との出会いから学んだことは、
普段私たちは、この仕事を通して、
こういった、お客様の私生活の深いところまで入り込むことを
許されている、ということです。
それだけ大きな責任がありますし、
だからこそ、生半可な気持ちでは、その方の対応をしてはいけません。

自分が抱える責任の重さを思い知った一件でした。

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勝手に、社内的なスタンスで書いていて、
こうして客観的に読むと、ちょっと申し訳ないが、
俺はとにかく、
この方との出会いと、
彼の生きる姿勢に、感動していた。

今は、両親は裁判の最中で、
彼も本当に精神的に参っていて、
大変だと思う。

しかし、そんな素振りは余り見せない強い彼。

10月に、一度彼に言った。
「本当に、今回の件は、大変でしたね」

すると彼は言った。

「多分、今回の事以上に辛い事って、
自分の肉親が死ぬこと位だと思うんですよ。

だから僕は、今こういうことが自分に起こった事で、
もうこれ以上、辛い思いをすることは、
ほとんど無いと思うので、
むしろ、今これが起きて、自分が強くなれて、
良かったと思います。」と。

こんな事を言える子が、
他に何人いるだろうか。

この言葉を聞いたとき、
涙が出そうになった。

*****

彼はまた、今日の帰り際に言っていた。

「僕の家族の人生には、
”○○”って人との縁があるんですよ」

俺。「え??”○○”ですよ!?」

「はい。例えば、僕の仲の良い美容師さんは、
○○っていうんです。

それに、僕の母親の仲の良い友達も、
○○っていうんですよ。

で、○○さん、あなたです。」


俺なんか、○○って苗字は、
○○ツトムしかいねーんじゃねーかと、
この会社に入るまで思っていたから、
(うちの会社には、もう一人の○○さんもいらっしゃる。
で、前は本店に○○が2人いたし。
凄いジョークだよね。
席も隣同士、みたいな)

そんな彼が、
そんな事をいってくれて、
なんかおかしかったけど、
凄く嬉しかった。

俺も、彼にとって、
特別な存在の”○○”さんになりたい。

そのためには、心から応援してあげないと。


******


そんな、出会い。

木村カエラの”Butterfly”を聴くたびに、
彼を思い出すでしょう。







2010/12/19 2:48am



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