June 10, 2010 01:14
「ホンモノのやる気」
人は、誰かに「見てもらっている」と思うと、
やる気が出る。
逆に、いくらがんばっても、
誰にも評価されないと、全然やる気はでない。
「ねぎらい」のこころ。
だれしも、自分ががんばって何かをした成果を、
褒めてもらいたい。
認めてもらいたい。
誰にも、なーんにも評価されないと、
「俺のがんばりって何なの?」となる。
人は、恐怖政治では、
絶対に、伸びない。
その恐怖のもとが無くなった瞬間に、
動く理由がなくなるから。
マイナスを避けるために、
動くんじゃなくて、
プラスをつくるために、
動く。
そっちの方が、絶対楽しいし、
より、がんばろうと思う。
そして、その「プラス」とは、
お金でもなく、
名誉でもなく、
地位でもなく、
人から、認めてもらえること。
「よくがんばった!!」と、
心から、言ってもらえる事。
それが無いと、
人は、動かないよ。
だって、人は、
自分の存在価値を認められて、
初めて、
自分が今ここにいる意義を知るんだから。
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俺が2005年にアメリカ一周旅行した際は、
すごくきつかった。
なぜかというと、
行く土地、行く土地で、
俺の事を、誰も知らなかったから。
そのとき、初めて気づいた。
「人は、名前があっても、
自分を知る人間がいなかったら、
自分の名前とは、意味を成さないものなんだ」と。
周りに、友達がいること、
家族がいること、
仕事があること、
そして、自分がそれらのものに、
「必要」とされることは、
非常に幸せな事であると、
しみじみと感じた。
だって、自分が必要とされる、ってことは、
自分という人間が、どんな人間であって、
何ができるかを、
他の人が、知ってくれているんだから。
つまり、自分の存在を、
彼らは、必要としてくれている、
ってことなんだから。
それがないと、人は、
自分が今ここにいる意味が分からなくなってしまうから、
結果、
自分のアイデンティティも分からなくなってしまうし、
自分がここに存在する「意義」を、
感じられなくなってしまうものだ、と。
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今の仕事を通しながら、
上司からの対応を見ながら、
様々な先輩の様子を見ながら、
色々な本を読みながら、
そんなことを、
感じる。
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人は、恐怖政治じゃ動かない。
人は、「絶対にあんたなら大丈夫。
いつも見てるから。
絶対に、あんたなら大丈夫。」
と言ってくれる上司が、
上に一人いるだけで、
その人のために、がんばろうって、
思えるものなんだ。
2010/6/10 1:13am