December 27, 2009 02:32

「脳のアイドリング、偶有性、繋がりを見つけること」

表題は、
今読んでいる本、最近読んだ本から
自分が触発された言葉たち。

1個目の脳のアイドリングに関しては、
今日読んでいた茂木さんの本、
「脳が変わる生き方」に書いてあったこと。

人間は、いつも脳に何かを詰め込む時間も必要だけど、
逆に、何もしていない時間、
一見無駄だと思えるような時間も、
脳の中を整理させるには、必要だってこと。


今日の帰り道、電車の中でこれを読んで、
横浜駅から京急に乗り換えるときに考えていたけど、
つまり、これって、
自分にとっては、旅をしている時の状態だったのかな、と。

よく、学生時代に旅をしていたときは、
音楽プレイヤーも持たず、日記帳とペンだけで
旅をしていた。

すると、考える時間、
待つ時間が、永遠にある。

そんな中で、普段の日々で追われていたもの
(学校の宿題、タスク、仕事など)
から離れ、普段の生活で一気に経験していたことを
ゆっくりと反芻する時間が取れ、
その中で、気づき、学びが生まれてくるということ。

21歳のアメリカ一周旅の時、
ナイアガラの滝のところで思ったことがあった。
普段、色々な経験をすることは、
一生懸命土を掘るようなことで、
しかし、土を掘ってばかりでも、
その掘った土の中に何が埋もれているかを
吟味する時間なくしては、
掘った意味がない、と。

そして、色々な経験をした後、
それを日記に書くなり、
自分で噛み砕いて客観視するなり、
その体験を「省みる」ことはつまり、
掘った土の中を丁寧にまさぐり、
その中から金塊を見つけることじゃないか、と。


*******


旅をするとき、自分が成長したと感じたのは、
旅で色々な経験をするのもあるけど、
それ以上に、自分の今までの人生や経験を、
1人になって、じっくりと考える時間を嫌というほど
取るからじゃないか、と。

そんな考えは、2007年の3月ごろに
日記に書いたけど、
その、旅の途中に、「考える時間」、
いわば、何もせずに、何かをぼーっと考える時間、

それがまさに、自分にとっての、
心のアイドリングの状態だったのかな、と。


********


そして二つ目の偶有性に関しては、
やはり、旅の時に感じていたものだな、と。


人間、普段の生活に「慣れて」しまうと、
先がある程度見えてしまうため、
エキサイティング感っていうか、
ワクワク感がなくなってしまう。

逆に、旅の途中は、
次に何が起こるか分からないし、
どんなハプニングが起こるか分からない。
ましてやそれが、普段いない国や、
知らない言語の中ならなお更。

だからこそ、旅の最中は、
「次に何が起こるか分からない、
だけどそれがワクワクして、
冒険してるような、
”俺、生きてる!!”っていう感じになる」んだよな、と。


**********

最後の、「全てのことに繋がりを見つける」
って言うことに関しては、
勝間和代さんの、
「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」
に書いてあったこと。

つまり、毎日のどんな場面でも、
その目の前で起こっていること、
見かける風景、
会う人、
モノ、
全てに、
何かしら繋がりは無いかを
常に考えること。

この意見を読んでからは、
普段ただ歩いている駅のホームも、
前から歩いてくる一人ひとりの顔をパッと見て、
例えば、自分が知っている人はいないかとか、
あの人の持っている鞄はどこのメーカーだろうとか、
あの人の靴は磨り減っている、靴の手入れをしていないな、
普段は疲れて家に帰るんだろうな、とか、
この人は家に帰ったら、奥さんと小さな子供たちが
待っているんだろうな、とか、

とにかく、1人の人間をパッと見かけても、
その人に何か、「繋がり」が無いかを考えるだけで、
今までは気にも留めなかった場所に目が行くし、
そこから色んなことを考えて、
記憶も発達するし、考えもより瞬時に深くなること。

そんな現象が今起こっている。

よって今は、「全てのことに繋がりを見つける」ブーム。
自分の中で。


2009/12/27 2:30am



PS.本はやっぱり良いと思う。
たった1500円くらいで、
その人が思っていること、考えていること、
研究していること、
その他もろもろ、
普段自分が考えもしないようなことや、
普段自分が会えない方々の考え、
それらに触れることが出来る。

俺は茂木さんや勝間さんに普段会えないけど、
彼らの考えていることを
彼らの本を通して、垣間見ることができる。

そう考えると、本ってめちゃくちゃ面白いし、
安いよね。








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